食後に眠くなるってことありますよね。

特に昼食後の会議や授業って多くの人は眠くなるのではないでしょうか。

食後に眠たくなるのは普通の生理現象だから仕方のないことと思っていましたが、実は眠くならない食べ方があるんだそうです。

これはある本を読んでいて発見したのですが、事実私も試してみたら本当に眠くならなかったんですよ。

そこで食後に眠くなるのを何とかしたいと思っている方のためにご紹介したいと思います。

食後に眠くなるのは副交感神経が上がるから

食事をすると胃腸がぜんどう運動を始め、副交感神経が上がることで眠気に襲われるのですが、実は食事中は交感神経が上がっているのです。通常は食事中に眠くなることは無いのですが、噛むという行為が運動をしていることになり交感神経が高くなるのです。

つまり食事をすることで一気に交感神経が高まったところへ、胃腸のぜんどう運動が始まることで急激に副交感神経に転換するために眠気に襲われるのです。

逆にいえば急激な副交感神経への転換を防ぐことが出来れば眠くなることは無いということです。

ではどうしたら急激な副交感神経への転換が防げるのでしょうか。

それには

「食事の前に水を飲む」
「ゆっくり食べる」
「腹八分目」

の3つを心がけることです。

あわせて読みたい:眠気を覚ます飲み物や食べ物って何がある?

副交感神経を少しずつ上げるようにする

食前に水を飲むことで食事を始める段階ですでに交感神経が上がり始めており、さらにゆっくりと食べることで交感神経が急激に上がることも防げるわけです。

そして胃腸のぜんどう運動による副交感神経の高まりも食べている最中に上がってくることになります。

つまり交感神経が急激に高まればそれだけ副交感神経の高まりも急激になる所謂、交感神経に対する“リバウンド”みたいなものです。

なので、少しずつ食事を摂ることで、交感神経の急上昇を抑制しながら副交感神経を上げることができて、結局は眠くならないということになるわけです。

 

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腹八分目にするのは脳への血流不足を防ぐため

よく満腹になると眠くなると言われている通り、食後は決まって頭がボーとしたり眠くなってしまうものですよね。

私もよく昼食後に眠くなり仕事にならなかったという経験があります。

これは満腹まで食べることで消化吸収のためにそれだけ大量の血液が使われるので、脳への血流が不足してしまうためにおこう現象です。

なので午後からの仕事や家事を快適にこなしたい場合は腹八分目にしておくことです。

また胃腸からの消化吸収というのはたくさん食べれば多くの栄養が吸収されるものではありません。

栄養の吸収率は胃腸のコンディションにより決まるので、腸内環境を整えておくことで少ない量でも仕事や家事を快適にこなすのに必要な栄養は十分に吸収できるのです。

早食いは満腹中枢が遅れて食べ過ぎになる

早食いは体に悪いことはよく知られていますが、これは脳の満腹中枢が実際の満腹よりもタイムラグがあるからです。

というのは実際に胃袋が満腹になっても、脳が満腹であると判断するのに20分くらい遅れてしまうからです。

つまり早食いで満腹になるということはすでに食べ過ぎているわけで、それだけ胃腸にとって負担が大きくなってしまうのです。

よく噛んで食べることを推奨されるのは、それだけ早食い出来ないようにすることなのです。

太っている人の多くはご飯を食べるときに3~4回くらい噛んで飲み込んでしまいます。

ただ、よく噛んで食べるとせっかく美味しい食べ物が不味くなってしまうと感じてしまうんですよね。

ですが、人は慣れというものがあって、習慣付ければ何でも慣れてしまうものです。

腹八分目やよく噛んで食べることなど、日ごろから気にしていればいつの間にか普通になってしまうそうですよ。

以上簡単にまとめてみましたが、仕事や家事で眠くならないためにも、健康のためにもゆっくりと時間をかけて食事を摂りたいものですね。