健康のためには毎日の食事に野菜 は欠かせませんよね。

肉ばかり食べていると血液がドロドロになって血のめぐりが悪くなったり、
腸内環境が悪くなって便秘やアレルギーの原因となるため野菜を
バランスよく食べるように推奨されています。

また野菜に含まれる栄養素はビタミン、ミネラルなど、体の様々な
部分に働きかけ癌や生活習慣病の予防になると言われています。

しかし日頃バランスよく食べている野菜の栄養価が思ったよりも少なかったら・・・
知らないうちに体のどこかに不調をきたすことがあるかもしれません。

というのは、野菜の鮮度が落ちるほど栄養価が減ってしまうというのです。

 

スポンサーリンク

野菜は収穫後にも呼吸をしている

野菜の栄養価が減ってしまうのは収穫後にも呼吸をして
酸素を取り込んで糖などの栄養素を分解しているからです。

よくテレビで収穫直後の野菜が甘いと驚くシーンが見られますが、
まだ糖分が分解されずに多く残っているからです。

糖分の他にもアミノ酸やビタミン類、ミネラル
などの栄養素も分解されて減っていきます。

ちなみに野菜を常温で保存した場合、ビタミンAは4日で約75%、
ビタミンCは1日で約50%も減少してしまといわれているのです。

旬の野菜は通常の2倍~5倍もビタミンが多い

収穫後の栄養価だけではありませんよ。旬の野菜は物凄い栄養価が高いのです。

旬の野菜が身体に良い理由にも書いてありますが、現代の野菜は1年中食べることが出来ますが、
これは温室栽培をはじめとした栽培技術の向上で旬以外でも口にすることが出来るようになりました。

しかし栄養価は昔と比べて激減しているようで、スーパーなどで
購入できる野菜の栄養価には疑問符が付いているくらいです。

家庭菜園で自分で作る手もありますが、そう簡単に
栄養価の高い野菜を収穫できるものではありません。

土や肥料など野菜を栽培するには細かな方法があるんですよね。

私も家庭菜園をしていますが、なかなか満足な野菜を収穫することが出来ず、
いかに農家の方が大変な思いをして野菜を栽培しているかがわかります。

なのでスーパーで買わざるを得ず栄養価の少ない野菜を食べている人が多いと言われています。

 

スポンサーリンク

 

野菜の栄養価を損なわずに保存するには

条件的にやむなく野菜を購入して保管する
しか方法が無いという方もいるでしょう。

では栄養価が抜けないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

それはやはり冷蔵庫の野菜室に保存して
おくことが最も有効と言われています。

なぜなら野菜は温度と湿度で大きく影響を受けるからです。

冷蔵庫の野菜室なら温度と湿度が野菜の呼吸を
抑えるのに絶好の環境になるように設定されています。

ただし物によっては逆に低温障害を起こす恐れがあるので注意が必要です。

たとえば、サツマイモやしょうがなど、原産地が暑い地方の場合は
冷蔵庫よりも新聞紙に包んで冷暗所に保管しておくと良いでしょう。

野菜は湿度が高いほど栄養価の損失が少ない

野菜を保存する場合は湿度が高いほど
ビタミンCの損失が少ないと言われています。

裸のまま保存しておくと萎れてしまうことがありますよね。

なのでビニール袋やラップに包んで野菜に含まれる
水分の発散を防ぐようにした方が良いでしょう。

立ち野菜は立たせて保存する

ホウレンソウやハクサイ、ネギなどの「立ち野菜」は寝かせた
状態で保存しておくと栄養価が大きく減少してしまうといいます。

ちなみにホウレンソウは2日で35分の一になってしまうとか・・・

やはり野菜はスーパーに行く回数を減らそうとまとめて買うよりも、
その都度料理に使う分だけ買うことが最も高い栄養を摂取できるということです。

面倒でも家族の健康のためと思って新鮮な野菜を使う様にしましょう。