花粉症といえば代表的なものに「スギ花粉」や「ヒノキ花粉」によるものが多いですが、中には他の植物の花粉によるアレルギー反応をすることもあります。

「スギ花粉」や「ヒノキ花粉」は3月、4月がピークですからこの時期に花粉症の症状が酷くなります。

しかし、他の植物の花粉となると3月、4月でなくても症状が出ることがあります。

かくいう私は花粉症デビューが45年前の5月でした。

そして6月いっぱいから7月の上旬あたりで症状が収まっていたのです。

なので、3月、4月に花粉症の症状が出ることはありませんでした。

しかも当時は花粉症という病名はあまり知られておらず、ただの鼻風邪と思い込んでいた私は市販の風邪薬ばかり飲んでいたのです。

市販の風邪薬で花粉症の症状を抑えることはできませんから、花粉症の辛い症状から解放されることはありませんでした。

ところがそれから10年くらいしてからでしょうか、いつのまにか花粉症の症状が出るのが3月、4月に変わっていたのです。

で、不思議なことに5月からは症状が全く出なくなったのです。

理由は分かりませんが、とりあえずは5月と6月の花粉症からは解放されました。

と言っても時期が移動しただけで花粉症の辛さから解放されたわけではありませんが・・・

ただ、アレルギー体質であることには変わりありません(^^ゞ

 

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5月からイネ科の花粉が飛散し始める

花粉症患者の多くは4月いっぱいでほぼ症状は治まりますが、45年前の私のように5月から始まる花粉症はイネ科の植物の花粉によるアレルギーです。

イネ科の植物で花粉症の原因となる植物名は

カモガヤ
ハルガヤ
コヌカグサ
ススキ

がありますが、もっとも多くの人の花粉症に関わっているイネ科の植物というのが「カモガヤ」といわれています。

その画像がこれ
カモガヤ
出典:Wikipedia

カモガヤは5月~7月にかけて飛散して、ちょうど新学期や新入社員の時期と重なり重要な時期に集中力が欠けることが多いので注意が必要です。

私も中学2年の5月に花粉症デビューし、授業中にくしゃみと鼻水に悩まされ成績ががた落ちになった経緯があります。

一番大事な時期に花粉症で悩まされるなんて悲劇としか言いようが無いですよね。

イネ科の花粉症の判断基準

花粉症の原因がイネ科の植物であるかどうかは花粉症の症状が出ている期間である程度判断できますが、もっとも確実なのはやはり血液検査です。

イネ科の花粉に対する「IgE」と呼ばれるたんぱく質の量が増えて、陽性反応が出ていればイネ科の花粉が原因である可能性が高いです。

イネ科の花粉はスギやヒノキの花粉に比べて遠くまで飛散することがありません。

なので朝露で花が湿っている午前中は花粉が飛びにくいので換気や洗濯をするなどスギやヒノキの花粉よりかは対策がし易いです。

中にはイネ科の植物の花粉が飛ぶ前に周辺の植物を刈り取ってしまう学校もあったそうです。

 

 

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イネ科の花粉症の予防と治療法

自分の花粉症がイネ科の花粉と判ったら予防する必要があります。

また症状が酷くなってしまったら耳鼻科で治療する方が良いでしょう。

イネ科の花粉症といえども予防法はスギやヒノキ花粉の時と同じですが、飛散範囲が狭いので飛散する場所を避ければ予防は簡単です。

それでも周りにイネ科の植物が多い場合はそうもいきませんよね。

1.外出するときにはマスクとゴーグルを所持
2.花粉が付き難い衣類を着用する。
3.家に入る前に服をはたいて十分に花粉を落とす
4.水田、堤防に近い場所の通行は避ける。またイネ科の花粉は午後から飛散量が増えるので換気は朝に行う様にする。

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イネ科の花粉症の治療法

花粉症を放置していると蓄膿症になってしまうことがあるので早めに耳鼻科で診てもらいましょう。

薬はなるべく飲まないほうが良いですが、勉強や仕事に支障があるなら飲んでおいたほうが良いです。

ただし、私の経験上、薬は飲み続ければ必ず効果が薄れてきます。

耳鼻科の毎日飲むように指示されても自分で判断して症状が酷い時だけ飲むようにした方が良いです。

また2014年に始まった舌下免疫療法ですが、残念ながら「スギ花粉」に慣れさせるとの考え方で、他の花粉にはあまり効果が期待できないようです。

私も2015年の6月から始めていますがスギ花粉には高い効果がありましたが、ヒノキ花粉に対しては今のところ効果は出ていません。

ただ、舌下免疫療法は3年間続ける必要があるので、今後どうなるかは判りませんが・・・

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