軽い疲れならすぐに回復してしまいますが、軽い疲れを放置したままだと疲労が溜まっていき、休養をとっても疲れが取れなくなり、回復するまで時間がかかるようになります。
それだけではありません。
疲労の度合いが強くなると免疫力が低下したり内臓の機能が低下することも多くなるといいます。
すると自律神経や各種ホルモンの働きが不十分となり様々な病を引き起こす要因となるようです。
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体のだるさや疲れが取れない原因はミトコンドリア
疲れが溜まると精神的症状に悩まされる
疲れが溜まってくると判断力や記憶力、集中力に欠けるだけでなく、不安感や抑うつ感といった精神的症状に悩まされることもあるようです。
精神的症状は自律神経を乱す要因ですから心臓や血管に持病を持っていると血のめぐりが悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めることになるので注意が必要です。
疲れが溜まるとだるくなるのは肝臓と腎臓の機能低下
疲れが溜まっているのを放置していると体がだるくなりますが、その原因の一つに肝臓と腎臓の機能低下があります。
肝臓と腎臓は「肝心要」と会話の中でもよく使われているくらい重要な臓器なのです。
何故重要なのかというと食べた物を分解、解毒するだけでなく塩分や糖分のバランスを整える役目もあるのです。
なので肝臓と腎臓が機能低下を起こすと体がだるくなってしまうのです。
よく甘いものを食べると体がだるくなると訴える人がいますが、これは過剰な糖分や塩分が肝臓と腎臓を限界以上に働かせるために肝臓と腎臓が疲れてしまい、それが体のだるさとして現れるのです。
疲れは軽いうちに解消できるように対策を立てれば割と簡単ですから、健康を害する前に手を打ちましょう。
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生活リズムを整えるために毎朝日光を浴びる
疲れが溜まってくると忘れがちになるのが日光です。
人間は日光を浴びることで体内時計をリセットして生活リズムを整えようとしています。
雨の日に気分が沈み、晴れた日には気分がハイになるのは単に気持ちの問題だけでなく、実際に自律神経に作用して気分が変わってくるのです。
冬の日本海側にうつ病患者が増えるのは毎日曇っていることで日光を浴びることが出来ないからと言われているのです。
それくらい日光を浴びることは重要なポイントなんです。
ちなみに光目覚ましintiSQUARE(インティスクエア)が日光の代わりになると注目されています。
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起床時間をむやみに変えない
よく今週は忙しかったから土日は寝ていようと考えがちですが、これは生活リズムを崩してしまい、かえって疲れが溜まる要因になるので注意が必要です。
せっかく寝だめをしても月曜日の朝に体が重いと感じたことありませんか?
これは睡眠のリズムが狂ってしまい疲れを取ることが出来ないばかりか生活のリズムを崩してしまう要因になってしまうのです。
なのでたとえ休みの日でも起床時間を変えてはいけません。
どうしても寝たい場合は15~20分程度の昼寝をして調整するようにした方が良いです。
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「あと5分だけ寝る」はかえって疲れる
週末疲れが出る原因は平日の過ごし方にある
自分に合ったストレス解消
人が生きていくうえでストレスはある程度は必要ですが、疲れと同様溜まってくると様々な症状を引き起こします。
頭痛、肩こり、下痢、吐き気など、ストレスが大きく関わっていることがあるんですよ。
特にストレス過多は免疫機能が低下するので風邪を惹き易くなったり、癌に罹りやすくなったりします。
なのでストレス過多にならないように日頃から適当にストレス解消に心がけましょう。
ただ、何をやったらストレスが解消できるかはその人に合った方法を見つけるしかありません。
カラオケ、ウォーキング、水泳、家庭菜園、映画鑑賞・・・何でもいいのでとりあえず試してみましょう。
一通り試してみて翌日スッキリ出来るのが自分に合ったストレス解消法です。
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ビタミンの補給
疲れていると感じたときによくあるのがビタミン不足です。
体のだるさはビタミンB1不足でも解説していますが、ビタミンは疲労回復に大きく影響されているといいます。
特にビタミンB類には疲労回復に重要な栄養素で、体の機能を整える働きがあります。
日頃の料理にひと手間かけてビタミンの豊富な食材を加えてみてください。
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以上簡単にまとめましたが、疲れやだるさは様々な部分に悪影響を与え仕事にも大きく影響します。
また体調が悪いだけで家族や他人との良好な関係も築けないことも多いかもしれません。
日頃から疲れを溜めないように心がけたいものですね。