花粉症といえば、流行時期がありますよね。
例えば最も多くの人が悩まされるスギの場合、2月ごろから4月までが大体ピークだとされています。
またヒノキは3月、4月ごろです。
ただし地域やその年、あるいは前年の気候でも微妙に違いはあります。
そして辛いこの時期を過ぎれば花粉症の症状も少し落ち着いてやっと鼻水やくしゃみなどから解放されます。
しかし安心したのもつかの間、8月ごろから再び花粉症の症状に悩まされることがあります。
実は私、40年以上前から花粉症に苦しんでいますが、昨年まではスギやヒノキがアレルゲンだったのが、今年から8月に症状が現れるようになったのです。
病院に行って血液検査をしてもらったら夏に飛散する「ブタクサ」と「ヨモギ」がアレルゲンになっていたんです。
せっかくスギ花粉の舌下免疫療法で改善していたのに・・・
そこで今回は8月に花粉症の症状が出た場合にアレルゲンとして考えられる花粉についてみていきます。
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8月の花粉症、何が原因?
まず考えられるものとしてはブタクサがあります。
飛散時期は8月に入ってから10月に半ばまでと長めで道端やあるいは河川敷などでもよく見かけるようです。
どんな草かというと外来種で、黄色い小花を咲かせます。
正式にはブタクサには、ブタクサとオオブタクサに分けられ、花粉の量が多いのはオオブタクサの方のようです。
次にヨモギ。
8月の終わり頃から見られ、9月いっぱいまで飛散しています。
ヨモギというと料理にも使われていますよね。
例えば天ぷらなんかにすると美味しいものです。
日本中の至る場所で見かけるもので抗原性の強さはブタクサを超えると言われています。
年々、ヨモギアレルギーの人は増加傾向にあるようです。
次にカナムグラ。
聞いたことがない人も多いかもしれません。
街中などでも見かけるものです。
またイラクサといって本州から九州にかけて見られるものも可能性としては挙げられるでしょう。
ちなみに春の花粉と8月ごろから見られる秋の花粉ではいくつか違いがあります。
まずは粒子の大きさ。
なかでもブタクサやヨモギは粒子が小さいことで知られています。
一度吸い込んでしまうと気管の奥までいき、喘息などを引き起こす場合もあるといいます。
よく子供がこの時期に咳をしていると大人は当然風邪だろうと思うのですが、実は花粉症の症状だったということは珍しくありません。
また病院に行っても花粉症なのか風邪なのかすぐに判断がつかないこともあるようです。
次に時期的に台風の時期とかぶるために飛散が風で一気に増えることがあります。
特に雨降りの次の日は要注意。
花粉が舞い上がるため、比較的花粉は多めと考えて良いでしょう。
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8月ごろの花粉にはどんな対策をすれば良い?
8月に多い花粉、つまり秋の花粉に対する対策は春の花粉対策とほぼ同じです。
まずはマスクで花粉を出来るだけ吸い込まないようにしましょう。
保湿にもなるので花粉症の症状の一つである咳も予防できます。
ただマスクは自分にあったものでないと意味がありません。
サイズや形など種類が多いので色々と試してみることをお勧めします。
また家の中に花粉を持ち込まないためにも、洗濯物はしばらくは部屋干しで、うがい手洗いも行います。
また加湿器で花粉を床に落として空気清浄機でそれを吸うというのが効率的。
加湿器にもともと空気清浄機能が備わっているものがありますよ。
さらに、花粉症には乳酸菌!というのを聞いたことはありませんか?
これは腸内環境とアレルギー反応に関連があるのではないかと言われているからです。
ヨーグルトを食べたり、あるいはサプリなどで取り入れるようにしましょう。
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まとめ
スギの時期なんかは花粉の飛散情報についてニュースなどでもよく取り扱われる一方で秋の花粉については春ほど取り上げられないために、自分がブタクサなどの花粉症であると気付かずに過ごしている人も案外多いです。
目安としては、鼻水、特に透明なものが長期間にわたりで続けていたり、発熱などはないものの咳などの症状が長引いている場合に花粉症に可能性があります。
一度受診をしてみてもらうというのが大切でしょう。
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