カフェインはコーヒーなどに含まれる成分で割と身近なものです。
眠れなくなる原因になるだとか、健康に良いだとかカフェインについての研究結果には様々なものがあります。
メリットもあればデメリットもあるということで知られていますよね。
ただいくらメリットもあるとは言え、摂取しすぎると命に関わる危険なものだということは知っておかなければなりません。
気づかないうちにカフェイン中毒になってしまうと大変です。
そこで今回はカフェイン中毒の診断、また対処法などについて見ていきます。
簡単にできるカフェイン中毒の診断は?
コーヒーが好きで毎日のように欠かさず飲んでいる人の中には、しばらく飲まないとどうしても飲みたいと感じる人もいるのではないでしょうか?
コーヒーはあくまで飲み物。
好きだから飲みたくなるのだ…と思っていませんか?
しかしこれ、カフェイン中毒の超初期症状かもしれないんです。
というのもカフェインはアルコールやタバコのように依存性の高いことが知られています。
最初はなんとなく飲みたいなというくらいのものであっても、深刻になるとカフェインを取らない時には頭痛や吐き気が起きたり、情緒不安定に陥ったりと恐ろしい症状がみられます。
まず今の段階でカフェイン中毒なのかどうか知るためにはこんな診断があります。
一つ目がコーヒーを1日どのくらい飲んでいるか。
ドリップコーヒーなら一日2杯、インスタントコーヒーなら一日4杯までがカフェインの許容量です。
それ以上飲んでいる場合、カフェイン依存症になっている可能性があります。
さらには日常的に不眠や胸の痛み、胃痛や嘔吐などがみられる場合は深刻です。
高い確率でカフェイン中毒になっていると考えられます。
カフェイン中毒ってそもそもどうしてなるのかみなさん知っていますか?
人の脳ではアデノシンとアデノシン受容体が結びつくと疲労を感じるようになっています。
ただカフェインを摂るとどうでしょう。
カフェインはアデノシン受容体と結びつきます。
つまり疲労の原因であるアデノシンと受容体の結びつきがなくなるわけです。
そうすると疲れにくくなり体がスッキリとします。
そしてどんどんこれに脳が慣れていくと体がカフェインを欲するようになり、中毒にまで至ってしまうのです。
中毒と呼ばれるように放っておけばどんどん依存性は高まってしまいます。
ですからカフェイン中毒になりかけているかな?と感じた時点でカフェインの量を減らしていく必要があるのです。
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有効な対処法は?
まずカフェインを減らす時にポイントなのが徐々にという点。
というのもカフェインを一気に取らなくなると、離脱症状が現れたり、精神的にも苦しむ場合があります。
そうなると結果的にいるまでたってもカフェインに依存してしまいます。
例えばまず1日のコーヒーの何杯分かをノンカフェイン飲料に代用してみてください。
取り入れやすいのは麦茶。
また人気なのはルイボスティやハーブティーなどです。
妊婦さんなどにはタンポポコーヒーなどもよく愛飲されていますよ。
ちなみにもしも突然カフェイン中毒のような症状が見られたらどうすれば良いのでしょうか?
まずは水を飲んで見てください。
体内のカフェイン濃度が薄まります。
吐き気などが見られた場合には安静にするように心がけましょうね。
まとめ
カフェインの怖いところは身近なものでありつつ、気づかないうちに中毒の陥ってしまうというところ。
ついつい疲れた時にはコーヒーを飲んでしまいがちですが、1日の摂取量というのは常に意識をしておきたいものです。
もしも自分がカフェイン中毒かなと思ったら迷わず早めに受診をしましょう。