ハードな仕事や激しいスポーツなどの疲労回復に栄養ドリンクやにんにくなど、様々な飲み物や食べ物がありますが、これ、医学的に観て本当に効果があるのでしょうか?

何故疑ってしまうのかというと実際に私が試してきた中でコレといった疲労回復の決め手が無かったからです。

元気が出るサプリメントも飲んでいるうちは効果がありましたが、止めてしまうと元に戻ってしまうんですよね~

もしこれが判っていれば一生疲れを知らずに働けるはずなんですが、未だに疲れてばかりで疲労回復が長く続いたことが無いんですよね~

疲れが残ると仕事にも空く影響があるし、人とのコミュニケーションにも支障が出てしまいます。

出来れば体の芯から疲労回復を感じる飲み物や食べ物を見つけたいものです。

ということでいいものが無いのか調べてみました。

栄養ドリンクやニンニクの疲労回復効果は一時的

ある有名医師によると一般的に疲労回復に効果があると知られている栄養ドリンクやにんにくは、確かに疲労回復効果はあるといいます。

ニンニクにはビタミンB1吸収促進作用があり、これがエネルギーの材料となっている「糖質」「たんぱく質」「脂質」が代謝するときの助けになります。

また薬局に置かれている栄養ドリンクには各社独自の栄養成分が含まれているため疲れが取れる効果はあるようです

しかし、それはあくまで一時的で、効果が切れればその後に落ち込んでしまい、本質的な疲労回復にはならないといいます。

つまり栄養ドリンクやにんにくなどは疲労回復はできるものの、それは“対処療法”であり、疲れの元を解消しない限りまた疲れがぶり返してしまうということです。

したがって日頃から疲れにくい食べ物を摂ることで疲れにくい体を作り上げることが重要といいます。

 

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疲労回復の一番の食べ物は鶏の胸肉

ここでふと思い付くのが渡り鳥や回遊魚の行動ですよね。

渡り鳥は季節によって南や北に住まいを移すために長距離を飛ばなければなりません。

それは渡り鳥の羽根の付け根には「イミダペプチド」という自律神経を整えて筋肉疲労を防ぐ働きがある成分が含まれているからです。

またイワシやサンマなどの回遊魚は尾の部分にこれまた「イミダペプチド」が含まれています。

これらは実際に臨床試験で効果が認められています。

その中で最も「イミダペプチド」を効率的に摂れる食べ物が「鶏の胸肉」です。

1日に約100gを1週間食べ続けると疲労回復が実感できるそうですよ。

ちなみに疲労回復のために摂りたいイミダペプチドの量は200~400mgが理想とされていますが、それに相当するのが鶏の胸肉であれば100gということです。

イミダペプチドを効率よく摂取できる料理

では鶏の胸肉をどうやって料理するとイミダペプチドが効率よく摂取できるのでしょうか?

鶏の胸肉を使った料理はいろいろとありますが、最も効率よくイミダペプチドを摂取できる料理が鶏の胸肉をじっくり煮込んだスープです。

鶏の胸肉を熱湯で30分くらい煮込めばイミダペプチドがスープに溶け込みます。

後はコンソメを加えたり、茄子やピーマンと一緒に醤油と酒と砂糖で煮込めば違った味が楽しめますよ。

効果が出るのは1週間後

イミダペプチドを摂取してもすぐに効果は出ないことがこれまでの実験結果で判っています。

イミダペプチドの効果が最も発揮するのは摂取開始から1~2週間後と言われていますから、疲労回復にと慌てて食べても効果を実感できないでしょう。

したがって疲労回復というよりも疲労に打ち勝つ体にするといった考え方でイミダペプチドを摂取するようにした方が良いですね。