急性胃腸炎で仕事を休む

急性胃腸炎は人によって症状の種類や程度は異なるもの。

例えば単なるお腹の風邪程度で済む場合もあれば、症状が重く入院にまで至るケースなど本当に様々です。

これはかかった人の年齢や身体の状態などでも変わりますが、原因となるウイルスの種類でもずいぶん違うようです。

その中には集団感染を引き起こすような感染力の高いものも含まれます。

そこで今回は急性胃腸炎でも仕事に行って良いのか

また期間などを見てきます。

あわせて読みたい:急性胃腸炎の回復期間はどのくらい?

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急性胃腸炎は出勤停止になるの?

急性胃腸炎は出勤停止

よく感染症などで子供が出席停止になることがありますよね。

これは法律で定められたもので集団感染を防ぐためには大切な決まりです。

そこで気になるのは、大人が急性胃腸炎にかかった場合のこと。

仕事に行くべきか、あるいは休むべきなのか迷う所でしょう。

休めば他の人たちにその分負担がかかりますが、もしも自分が他の人にうつしてしまった場合の事も考えなくてはなりません。

まず夏に流行しやすいO157や冬に多いノロウイルスなんかは一気に広がるので基本的には出勤は控えるべきでしょう。

大体3日から5日ほど休みを取る場合が多いようですね。

ただその判断は会社によっても異なるので一概には言えません。

まずは医師の判断を聞いてから、しっかり勤め先と相談する事が大切でしょう。

休む場合には医師の診断書がいる事がほとんどなので受診の際には申し入れを忘れないようにして下さいね。

飛沫感染

ちなみに急性胃腸炎の特徴として知っておかなければならないのが、症状が治まってからも身体の中にウイルスなどが残っているという事。

例えばノロウイルスを例に挙げると治ってもその後一週間くらいは便からウイルスが排出されています。

復帰をする場合には必ず手洗いを徹底し、マスクを着用するなどして周りの人に移さないよう、配慮を忘れないようにしましょう。

またこれは余談ですが、急性胃腸炎の中には原因は特定できないものもあります。

この場合ストレスが原因だと診断されるので残念ながら仕事を休むことは出来ません。

ストレス性の急性胃腸炎は疲れや睡眠不足などからストレスに繋がっている場合もあります。

まずは休めるときにしっかり休んで長引かせないように心がけたいですね。

 

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復帰後も油断しないで

回復

急性胃腸炎は症状自体、2日くらいで治まるものの、胃腸が完全に回復するにはまだまだ時間がかかります。

その間、免疫力は低くなっていますから、せっかく嘔吐と下痢から解放されてもすぐに他の病気をもらうケースって実は多いんです。

特に冬場はインフルエンザなんかには気を付けたいところです。

確かに胃腸の調子も整い万全に至るまで仕事を休むと言うのは難しい事でしょう。

しかし症状が消えても自分の身体はまだ病み上がりであるという自覚は持っておきたいものです。

例えばしばらくは早めに寝るようにしたり、食事も胃腸に負担のかからないものにすると言った心がけが大切です。

また復帰後にまた症状をぶり返した場合には早めに相談し、何か対策をとるようにしましょうね。

確かに仕事には責任というものがあります。

しかし無理をして結果的に症状が長引き、入院なんて言う事になれば責任も何もありません。

あくまで自分の身体と相談しつつ、仕事の復帰は考えましょうね。

まとめ

胃腸炎というと単なるお腹の風邪という事で無理をして仕事に行く人もいますが、それが結果的に感染力の高い流行のウイルスなどを持ち込むことになるので自己判断は危険です。

まずは医師や職場に相談し、今後どうすべきかの判断をあおりましょう。

責任感の強い人ほど休むわけにはいかない!と我慢をしますが、周りに移さない配慮と言うのも大切ですよ。