カフェイン中毒はカフェインのもつ神経毒性による中毒のことでコーヒーなどの過剰摂取が原因で起きることがほとんどです。
カフェインというと疲れを感じにくくなるなどのメリットがある一方で中毒化すると頭痛やだるさの他にめまいや動悸、下痢や吐き気などの深刻な症状が現れる怖いもの。
そのため身近なものでありながらも、きちんと治療について考えていかなければなりません。
今回はそこでカフェイン中毒の治療について詳しく見ていきます。
カフェイン中毒の治療法にはどんなものがあるの?自力で治せる?
カフェイン中毒の治療法は症状の深刻度によってもずいぶん変わってきました。
まず軽度の場合は経過観察。
カフェイン摂取を減らしていくというのが主です。
まずはコーヒーを1日何杯も飲むという人はコーヒーの量を控えます。
他にもカフェインが含まれているのはコーヒーだけではありません。
紅茶や緑茶、烏龍茶にほうじ茶、コーラにも含まれています。
そして案外知られていないのが栄養ドリンク。
一気にやめてしまうよりも徐々に摂取量を減らすということが大切でしょう。
逆に重症な症状も見られる場合には血液透析、胃洗浄などの治療が行われる場合もあるようです。
あるいはもっと危険な状態、例えばカフェイン中毒で運ばれた人に酸素吸入などを行い痙攣や不整脈などを回避する方法がとられます。
他にはカフェイン中毒によって起きる精神的トラブルに関しては薬物治療も行われます。
カフェイン中毒は軽く捉えられやすいですが、時に死にまで至る怖いもの。
自己判断は危険ですから、自分でどうにかしようとする前にまず疑いがあれば受診をお勧めします。
ちなみにカフェイン中毒で医療機関を受診する場合には、内科を受診するのが一般的のようですね。
あるいは症状から見て精神的なトラブルがあると判断できる場合、精神科の受診が必要かもしれません。
カフェインの取りすぎは中毒性があるという他にも骨粗鬆症のリスクが高まったり、自律神経の乱れから心拍数の増加、血圧上昇などなど私たちの健康を脅かしかねないものです。
そのためコーヒーは他の飲み物と区別して考えるべきだとも言えるでしょう。
例え治療を受けるといってもすぐに完全に飲めなくなるわけではないので安心してください。
スポンサーリンク
カフェイン中毒の初期症状を知っておこう
カフェインは何気なく摂取しているもので、徐々に依存していくもの。
そのため早めに対処が必要です。
ただそのためには初期の症状に自分で気付くことが大切です。
まずはカフェインの摂取が途絶えるとなんとなくイライラしたり、集中力が低下する場合は注意が必要です。
よく仕事で疲れた時などにコーヒーを飲む人がいますが、それがある意味習慣になって、ないといけないものに変わってしまっていることもあります。
この時にはコーヒー以外の疲れを解消する方法を見つけた方が良いですね。
次に頭痛や吐き気。
これらはカフェインが関係しているとはあまり気づかないこともあります。
しかしあまりに長引く場合はカフェインの可能性を疑った方が良いですね。
他には中毒という意味でいうと、最近自然とコーヒーの量が増えたと感じる場合にもおかしいと気付けるきっかけになるでしょう。
まとめ
カフェイン中毒の治療は重度の場合を除いてカフェインを控えるというのがメインです。
しかし自己判断で全て対処しようとするのはあまりお勧めしません。
一度医師に相談してから、どのように改善していくべきかアドバイスをもらう方がより効率的でしょう。
最近ではカフェインレスのコーヒーもスーパーなどで簡単に手に入れることができます。
コーヒーがどうしても飲みたい人はそういったものに切り替えて対応していきましょう。