女性に多いとされる冷え性ですが、現在半数以上の女性が冷え性に悩まされていると言われています。
最近では男性の間でも冷え性に悩まされている人が10%もいるようです。
しかも日本国民全体では冷え性の割合が年々増えていると言われていて、それに伴う改善アイテムの売り上げも増えつつあるようです。
冷え性とはいったいどんなものなのでしょうか。
その定義なるものを調べてみました。
冷え性の定義はあいまい
冷え性は常に体が冷えている症状のことを言いますが、検査による数値に基準はなく定義はあいまいです。
簡単に言えば、健康な人が寒さを感じないのに、同じ環境下で手足や腰の一部が冷えて感じる、あるいは体全体が冷える感じがするといった感覚みたいなものです。
たとえば、
「手足が年中冷たい」
「靴下を履かないと眠れない」
「クーラーが苦手」
など、冷え性と思っていいでしょう。
アレルギー体質を改善する食べ物や生活習慣 でも書きましたが、アレルギー体質の人に冷え性が多いとされています。
私は花粉症で若干のアレルギーを持っていて、冷え性と言うほどでもないかもしれませんが常に寒気がするのです。
冬だけでなく真夏にもです。
これは他人には理解できないかもしれませんが、真夏に寒気というのは本当に気分が悪くなります。
暑いのに寒気がしてクーラーが苦手といった、何とも矛盾した感じ方なのですから・・・
冷え性はあらゆる病気の元
冷え性はただ体が冷えるだけなので大したことは無いと考えている方が多いようですが、冷えによって様々な病になることもあるのです。
人の体は適正な体温で正常な活動ができるのであって、体温が下がることで内臓自体の機能が低下してしまうこともあるのです。
たとえば、冷え性に人は血行が悪いですが、血行が悪いということは体全体にある細胞への酸素や栄養が上手く行き渡らず、体内に溜まった老廃物も体外へと排出され難くなります。
これでは体に悪いのは明白ですね。
さらに冷え性が悪化すると、免疫力が低下してしまうのです。
これは酵素の働きが体温の低下で機能が鈍くなってしまうからです。
酵素は体が活動している時には常に消費されている物質で、食事によって補給しなければなりません。
せっかく補給した酵素が冷え性によって満足な働きが出来ないのです。
免疫力、ホルモン、解毒などの作用が鈍くなってしまうのです。
また、冷え性の人は内臓の働きが弱いです。
特に胃腸の働きが弱い人が多く、便秘や下痢を起こしやすく、それに伴って基礎代謝も下がるので太り易くなります。
一見ふっくらして健康そうに見える人でも実際は冷え性ということが非常に多いのです。
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冷え性は肌にも悪い
女優やモデルなど、美容意識が高い人は冷え性には敏感です。
なぜなら痩せていなければならないのと肌が綺麗に保てていなければならないことを両立させなければならないからです。
美容は健康な体であることが前提になっていることをよく知っていて、常に冷え性の予防にはいつも気を使っているようです。
特に肌は血行不良や栄養不足には敏感に反応しますから、美意識が高いプロは努力を怠りません。
ちなみに冷え性の人には共通点があります。
1.運動をしない
2.太っている
3.低血圧である
4.貧血気味である
5.更年期である
6.ストレスが多い
運動は筋肉を使うことで熱を作り出しますから、運動をしていないと体温調節が効かなくなり、結果として冷え性なります。
特に女性は「生理」があるので男性に比べて血行が滞りがちになります。
また太っている人は脂肪が断熱材の役目をするので体の外から熱を吸収され難くなり、内臓が温められ難くなります。
したがって食事や運動には常に気を配ってバランスの良い体型にすることが重要です。
冷え性の人が習慣にしたい食べ物
冷え性の人にとって最も重要なことは、やはり食事です。
人の体温は目覚めとともに上昇していき、夕方にピークを迎えます。
もし朝食を食べないでいると体温の上昇が鈍くなってしまいます。
たとえ朝食欲が無くても一応食べるだけでも良いのです。
ちなみにご飯なら熱々のお粥や雑炊、飲み物はウーロン茶や黒豆茶が体を温めてくれるのでオススメです。
パンなら全粒粉やライ麦パンにして、バターに黒ゴマを混ぜると良いでしょう。
食後のデザートは酵素を摂る意味でも重要です。
冷え性の人にはリンゴがオススメです。
東洋医学でもリンゴは「医者いらず」と言われているほど体にいい果物と言われていますが、それはリンゴが体を温めてくれるからです。
ここで注意しなければいけないのは酵素が熱に弱いということです。
リンゴにも酵素が含まれていますが体を温めたいからとリンゴに熱を加えて食べている人がいますが、酵素は熱に弱く簡単に死んでしまいます。
なのでリンゴは生のままがオススメです。
できれば皮ごと食べるのが最も健康に良いとされています。
体がだるいのは運動不足による冷え性かも
冷え性の原因の一つに運動不足があります。
1日に作り出す熱の60%が筋肉の動きによるものです。
なので運動は熱を作り出してなおかつ血流を良くするので、温まった血液が体全体に運ばれるので体温を上昇させてくれるのです。
人が寝ている時に呼吸や心臓の鼓動などに関わっている自律神経の活動に必要なエネルギーである基礎代謝は運動によって効率がアップするようになります。
人間は20歳を過ぎると基礎代謝量は少しずつ低下していきます。
基礎代謝が低下すれば熱を作る機能が低下するので体が冷えやすくなるのです。
なので運動は冷え性の方にとって重要なのです。
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