症状に体がだるくて発熱もあるという痔。
中でもいぼ痔は悪化すると座ることも困難になるといいます。
少しでも改善できればと自己流で治そうとするも上手くいかず、結局専門医で治療することも多いといいます。
いぼ痔で治療を受ける場合に、薬のよる治療と手術という選択肢があります。
手術というと怖いイメージもありますが、重症でなければ日帰りも可能ですし、何より一番の改善の近道であるために、受けてよかった!という人も多いものです。
ただ一方で手術を受けた後に苦労したという人が多いのも事実…
そこで実際にいぼ痔の手術を受けて人が感じた術後の苦労について見ていきます。
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いぼ痔の手術は痛いの?術後に大変だったこと
いぼ痔の手術の中でも主流なのが結紮切除術というもので、簡単に説明すると腫れ上がった部分、痔核と呼ぶのですがそこの根元部分を縛り切り取ってしまうというものです。
日帰りが可能で術後は安静期間となりますが、無理をしなければ普通に生活をする分には構いません。
そして術後1ヶ月経てば元の生活に戻っても構わないようですね。
気になる痛みについてですが。手術の際には麻酔を用いて行いますので痛みは感じません。
ただ麻酔が切れる術後に痛みが出始めるようです。
そのため痛み止めが処方されることが多いです。
昔は痔の手術を受けるとかなり痛みも強かったのですが、今の手術は前ほど痛みはないと言われています。
ただ痛みの程度は人それぞれです。
ですから一概には言えません。
かなりの痛みを感じた人がいるのは事実です。
術後の排便が辛いらしい
特に一番苦労したという声が多いのが術後の排便。
術後2日経過したくらいで最初の排便があるのですが、この時に痛みを強くかんじることがあります。
痔の痛みとは違った痛みで驚くかもしれません。
ちなみにこの痛み、切除切開の傷口が閉じるまで続きます
長くて1ヶ月くらい痛む場合があります。
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術後の痛みを和らげる方法は?
まず痛みを手っ取り早く改善するには薬の服用でしょう。
我慢せず痛い時には鎮痛剤を使ってください。
術後に処方されることがほとんどです。
あるいは軟膏が処方される場合もあります。
この場合は排便の前後に使うのがポイント。
便意を感じたらまず患部に塗り効果が出たところでトイレに行きます。
そして排便後にもう一度塗るというのが基本です。
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便を軟らかくする
次に酸化マグネシウムなどの便を柔らかくする薬。
いきむ必要がなくなるので、排便時の痛みは無くなります。
いきむ時の痛みが怖くて術後に便秘になる人もいますが、便秘になればせっかく手術をしてもまたトラブルが起きる原因になりますから注意しましょう。
ただ便を出やすくする反面、便が水っぽいと患部にしみるというデメリットもあるようですね。
また薬以外ではお風呂に入ってお尻周りの筋肉を和らげるのもおススメ。
痛みが和らぎます。
ただ術後すぐは血行が促進され出血の原因になるので気をつけましょう。
肛門を清潔に保つ
少し経ってからお風呂に浸かることから始めましょう。
ちなみに術後の治りを早めるために気をつけたいこととしてはお尻は清潔に保つことです。
また痔になるのは血行が悪くなるというのが原因の一つなので、お風呂で肛門を温めるのは血行を良くする為にも重要なことです。
また肛門に負担がかかるようなことは控えたいですね。
例えば自転車なんかは術後しばらくはやめておいた方が良いです。
他には当たり前ですが、医師の指示にしっかり従いましょう。
痛みが強いと自己判断で痛み止めを増やしたりすることのないようにしましょう。
まとめ
痔の手術後は排便時の痛みなど経験したことのないことも多いので、戸惑うかもしれません。
ただ何かわからないことがあればすぐに手術を受けた病院にたずねてみると良いでしょう。
また手術を受けたら治療が終わりというわけではありません。
定期的に通院をし検査が必要になります。
完全に治療が終わるまでは医師にきっちりと診てもらいましょうね。
手術後の痛みに耐えれば、切開しているので再発の恐れもありません。
しっかり安静を取って過ごしましょうね。