体のだるさには「冷え」が関係しているということは
体がだるい要因・冷え性の基礎知識
でも書いていますが、
冷えで起こりうる症状として耳にするのが
「尿失禁」です。

尿失禁とは自分で排尿をコントロールできず、
意に反して尿を漏らしてしまうような状態のことを言います。

私も冷え症で、
たまに尿が漏れてしまうことがあり、
気持ちの悪い感触に悩まされています(^^ゞ

これは男性なら高齢ほど多くなり、
中年男性にとってはある意味
避けて通れない症状なのかもしれません。

これは男性特有の「前立線肥大」によるものですが、
尿失禁にはいろんなタイプがあり、
症状や原因も様々です。

尿失禁には大きく分けて5つのタイプに分かれます。

もしあなたが尿失禁でお悩みなら、
自分のタイプがどれなのかを
しっかり把握して対処しましょう。

腹圧性尿失禁

殆どが高齢により排尿を司る筋肉が弱って、
尿が漏れてしまうことを言います。

特に女性は男性に比べて尿道が短いので
尿漏れが起こりやすいとされています。

また女性の場合、
出産経験により筋力が低下する場合が多いので
尿が漏れやすい傾向にあります。

ちなみに腹圧性尿失禁は、
女性の尿失禁の原因の6割を占め、
ほとんどが筋力の低下です。

また、
くしゃみをしたり、
大笑いをしたりなど、
ちょっとした事が切っ掛けで
尿を漏らすことがありますが、
これも腹圧性尿失禁です。

これには
肥満が関わっているとも言われていて、
脂肪がたくさん付くことで
負荷がかかるためと言われています。

便秘も負荷をかけると言われていて、
肥満の原因とも言われている便秘を解消することで、
尿失禁と肥満が同時に改善できるかもしれませんよ。

 

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切迫性尿失禁

いきなり尿意をもよおして
トイレに駆け込むまで真に合わず、
尿を漏らしてしまうタイプの排尿障害です。

切迫性尿失禁にはその原因により
大きく次の3つに分かれています。

●情報性切迫性尿失禁
あまり聞かれない切迫性尿失禁ですが、
基本的にはストレスがもたらした
心身症による状態のことをいいます。

●運動性切迫性尿失禁
脳出血や脳梗塞など、
脳に障害が起こり排尿中枢からの
神経伝達がうまくいかず、
膀胱に尿が溜まっていなくても収縮が起こり
尿を漏らしてしまう状態をいいます。

●感覚性切迫性尿失禁
前立腺肥大や尿道炎、膀胱がんなど、
膀胱や尿道の疾患により
膀胱の収縮が起こって尿が漏れてしまう状態でし。

反射性尿失禁

排尿をコントロールする筋肉への情報系が
何らかの原因によって狂いが生じ、
排尿時に尿がまだ膀胱内に残っているのに
排尿を止めてしまったり、
逆に
尿があまり溜まっていないにもかかわらず
意に反して排尿筋が緩んで
尿が漏れてしまうことです。

これは脊髄損傷などの
外傷により発症することがあり、
排尿しきれずに膀胱内に尿が残ったままになっていると、
雑菌が繁殖して尿毒症を発症することがあります。

溢流性尿失禁

男性特有の前立腺肥大や尿路結石により、
尿道や膀胱の出口が狭くなり
排尿に支障をきたしている時に、
排尿を終えたと思って止めてしまい、
いわゆる残尿が後になって漏れてしまうことを言います。

また、
子宮がんや直腸がんの手術などで、
神経が遮断されることで起こることがあります。

機能性尿失禁

排尿機能は正常なのに、
身体運動機能の低下などが原因で起こる尿失禁です。

たとえば足腰が弱っているために、
トイレまで間に合わず漏らしてしまったり、
認知症でトイレで排尿できなかったりする尿失禁です。

以上尿失禁についてまとめてみましたが、
やはり基本的には「冷え」が大きくかかわっているようで、
日頃から体を冷やさないことが重要です。

食生活もさることながら、
エアコンの使い過ぎや運動不足を解消して、
出来るだけ体を温めるようにしましょう。