ハイドロ銀チタン

近頃よく耳にする「ハイドロ銀チタン」ですが、これがけっこういろんな効果が期待できるとかで話題になっています。

その中でも春先になって猛威をふるう「花粉症」や、毎年冬の間に流行する「インフルエンザ」にも効果が期待できるなど医療の世界でも注目されているんだそうです。

かくいう私も長年花粉症に苦しんでいる口ですから、これまでヨーグルトやレンコンなどを食べてみたり、効果のあるとされるサプリメントなど一通り試してみましたが一切効果なし。

唯一効果が出てきたのが舌下免疫療法で、今年で2年目になるんですが、年々症状は軽くなってきているようで3年目には治療を完了するかもしれません。

ただ、舌下免疫療法は最低でも3年、長ければ5年くらいは毎日舌の下に「シダトレン」と呼ばれる花粉が入った液を滴下しないといけないなどけっこう面倒なんですよね。

それに効果があるのは80%で、それも完治できる可能性は今のところ不明なんだそう。

このハイドロ銀チタンでくしゃみや鼻水などの不快な季節を乗り越えられるとあれば舌下免疫療法と平行して是非試してみたいです。

いったいハイドロ銀チタンとはどんな物質なのでしょうか・・・

ここではハイドロ銀チタンについて注目していきます。

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ハイドロ銀チタンとは

ハイドロ銀チタンは、酸化チタン、カルシウム、銀の合成により開発した触媒で、花粉やカビ、ダニ、ウィルスなどのタンパク質を分解して水に変換する働きがあります。

製薬会社であるDR.C医薬独自のクリーン技術で、光触媒を進化させた、光を不要としたハイブリッド触媒だそうです。

安全基準をクリアしているので人体には無害で今後の医療に大きな変革を及ぼす可能性を秘めているとか。

ハイドロ銀チタンの効果

ハイドロ銀チタンの効果は多岐にわたりウィルスや細菌、花粉、ハウスダスト、脂肪酸を分解する効果があります。

ウィルスは「インフルエンザ」「ノロウィルス」、細菌は「黄色ブドウ球菌」「大腸菌」「肺炎桿菌」といった、現在よく耳にするものに効果があるとされ、これが医療に注目されている理由です。

中でも先日テレビ番組で紹介された「花粉を水に変えるマスク」は、マスクに吸着した花粉を2~3時間かけて分解して全体の花粉の量を減らし、花粉症の症状を軽減するとというものでした。

今のところ実際にどれくらい効果があるのか報告が無いようなので分かりませんが、これだけ効果があるとされていれば相当期待しても良いような気がします。

ちなみに花粉を分解するマスクは2017年の3月1日から全国で発売されるようですが、5枚組で600円と意外とリーズナブルな価格で販売されるようです。

花粉症に苦しむ人には救世主となるでしょうし、インフルエンザの予防にも効果的となれば来シーズンの冬を前にして大ブレークするかもしれませんね。

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ハイドロ銀チタンが対象物を分解する仕組み

ハイドロ銀チタンがどのようにしてウィルスや細菌など分解するのか調べてみましたが、専門的すぎてよく理解できませんでした。

要はハイドロ銀チタンHyd[AgTiO2]のAg(銀)がウィルスや細菌などが分解される速度を早めて、TiO2(酸化チタン)が花粉、カビ、ハウスダストなどのタンパク質を分解。

そしてHAp(ハイドロキシアパタイト)が花粉、カビ、ハウスダストを吸着して離さない・・・

といったメカニズムなんだそうです。

けっこう複雑ですね(^^ゞ

 

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ハイドロ銀チタンはタオルやマスクで使われている

これだけ高い効果が期待出来るハイドロ銀チタンに企業が注目しないはずがなく、実際にタオルやまマスクに採用されています。

タオルの生産地で知られる「今治市」でも一部の企業がハイドロ銀チタンを採用して高機能タオルを開発し2017年中にも発売予定だとか。

その高機能タオルはアレルギーの原因となる花粉やカビだけでなく、臭いの原因となる脂肪酸を分解して消臭するという機能があるんだそうです。

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家中の素材にも応用可能

ハイドロ銀チタンの利用はタオルやマスクだけではありません。

衣類やソファ、おむつに布団カバーをはじめ、ぬいぐるみやカーペットなど、家中をクリーンにできると考えられています。

たとえば、天井ボードや内装用塗料、お風呂に導く水の処理装置、抗菌タイルなど、今後利用の幅はどんどん広まっていくものと考えられます。

心配なのは抵抗力が落ちること

近年日本では何でもかんでも抗菌○○と、有害な菌を避けるような商品が市場に出回り清潔感を満喫することが正しいという考え方があるようです。

しかし人の体はウィルスや細菌に触れることで抵抗力をつけて生き延びてきたわけですから、有害だからとむやみに避けてばかりいるとせっかく免疫が作られる機会を失ってしまうことになりかねません。

なので、こうしたハイドロ銀チタン関連商品は抵抗力の低い人が暮らす病院や介護施設などに限定すべきかもしれません。

ただ、ホテルをはじめとした宿泊施設に応用すればかなりの経済効果が期待できるかもしれませんね。

それと公共交通機関に使用するのも良いかもしれません。

ただでさえ日本人は奇麗好きですから・・・

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