コーヒー豆

尿路結石はオリンピックのようなもので4年に一度発症すると泌尿器科の先生から聞いたことがあります。

私が尿路結石で初めて病院に診てもらったときにそう言われたんです(^^ゞ

今から30年ほど前、腰に鈍痛を感じた時に病院に行った時に診断されたのが尿路結石。

それから本当に4~5年に一度の割合で病院で尿路結石の処置をしてもらっています。

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そのたびに食べてはいけない物として教えてもらったのが「ほうれん草」や「タケノコ」のような“えぐみのある食材”を避けるようにと・・・

幸い私はほうれん草やタケノコは大嫌いだったのでさほど食べ物を気にすることは無かったのですが、よくよく考えてみたら「何故、尿路結石になってしまったのだろう」と感じたんですよね。

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そこでいろいろと調べてみたところ、どうやら「コーヒー」が犯人だったようで・・・

そういえば高校3年生の時に受験勉強に集中するために毎晩のようにコーヒーを飲んでいたので、その後の腰の痛みはコーヒーが原因だったのでしょうね。

ということで尿路結石の経験がある人のためにコーヒーがダメな理由とその対処法をご紹介します。

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コーヒーには結石の元が含まれている

尿路結石の原因はその名の通り腎臓から膀胱に届く尿路に石が詰まることで激痛を伴い、結石の大きさ次第では手術も必要になる厄介な疾患です。

私の場合は全ての結石が米粒くらいの大きさだったので点滴で排出できましたが、それでも最初は物凄い痛みを伴いました。

もし結石がもっと大きなものだと点滴で排出するのは困難なために、超音波の衝撃波治療で細かく砕いて排出するという面倒な手術が必要になります。

これがけっこう痛いそうで、出来れば体験したくないですよね。

さて尿路結石の元になる成分ですが、シュウ酸カルシウムとリン酸カルシウムの2種類のカルシウムがあるとされ、最も多いのが「シュウ酸カルシウム」だそうです。

シュウ酸を多く含む食材を食べることで血液中のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムになりそれが石となって尿路に詰まるのだそうです。

私の結石を詳しく調べてもらったところ、やはりシュウ酸カルシウムとのことで、シュウ酸を含む食材は避けるように薦められました。

冒頭でも書いたとおりシュウ酸を含む食材には

ほうれん草
タケノコ
大根

などがありますが、ここで出てきたのが「コーヒー」なんです。

コーヒーにはシュウ酸が多く含まれるために血液中のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムになり結石の元になってしうとのこと。

コーヒー豆は高温で焙煎しているので問題ない?

ところが一部でコーヒーは無関係と考えている人がいるんですよね。

その人いわく、コーヒー豆を焙煎するときに200度以上の熱を加えるためにシュウ酸は分解されるために消えてなくなるんだそうです。

シュウ酸は150度以上で分解してしまうために200度以上の高温で焙煎しているコーヒー豆にはシュウ酸は含まれておらず尿路結石の原因にならないのだそう。

つまりコーヒーが尿路結石の原因ではないというのです。

 

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コーヒー豆の焙煎にも度合いがある

ところがよく調べてみたところ、コーヒー豆の焙煎(ロースト)にも「度合い」というものがあって、全部で8段階に分けられるのだそうです。

つまりコーヒー豆によっては浅煎り、中煎り、深煎りの三段階に分かれ、さらにコクや香りなどを細分化して計8段階に分けられるのだそうです。

ちなみに1が最も浅煎りで、8が最も深煎りということになります。

1.ライトロースト
2.シナモンロースト
3.ミディアムロースト
4.ハイロースト
5.シティロースト
6.フルシティロースト
7.フレンチロースト
8.イタリアンロースト

その煎り具合でシュウ酸が残ることもあるそうで、8の深煎りになると殆どシュウ酸は残っていないそうです。

コーヒー専門店でよく耳にする「フレンチロースト」や「イタリアンロースト」はどちらも深煎りのコーヒー豆なのでシュウ酸は殆ど残っていないそうです。

それでは日本人に広く飲まれているコーヒーはというと・・・

3.ミディアムロースト
4.ハイロースト

だそうです。

やはり焙煎度合いが浅いのでシュウ酸が残っている可能性があるということですね。

念のためにコーヒーにはフレッシュを

いずれにしても尿路結石の予防には、コーヒーにシュウ酸が含まれているのかいないのかがはっきりしないうちは、シュウ酸に対する警戒はしておくべきと言えますよね。

生大根ダイエット・正しい食べ方とはでも書きましたが、生大根にはシュウ酸が含まれるので大根おろしをそのまま食べるよりも、ジャコを加えて食べ

ると、大根のシュウ酸とジャコのカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムとなるために尿路結石の原因にはなりません。

これと同じ考え方でコーヒーに含まれるとされるシュウ酸にもカルシウムを結合させる食材を考えれば良いわけです。

その候補というのが「フレッシュ」です。

ご存知のようにフレッシュは乳製品ですからカルシウムはたっぷり含まれていますよね。

あらかじめコーヒーにフレッシュを溶かしておけば体内に吸収される前にシュウ酸カルシウムに変化するために体外に排出され尿路に詰まることは無いということです。

どうしてもブラックコーヒーが飲みたいのであれば深煎りの

7.フレンチロースト
8.イタリアンロースト

が安全ということですね。