季節の変わり目などにくしゃみや鼻づまりなどが始まると、ああ花粉が飛び始めたな…と警戒し始める時期。
多くの人の大敵ですが、原因となる花粉の種類も違えば症状の重さも人それぞれ。
中にはこれも花粉症から来ていたの?なんていう症状にまで悩まされることがあります。
その一つが喘息。
今回は花粉症と喘息の意外な関係性について見ていきます。
花粉症から喘息になるって本当?
花粉症といえば鼻や目に症状が見られるもの。
一方で喘息は気管支に現れるもの。
そのため一見繋がりがないように思えますよね。
ただ実は鼻、喉、気管、気管支、肺の順に気道というのは繋がっています。
ですからどこかでトラブルが起きれば他の部分にも影響が起きます。
花粉症の場合はまず鼻水が気管支までいってしまうことが喘息になる原因だとされています。
また鼻づまりのせいで口呼吸になりやすいので本来鼻呼吸で行われるはずの加湿効果が損なわれ、冷たく乾燥している空気が気道にいくことも喘息に繋がり要因です。
ですから花粉症による咳の症状は鼻づまりなどの症状より少し遅れてくることが多いようです。
また花粉症の症状の一つに咳というのがあることを知らない人は風邪だと勘違いしてしまうようですね。
もしももともと花粉症でちょうど流行時期に当たる場合は要注意。
特に咳が二週間以上続くときは喘息の可能性も高いです。
またヒューヒュー、あるいはゼイゼイと咳が出る場合はほぼ間違い無いでしょう。
必ず受診をしてください。
子供の場合は小児科でも良いですが、大人の場合は呼吸器科など専門的に診てもらえるところの方が良いですね。
もしも花粉症で咳が出たら?喘息にならないためにも
まず花粉症の症状の一つとして咳が見られる場合に、加湿をしましょう。
前項でも説明したように乾燥した空気が気道に入ってきている可能性が高いです。
寝るときなどは特に加湿器が活躍します。
また外出時のマスクは乾燥対策に加え、花粉もシャットアウトしてくれるのでお勧めです。
最近のマスクは種類も多く花粉をほぼ完全に防いでくれるようなものもあるようですよ。
ひどい場合、室内でも着用して起きたいものです。
もしくは水を口に含んでからしばらく飲み込まずにそのまま待ち、5分くらいしたら出すというのをやってみてください。
口の中の乾燥が改善されます。
あるいは飲み物をこまめに飲むことも大切。
中でも緑茶は殺菌効果があり風邪の予防にもなります。
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抗菌作用も並行して
次に生姜湯。
こちらも抗菌作用が見込まれています。
他にははちみつレモンも人気です。
お湯、または紅茶などに入れて飲むと良いですね。
さらに喉の痛みがある場合には、のど飴を舐めましょう。
花粉症対策をうたっているものも見られますよね。
これらはミントなどの成分が含まれ鼻づまりにも一役かってくれるこうかがありますえ。
気になる人は一度試してみては?
あるいは喉スプレーもドラッグストアなどでうられています。
たんを抑える効果もあるといいますから、少し楽になるかもしれません。
また寝るときに、咳が出ているとなかなか寝れないこともあります。
特に小さな子供は咳が止まらなくなることも…
そんなときは加湿に加え上体が斜めになるようにタオルや折りたたんだ座布団なんかで調節してください。
まとめ
咳は出始めると長続きすることが多いもの。
子供は特に喘息になりやすいですから注意したいですね。
早めのケアでできるだけ深刻にならないようにしたいものです。
今回あげた対策法はほぼ風邪予防にもなりますからぜひ取り入れてみてください。
また花粉の時期になる少し前から喉をいたわったりするよう心がけることも大切ですね。