疲れといっても体力的に疲れているのと
精神的に疲れているのでは気分が物凄く違いますよね。

私は肉体的に疲れている時は物凄い気分が良いです。

ところが、ストレスなどで精神的に疲れている時って、
体がだるくて何もやる気が起きない気分になってしまいます。

この嫌な気分を何とかしたいとサプリメントを飲んでみたり
漢方薬を飲んでみたりといろいろ試してみました。

その漢方薬を飲んでいたときのこと、
薬局の先生に漢方薬のことを教えていただき、
疲れが取れない要因の一つに「食生活」があることを知りました。

その時の先生に教えていただいたことを元に
いろいろと調べてみたのでまとめてみたいと思います。

 

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食べ物には体を温めるものと冷やすものがある

漢方医学によれば、
普段何気なく食べている食材には
体を温める食材と冷やす食材があって、
冷え性の人は体を温める物を積極的に食べた方が良いそうです。

ここで言う「冷え性」と言っても、
単に体温が低いだけでなく、
体温は正常なのに内臓の温度が低い人も含めるんだそうです。

ここで冷え性に関して説明しておきます。

体がだるい要因・冷え性の基礎知識
冷え性対策の予備知識

でも書いていますが、
ここではもう少し掘り下げて書いてみます。

疲れが溜まった時にはゆっくりと温める食べ物が効果的

食べ物には
「熱性」「温性」「寒性」「涼性」「平性」
に分けられるそうです。

「熱性」は急激に体を温める食べ物で、主にトウガラシやコショウなどの香辛料がこれに相当します。冬の寒い時に手っ取り早く体を温めたい時に使用します。

「温性」はゆっくりと体を温める食べ物で、にんにく、ショウガ、レンコン、イワシなどがこれに相当します。新陳代謝を緩やかに活性化するので血行が良くなり体温を上げる効果があります。

「寒性」は急激に体を冷やす食べ物で、カニ、貝類、キャベツ、なすなどがこれに相当します。体内の余分な熱を冷ましたり、鎮静、消炎作用があるので、ほてりやのぼせを鎮めるのに効果があります。

「涼性」はゆっくりと体を冷やす食べ物で、きゅうり、トマト、すいかなどがこれに相当します。のぼせやすい人に効果的です。

「平性」どれにも属さない中立な食べ物で、黒ごま、牛肉、うなぎ、などがこれに相当します。虚弱体質や老人、子供など、体力のない人が日頃から摂ると効果的です。

この中で疲れが溜まっている人に効果的なのが「熱性」や「温性」の食べ物で、
特に「温性」の食べ物が適しているといわれています。

ちなみに「温性」の食べ物には、上記の他に、
人参やゴボウ、イモ類、ショウガなどの根菜類があります。

よく耳にする「朝鮮ニンジン」を主成分とした漢方薬で知られていますが、
スーパーで売られている普通のニンジンでも十分に薬効があると言われています。

ニンジンは胃腸をの機能を調えて体全体を温めてくれるので
食欲がなかったり便秘だったりする人に効果的と言われています。

ショウガはストレスで
胃の調子が悪くなる人に効果的です。

殺菌作用もあるのでお寿司などの生ものと
一緒に食べると食中毒の予防にもなります。

 

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ニンニクで体力を回復

スタミナ食として知られているニンニクは
胃腸を整えるだけでなく咳や下痢を止める効果があると言われています。

独特のニオイはアリシンによるものですが、
この成分に強い殺菌作用があり糖の代謝を活発

にしてくれるので疲労回復に効果的と言われています。

事実私が何度も喉が痛くなって発熱した時に、
ニンニクを食べることで回復した経験が何度もあるのでこの効果は理解できます。

また、便秘の解消にも効果的でした。

レンコンはイライラを解消

レンコンは血中のコレステロールを下げて便通を改善します。
体内の乾燥を防いで潤いを助け、
血行を良くすることでイライラを抑える効果があると言われています。

レシチンと呼ばれる成分を含んでいて、
これが胃の粘膜を修復する作用があるので
胃炎や胃潰瘍の予防効果があると言われています。

「温性」の食べ物には他にも
山芋や里芋、ごぼうなど
体を温めてくれる食べ物はたくさんあるので、
積極的に摂って疲れを取り除いて体力の回復を図りましょう。

以上簡単に書きましたが、
疲れを取るためとはいえ
「温性」の食べ物ばかり食べていると栄養が偏ってしまうので、
バランスを考えて食べるようにしましょう。