入院したときの費用と期間

急性胃腸炎は何の前触れもなく急に激しい症状に襲われるのでかかるとなかなか辛いもの。

ただほとんどの場合長引くことはなく2、3日で症状も治まります。

しかしこの急性胃腸炎、油断していると入院にまで至るケースもあるので注意が必要です。

そこで今回は急性胃腸炎で入院する場合の費用期間などを詳しく見ていきます。

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急性胃腸炎で入院する場合はどんな時?費用、期間など

入院期間
急性胃腸炎は流行時期があり、子供などはかかりやすく、しかも感染力も高いので集団感染などに発展しやすい病気の一つです。

主な症状は嘔吐と下痢。

またひどいと発熱などを起こします。

急性胃腸炎の場合は、身体の中のウイルスなどを外に出すことが大切です。

そのため基本的には薬で治すというのではなく、身体の防御反応に任せると言うのが一般的です。

ただ症状が症状なだけに気を付けてほしいのが脱水症状

意識がもうろうとしたり、水分が摂れない時にはすぐに受診が必要です。

そこで脱水症状が進んでいると判断されれば入院に至るケースもある訳です。

入院はだいたい2日や3日程度が多く、基本的には点滴による水分とビタミンの補給になります。

というのも急性胃腸炎は特効薬というものはなく、薬を下手に使うと逆に症状を長引かせる可能性もあります。

ですから点滴で下痢嘔吐がおさまるのを待つほかないのです。

ちなみに退院後も100%回復した状態ではないので、油断は禁物。

食事も徐々に消化の良いものから始める必要があるでしょう。

そして入院となると気になるのが費用ですよね。

だいたい5万円前後というのが多いようですね。

ただ他にも症状があり、薬を処方してもらった場合などはその分費用も高くなります。

また個室か大部屋かなどでも変わるのであくまで一つの目安だと思ってください。

 

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入院にまで至らないためにも

急性胃腸炎は基本的には薬など用いず、自然治癒で完治が出来る病気です。

ただ一方で入院するほど深刻な状態になる場合もあります。

単に流行りのお腹の風邪だろうと軽くとらえるのは危険です。

どのように対処すべきかしっかり覚えておきましょう。

まず入院の原因にもなる脱水症状を防ぐためには、なによりこまめな水分補給が大切。

特に小さな子供やお年寄りの場合、脱水状態は最悪死に至る怖いものだということはしっかり頭に入れておいておきたものです。

嘔吐が続くと水分を摂るのも辛いかもしれませんが、少しずつでかまいませんから、経口補水液などを口にするようにして下さい。

よくスポーツ飲料を飲む人がいますが、胃腸に負担がかかるので実はあまりお勧めできません。

一方で経口補水液は吸収しやすいうえに胃腸への負担は少なめ。

自分で作ることも出来ます。

作り方は砂糖と塩を水に混ぜるだけです。

飲みづらい時はミカンの果汁などを入れると飲み易いようですよ。

ちなみに嘔吐が激しい時は、水分を摂ってもまた吐いてしまう事が多いので、少し時間をおいて水分補給するのが好ましいです。

そしてしばらく食事は控えるという事が大切です。

まとめ

急性胃腸炎は小さな子供の場合、重症化するケースもあるので早めの判断が必要になってきます。

特に嘔吐と下痢が両方見られる場合は要注意。

症状の変化をしっかり観察する必要があるでしょう。

流行しやすいこの病気、一年の中でも夏なら食中毒、冬だとノロウイルスなどに特に注意が必要。

これらは家族のうち誰かがかかると順番にうつっていくことも珍しくなく、とにかく家庭に病原菌を持ち込まない事が大切です。

流行状況などを確認しつつ、一人一人が意識をして、帰宅後は手洗いうがいなどでしっかり予防するようにしましょうね。