いぼ痔は痔の中でも割合が多く、案外多くの人の悩みになっているもの。
どんなものかというと肛門付近に血流の滞りができることでいぼになるもので、排便時などにトイレットペーパーで拭こうとして、これに気づくことが多いようです。
ちなみに歯状線を挟み外側にあるのは外痔核、内側にあるのは内痔核と言います。
できると、痛みがあるのでなかなか辛いもの。
そこで病院を受診するという選択肢もあるのですが、痔ってちょっと恥ずかしくて気が進まないことも…
そこで今回はいぼ痔を自己流で治すにはどうすれば良いのか見ていきます。
いぼ痔は症状が軽ければ薬で治ることもある
いぼ痔はその症状の進行具合でも変わりますが、早めに気づいて対処すれば自己治癒でも治ることはあるようですね。
まず多くの人が行なっている方法として、市販の薬を利用するというのがあります。
ドラッグストアで痔に関する薬はたくさん売られていますよ。
例えば肛門に挿入し使うチューブの軟膏や患部にそのまま塗る軟膏、また坐薬や内服薬などのタイプがあります。
またしばらくお尻に負担をかけるのは厳禁ですから円座なんかも良いですね。
肛門を鍛える
次に肛門括約筋を鍛える方法。
やり方は便を出し切るイメージで肛門を閉めたり開いたりします。
痛みが減り、早いと一週間くらいで回復が見られる場合も。
座って行いましょう。
便を軟らかくする
また、いぼ痔改善に欠かせないのが便通の改善。
というのもいぼ痔の原因の多くは便秘の際のいきみや硬い便です。
ですから、便通が良くなるといぼ痔も治ることって多いんです。
理想は練り歯磨きくらいの便になること。
やり方としてはまずは食生活の見直しでしょうか。
食物繊維が豊富な食材をしっかり取り入れたバランスの良い食事を目指します。
水分も適度に取った方が便秘にはなりにくいです。
香辛料はほどほどに
逆に控えたいのは香辛料。
便は食べたもので成り立っています。
ですから排泄時に香辛料の成分が便にあると肛門が弱ってしまう原因となるのです。
結果的にいぼ痔を悪化させます。
他には運動も効果的ですからオススメです。
お腹の動きを活発化させることができます。
そして便秘と同じくらいに気をつけたいのが下痢。
意外ですが下痢もいぼ痔の原因の一つなのです。
温かい飲み物を飲んだりしてお腹を冷やさないことなどが大切でしょう。
ストレスも便通に悪影響
最後にストレスを溜めないことも大切です。
ストレスでお腹が痛くなる経験ありませんか?
ストレスは自律神経を乱します。
そうすると便秘や下痢を引き起こすのです。
ストレスの原因は人それぞれ違うかと思いますが、疲れなどが関係していることも多いのでゆっくり体を休め、規則正しい生活を取ることは心がけたいですね。
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受診が必要なケースって?
いぼ痔は自分でできる改善法も案外多いことがわかったかと思います。
ただ、市販薬などでは治せないケースもあるので注意が必要です。
まずは腫れがひどい場合にやはり受診をお勧めします。
早めの受診すれば進行せずにすむので我慢は禁物です。
次にいぼ痔が押し込んでも元に戻らない場合。
この場合も受診が必要です。
手術が必要になる可能性があります。
また肛門周辺から膿、皮膚のかぶれがある場合はあな痔といって、いぼ痔とは違ったタイプの痔である可能性が高いです。
この場合、市販のの薬では対応出来ず、受診が必須になります。
そしてこれは深刻なケースですが、いぼ痔からと思われる出血で黒い血が見られる場合。
この場合、いぼ痔からではなく大腸からの出血であることもあります。
そうなれば大腸がんなどの可能性も出てくるので油断は出来ません。
まとめ
痔になると受診をためらう人も多いですが、自己流で改善する場合もあれば悪化する場合もあることは覚えておかなければなりません。
市販薬を利用してもしも効き目をなかなか感じられなければ医師の相談するようにしましょうね。
受診を後回しにすると手術しか治せないなんていうことにもなりかねませんよ。
痔が改善するだけでも体のだるさや疲れが吹き飛ぶかもしれません。