朝からだるい
何もやる気が起きない
何となく調子が悪い
健康診断でもこれと言って悪いところが無いのに、こんな気分になることはありませんか?
私はしょっちゅうです(^^ゞ
こういう時ってストレスを解消しようとばかりに、お酒を飲んでみたり、美味しいものをお腹いっぱい食べてみたりする人って多いのではないでしょうか?
でも翌日には調子が良くなるどころか、よけいに悪化してしまうことも多いんだとか・・・
実は身体がだるい原因に、腸が大きく関わっていることがあるみたいなんですよ!
「身体のだるさは精神的なもの」と考えがちですが、腸と脳内物質には深い関係があるのです。
腸は第2の脳
人が気分的に不安になるのはセロトニン と呼ばれる物質に大きく影響されているとされています。
セロトニンは脳内の伝達物質で、正常であれば適度に分泌されるので安定した精神状態でいられます。
しかし、セロトニンの分泌が不足するとイライラしたり、不安感に襲われたり、落ち込んだり、攻撃的になったりすることがあります。
このように精神面の安定に大きく関わっているセロトニンを作り出しているのが腸なのです。
腸が第2の脳と呼ばれているのは、セロトニンを作り出す機能があるからです。
セロトニンの原料がトリプトファンですから、常識的にはトリプトファンを多く含む食材を食べることでセロトニンを安定的に供給できる体制が整うわけです。
トリプトファンを多く含む食材は体がだるい時の睡眠サプリに使われている成分にも書いてある通り、牛乳、プロセスチーズ、納豆、米、バナナ、アボガド、肉類に含まれています。
しかしたとえトリプトファンを多く含む食材をたくさん食べたとしても、腸が正常に働かなければセロトニンを作り出すことが出来ません。
つまり日頃から腸を整えておく必要があるわけです。
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腸を正常に働かせるには腹八分目
腸にとって最も避けるべき習慣は次の通り
暴飲暴食は避ける
人の腸は消化する時間や量が限られていて、早食いや大食いは腸への吸収を妨げてしまいます。
速い話、腸を拷問にかけているようなもので、疲弊してしまうのです。
昔から
「腹八分目」
「30回以上噛む」
が言われているのはそのためです。
冷たいものは避ける
腸は冷たいものに弱く、冷えて下痢を起こしたり、便秘になってしまうことがあります。
特に女性は子宮や下半身が冷えて免疫機能が落ちることもあります。
なので日頃から冷たいものは出来るだけ避けるようにして、温めることを心がけるようにしましょう。
腸を温めることでぜんどう運動が活発になり、腸内細菌バランスもよくなるのでセロトニンを作り出すことが出来るでしょう。
腸は全身の免疫をコントロール
腸が第二の脳と言われているのは「セロトニンを作り出すから」だけではありません。
腸には全身の免疫細胞の70%近くが集まっていて、全身の健康をコントロールしているとされています。
ちなみに腸内には約1000種類もの細菌が住んでいて、その重量は何と1~1.5Kgもあると言われています。
そんな腸内細菌は免疫機能と深い関わりがあり、腸が正常に働いていれば吸収と排出をバランスよく行ってくれます。
しかし暴飲暴食や冷たいものばかり口にしていると、腸内細菌のバランスが崩れて免疫機能が低下してしまうのです。
身体がだるくなるのもこうした要素が一因になっているかもしれません。
ちなみに私の場合は、
アイスクリーム、
冷たい牛乳、
ビールなど
を飲むと必ず下痢をします。
すると決まって翌日、体がだるいんですよね~
これは体質にもよるんでしょうけど、胃腸の丈夫な人でも年齢を重ねるとしだいに弱くなっていくものです。
また、私が風邪ばかり惹いていたのは腸に悪いことばかりしていたのかもしれません(^^ゞ
若いころは何ともなかったのに、中年以降になったら体がだるくてしょうがないと感じたら、一度、腸を労わってみると解消するかもしれませんよ。