体がだるい時って他にも症状が出ていますよね。

たとえば

「肩コリ」
「腰痛」
「頭痛」
「眠い」

など、
いくつもの重~い症状が重なっていることってよくあることなんだそうですよ。

これって多くは疲労が溜まっているために起こる症状なんだそうです。

こういった症状を放置しておくと免疫力が低下して
病気にかかり易くなると言われているんです。

疲労が溜まる時っていうのは、普段の食事である栄養素が
不足していることが原因になっているんだそうです。

それはビタミンB1です。

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える栄養素

ビタミンB1は水溶性のビタミンB群の一種で、
“疲労回復のビタミン”と呼ばれているくらい
社会人にとってなくてはならない存在なのだとか。

ビタミンB1はご飯やパンに多く含まれていて、糖質をエネルギー
に変えてくれるのに必要な栄養素なんだそうです。

ビタミンB1が不足すると糖質が分解できず、乳酸などの疲労物質
が溜まり易くなり結果として体がだるくなるんだそうです。

よく間違ったダイエットをしている時に食事制限によってビタミンB1が
不足して基礎代謝が落ちてしまい、痩せ難い(太り易い)体質になってしまうことが判っています。

ダイエットをしていても全く効果が出ないと言う方は
一度ビタミンB1が不足していないか見直して見ると良いでしょう。

またビタミンB1が不足すると手足のしびれや動悸、食欲不振
などの初期症状が見られることがあるとのこと。

これだけではありません。

神経の伝達に支障をきたして脳全体の働きも
悪くなることで知られているそうです。

 

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ビタミンB1を多く含む食材

体のだるさにビタミンB1が大きく関わっていることが分かった
ところで、普段の食事で積極的に摂りたいところですね。

厚生労働省によると日本人が1日に摂取したいビタミンB1摂取量は
成人男性では1.4mg、女性なら1.1mgが推奨されています。

尚エネルギーを消費する量はその人によって違いますから、
スポーツなどしていて一般の人より消費するエネルギーが多い人は
それだけビタミンB1の摂取量も多くなります。

他にはお酒を良く飲む人や喫煙している人も
ビタミンB1摂取量が多くなります。

ビタミンB1は主に米、豚肉、かつお、うなぎ、にんにく、卵、大豆などに多く含まれています。

玄米ご飯 (150g) 0.24mg
ブタヒレ肉 (80g)  0.78mg
うなぎの蒲焼(100g)  0.75mg

ビタミンB1は調理方によっては失われることも

ビタミンB1を摂取するにあたって気をつけたいのは、ビタミンB1
は水に溶けやすくて熱に弱い性質があると言うことです。

ちなみに、
調理によって変化するビタミンB1の量は煮たりゆでたりすると消耗が高く、
炒めたり揚げたりすると比較的消耗が少ないことが判っているそうです。

したがってビタミンB1が水に溶けやすい性質があることを考えれば、
炒めたり揚げたりして調理することの方が適していることが判りますね。

サプリメントで補給する

ライフスタイルの違いや、料理の栄養面まで手が回らないと言う方は、
ビタミンB1補給にサプリメントで補うという方法もあります。

ただしビタミンB1は体内に溜めることができないので
一度にたくさんとっても無駄になるだけなので注意しましょう。

また、いくらだるいからといってビタミンB1ばかり摂取していると
バランスが偏ることになるので、全体で栄養バランスを考えて摂取するようにしましょう。