甘いもの

昔から疲れた時に甘いものが食べたくなり、元気になれると言われていますよね。

私もそれを良いことに甘いものばかりを食べていたんです。

しかし甘いものばかりを食べ続けていると何となく体がだるくなっていつも疲れているような感じになってきたんですよね。

これは一体どういうことなのかと気になり調べてみることにしました。

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甘いものとは糖分(ブドウ糖)を多く含む食べ物

一般的に甘いものとは、糖分(ブドウ糖)を多く使用している食べ物、いわゆる飴やオレンジジュースなどがそれにあたります。

糖分は血糖値を上昇させる成分で、脳のエネルギー源になります。

確かに頭を使う仕事をしている人には甘いものを好んで口にしている人も多いようです。

たとえば同時通訳の仕事をしている人は相手の会話を瞬時に理解して訳すわけですから高い集中力が要求されます。

そういった人たちは必ずチョコレートを持参して休憩中に食べているといいます。

チョコレートを食べないと仕事に集中出来ないそうです。

それくらい甘いものは脳にとって必要な成分なんですね。

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糖分による疲労回復は一時的

疲れをとるために糖分をとることが有効なのは、糖分は吸収が速く瞬時にエネルギーとして使われるからです。

ただしその代わり糖分の疲労回復は一時的なうえに依存性があるので、次の疲労回復にはもっと多くの糖分を要求されるのです。

つまり疲れている時に甘いものを食べると血糖値が急上昇して、その後血糖値は急降下してよけいに疲れたような感覚になります。

そしてまた甘いものを食べて満足しても、その後またよけいに甘いものを食べたくなります。

こんなサイクルが続いて糖尿病などの生活習慣病に陥ってしまうといいます。

甘いものを我慢するとそれがストレスになる

ダイエットにはストレスも大敵となることが最近になって分かってきましたが、甘いものを我慢することもストレスになりダイエットにはよくありません。

我慢は良くないとばかりに甘いものを食べてしまうとリバウンドとなりせっかくダイエットで積み重ねてきた努力も水の泡となってしまいますよね。

これをどうするかですが、認識を改めることが重要といえます。

と言うのは、甘いものが疲れをとるのは実は一緒に摂っていた他の成分にあったのです。

つまり甘いものを食べただけで疲れがとれるというのは嘘だったのです。

 

 

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疲れがとれたのは甘いものと一緒に摂っていたビタミンCだった

今でこそ甘いものを食べたいときにいくらでも簡単に食べることが出来ますよね。

チョコレート、アイスクリーム、オレンジジュース、ショートケーキ・・・

こういった甘いものは私たちの先祖の時代には簡単に口にすることは出来なかったですから、手軽に摂れる甘いものといえば果物くらいしかありませんでした。

なので昔の人は疲れた時に甘いものを食べる習慣があったのは果物のことを言ったのです。

実は果物にはビタミンCが多く含まれているので、このビタミンCが疲労回復の役目をしていたのです。

つまり疲れが摂れる甘いものは糖分(ブドウ糖)では無いのです。

いつの間にかビタミンCだけが抜け落ちてしまったようです。

疲れがとれるビタミンCが豊富な果物

ビタミンCが疲れを摂る作用があることが分かったところで、どの果物がビタミンCを多く含むのかが気になるところです。

そこでビタミンCの多い果物をランキングしてみました。

順位 果物名 ビタミンC量(mg/100g) 果物1個の重さ(g)
第1位 アセロラ 102 6
第2位 グァバ 220 300
第3位 レモン 100 30
第4位 柿 (甘がき) 70 182
第5位 キウイフルーツ 69 102
第6位 あけび 65 70
第7位 いちご 62 9
第8位 ネーブルオレンジ 53 200
第9位 タンゴール 60 150
第10位 パパイヤ 50 350

厚生労働省によると1日に必要なビタミンCの量は100mgとなっていますが、ビタミンCは果物だけでなく野菜にも含まれています。

またビタミンCは熱に弱く鮮度にも影響するので生野菜や果物は出来るだけ鮮度の良いものを生で食べることをお勧めします。

そのため毎朝の食卓に野菜と果物を置いておくとビタミンCが効率よく摂取できて1日中疲れを感じなくなるかもしれませんよ。

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