現在3人に一人の割合で花粉症を患っているといわれていますが、その原因は免疫の過剰反応といわれています。
免疫の過剰反応といえば花粉症のほかにアトピーがありますが、未だに根本的な治療方法が無いのが現状です。
花粉症の治療法で近年注目されているのが「舌下免疫療法」で、かなり高い効果を発揮しているようです。
しかし、これは特定の花粉に対して慣れさせることで免疫が反応しなくなるだけで、免疫の過剰反応を抑えるという根本的な治療法ではありません。
私も現在舌下免疫療法で治療中ですが、対象の花粉が「スギ花粉」しかないので、4月から飛散し始める「ヒノキ花粉」に対してはまだ治療が始まっていないんですよね。
なので3月は快調だった私も4月になって例年の花粉症の症状が出て辛い毎日を過ごしています。(*_*)
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こういったことを考えるとやはり免疫の過剰反応を抑える方法が考えられない限り根本的な治療法とは言えないかもしれませんね。
そんな中、ある情報によれば「花粉症の原因は腸の傷である」という考え方が語られているようです。
胃腸の弱い私はこの情報に思うところがあって調べてみました。
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花粉症の発症原因は二通りある
花粉症の発症は免疫の過剰反応ですが、基本的には免疫反応をコントロールしている2つの免疫細胞がバランスを取りあっているのが、何らかの要因でバランスが崩れてしまうことで起こるといわれています。
その二つの免疫細胞というのが「Th1細胞」と「Th2細胞」と呼ばれていて、食生活や生活環境の変化で「Th2細胞」だけが過剰に作られ、これが体内に侵入した異物に過剰に反応してしまうのです。
その結果目のかゆみやくしゃみなどの花粉症の症状が出てしまうのです。
花粉症やアトピーなどのアレルギー反応を起こしやすい人は、多くが「Th2細胞」が過剰に作られている傾向にあるようです。
そしてもう一つの発症原因というのが「腸の傷」です。
腸の傷から花粉や食物内のたんぱく質が体内に取り込まれることで異物と判断されてアレルギー反応が出てしまうとされています。
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血液に吸収されたたんぱく質を異物と判断
腸は必要な栄養を吸収する重要な器官ですが、腸に問題があると様々な症状が起こるといわれています。
便秘や肥満も腸内環境が悪いことで起こるとされています。
それくらい腸は重要な臓器なのです。
その重要な臓器である腸の傷から未消化のたんぱく質が吸収されると免疫反応が過剰になることで花粉に対しても同じ過剰反応が起こるというのです。
したがって花粉症を改善するためには腸の傷からたんぱく質が取り込まれないようにすることが必要といいます。
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腸の傷は食べ過ぎが最大原因
それにしても腸に傷がつくなんて初耳ですが、一体どうして傷がついてしまうのでしょうか。
その最大原因というのが「食べ過ぎ」なんだそうです。
そう言えば昔から「腹八分目に医者要らず」といわれているように健康のためには食べ過ぎはダメなんですね。
便秘や肥満も腸が原因といわれていますが、栄養の摂り過ぎというよりも胃腸の消化能力を超えた食べ方をしているからなんだそうです。
最近花粉症を始めアトピーや食物アレルギーなど、ありとあらゆるアレルギーが増えてきていますが、飽食の時代になったために「食べ過ぎ」が悪さをしているかもしれません。
ある医師が1日1食を続けることで健康になれるといった本を書いていますが、こういった理由を知っているから実践しているんでしょうね。
人間にとって食欲は最も大きな欲ですが、えてして食欲を常に満足するために胃腸を休ませることを考えずに食べてばかりで健康を害しているんでしょうね。
まずは食生活から見直した方がいいかもしれません。