痔になるとどうしても自分で何とかしたくなるものです。

痔の治し方・自力で出来る方法とはでは自分で何とかできる方法を書きましたが、ここではもっと簡単な方法として市販薬を塗るタイミングについてまとめてみました。

市販されている痔の薬はいくつかの種類があり、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

もちろんお風呂で肛門を温めたりウォシュレットで清潔にしたりなど、前提としていることを頭に入れておいてください。

痔は生活習慣とストレスに大きく影響されます。

生活習慣が乱れが原因で痔になっている方は、一時的に治っても再発してしまいます。

まずは生活習慣を改めてから治療に入りましょう。

まずは自分の生活を一度見直してみてから実践してくださいね。

あわせて読みたい:痔の症状でチェックすべき点と対処法

症状によっては病院に行くべき

まずは自分の痔がどの程度なのか、症状を確認する必要があります。

市販薬に頼っていると手遅れになる場合があるので注意が必要です。

以下にチェックリストを載せておきますので参考にしてください。

肛門からイボがとび出たままになっている外痔核が青紫色になり腫れてきた肛門周辺がただれてうみが出て発熱もある粘着性の血液や粘液が付いている便が出る

このような症状がある場合は、薬を塗る前に病院に行って診てもらった方が良いです。

軽い症状の場合は薬を使用することで治ることが多いといわれています。

 

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痔の薬はタイプ別に使い分ける

痔の薬には軟膏や座薬、先が細くなっていて肛門の奥に塗布する軟膏があります。

ほとんどの方が軟膏を選ぶと思いますが、痔の症状によって塗り方が変わってきます。

痔のタイプや症状別で薬の種類や塗り方をまとめてみました。

切れ痔

硬い便や太い便で肛門が切れたり裂けたりして粘膜が傷付いた状態の肛門が俗に言う「切れ痔」で、正式名は「裂肛」と呼ばれています。

このような状態であれば、傷の治りが早くなる「アラントイン」などの成分や、痛みを和らげる「リドカイン」が配合されている薬が適しています。

座薬や軟膏の両方があるので好きな方を選んで良いでしょう。

ここで気をつけないといけないのは「ステロイド」が配合された薬は避けるべきです。

なぜなら「ステロイド」が傷の治りを妨げることがあるからです。

いぼ痔

いぼ痔には肛門の出来る場所で「内痔核」と「外痔核」の呼び方に分けられます。

「内痔核」は、激しい痛みや腫れ、出血を伴うことがあり、脱肛を起こしている場合は「ステロイド」を配合した軟膏が良いでしょう。

なぜなら、ステロイドは炎症や出血を抑える効果があるからです。

「内痔核」は肛門の奥にできるので、患部にまで届く先の細い容器の薬が使いやすいです。

自分の指を肛門内に挿入できるのであれば患部に的確に塗るように心がけましょう。

「外痔核」も基本的には同じ「ステロイド」を配合した軟膏でいいですが、「外痔核」は「内痔核」と違って肛門の外側に出来るので塗りやすいです。

いずれにしても薬を塗れば、1~2週間程度で痛みは治まり、1ヶ月もすれば治ると言われています。

痛みが激しい場合は鎮痛剤を飲んでも構いません。

痔ろう

痔ろうは肛門が化膿して激しい痛みを伴い、痛みが消えても肛門に固いしこりが出来て、鈍痛、異物感など、不快な症状が続きます。

このような症状が出たら痔ろうの可能性が高いです。

痔ろうは薬では治ることが無いので専門医の診断を受けてください。

我慢していれば痛みが消えますが、それは治ったのではなく管のようなものが残ったままとなり、放置しておくと3%の確率で癌になる可能性があります。

なので、出来るだけ手術した方が無難です。

ちなみに私の場合は特に痔を患っているわけではないですが、たまに肛門がヒリヒリすることがあり、その時にはお風呂上りに「オロナイン軟膏」を肛門に塗ります。

3日ほど続けて塗ればほとんど症状が無くなり完治します。

一度お試しください。