頭痛がする時や生理痛、神経痛などで辛い時には薬があると安心ですよね。
なかでもよく病院で処方されるのがカロナール。
解熱効果も備えた解熱鎮痛剤です。
副作用が少ないことで知られるもので、幅広い年齢層に、幅広い用途で服用されています。
今回は、このカロナールを服用することで薬にありがちな眠気は起きるのか見ていきます。
カロナールって副作用に眠気はあるの?
カロナールという薬についてまず簡単に説明するとアセトアミノフェンが成分の薬で錠剤、座薬、粉薬にシロップといろんな種類があります。
特徴としてはその安全性。
副作用が少なく普段薬の使用は控えたい赤ちゃんや授乳中のお母さんでも用法や容量さえ守れば安心して服用が可能です。
ちなみにカロナールという名前の市販薬はありませんが、同じ成分でタイレノールという薬があります。
主な効果は様々な疾患、症状の鎮痛に加え解熱です。
ちなみに頭痛や熱に対してでいうとある実験では7割に有効だったほど。
効果は比較的高い薬と言えるでしょう。
ただしロキソニンなどと比べると効果はやや低いという意見もあります。
効果の出始めは服用から30分後と比較的早く、効果の持続は2時間から6時間程度です。
そして気になるのが副作用ですよね。
多くの薬の添付文書に記載があるのが眠気ですが、カロナールの場合はありません。
つまり眠気の心配はないといえますね。
薬による眠気は案外厄介で車の運転などから服用をためらう人もいるかもしれませんがカロナールは問題なく服用できます。
ただカロナールを服用し眠気が起きたという人が全くいないわけではありません。
その場合にはカロナール自体よりも何か他に原因があることもあります。
一旦使用を控え、医師に確認をとって見ても良いかもしれません。
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カロナールの副作用、他には?
副作用に眠気が含まれないことがわかったところで今度はほかの副作用についても見て行きましょう。
まずは吐き気。
頻度は明確にされていないものの、これは添付文書に記載があるようですね。
次に腹痛。
高用量を使用した場合に起きる可能性があるようです。
ちなみに下痢も同じです。
ただ腹痛や下痢は風邪の疾患そのもので、カロナールが原因とは限りません。
そしてこれは頻度は少ないですが、知っておいて欲しいというのが肝障害。
用量や使用する期間に応じて定期的な肝機能検査が推奨されているほどです。
原因としては成分であるアセトアミノフェン。
この成分、ほかの市販薬にも含まれおり、知らず知らずのうちに重複し、過剰摂取している可能性があるのです。
そのほか、副作用に多いめまいや頭痛、胃痛に関しては特に副作用として認められていません。
ちなみにですがアスピリン喘息の人や胃潰瘍、肝臓病、心臓病などを患う人は使用の際には注意が必要。
ほか、注意点としては栄養状態が悪いと肝臓への副作用が出やすくなると言われています。
また解熱効果を期待するのであれば熱が上がりきってから。
多めの水で服用しましょう。
まとめ
カロナールは普段だと副作用から、服用を我慢しなければならない授乳婦さんなども使用できるために本当に有難いもの。
痛みや熱って辛いですもんね。
風邪の場合は頭痛に関節痛、熱など一気に解決できるのもありがたいところ。
医師からしても処方しやすい薬の一つといえるでしょう。
ただし、カロナールはいくら安全性が高いといっても用法用量を守らなければ体に害になる可能性も…
必ず医師の指示に従い服用をしましょうね。
それでも何か症状があれば医師に相談します。
また飲み合わせなどもありますから、受診の際には常用している薬があれば必ず申告してトラブルを未然に防ぐようにしてください。