健康ブームで生活習慣病がクローズアップされ、ほとんどの人がどんな病かご存知のことでしょう。

ただ、意外と認識されていないのが、多くが自覚症状が無いことです。

その中でどんな病があるのかその特徴と症状をまとめてみました。



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生活習慣病で最も多い糖尿病

糖尿病とは、血液中の血糖値が正常値より高くなる病で、多くが高脂血症や脂肪肝を合併しています。

放置しておくと心臓麻痺や脳溢血になる恐れがあり、失明や足が壊疽を起こし切断しなければいけないことにもなる恐ろしい病です。

正常な人はすい臓から分泌されるインスリンにによってブドウ糖が分解されてグリコーゲンとなりエネルギーとして蓄えられます。

そしてグリコーゲンは必要に応じて再度ブドウ糖に分解されて供給されます。

これを「糖代謝サイクル」と呼んでいますが、健康な人は糖代謝サイクルが安定していて血糖値が一定に保たれています。

ところが糖尿病になるような人はすい臓の機能自体が弱っていたり、インスリン自体の分解作用が弱いので血液中にブドウ糖が溜まってしまうのです。

これが血糖値が高くなる理由です。

糖尿病は太っていなくても罹ることがある

糖尿病は太っている人が罹る代名詞みたいな病の印象が強いですが、実は痩せた人にも起こりうる病なのです。

というのは、内臓脂肪が多い人が糖尿病になることが多いからです。

見た目が痩せた人でも定期健診してみると内臓脂肪がたくさん付いていることが発見されれば将来糖尿病になる可能性が高くなるのです。

下っ腹が出っ張っている中年男性って多いですよね。

こういう人って内臓脂肪がたくさん付いていることが多く、「隠れ肥満」と呼ばれています。

実は私も10年ほど前までは「隠れ肥満」だったんです。

やはり下っ腹が出ていました(^^ゞ

この事実は健康診断で腹部のエコー検査で判ったんです。

その時の担当医が私のエコー画像を見て「内臓脂肪がしっかり付いていますね」と言ったんです。

最終的な診断は脂肪肝になりかけていて、血液も脂肪が高い「高脂血症」と診断されました。

この状態を放置しておくと将来「動脈硬化」になると書いてありました。

また私の母親が糖尿病なので、いずれ自分も糖尿病になる可能性が高いと危機感を持ち始めたんです。

これではいけないとばかりにその日から毎日30分のウォーキングを始め、毎日体脂肪計で計測することにしたんです。

すると、内臓脂肪って意外と簡単に落ちるもので、半年もすると正常値内に入っていました。

見た目も出っ張っていた下っ腹もかなり凹んできて、体型も10歳くらい若返ったような気がしました。

こうなると、気になるのが腹部にへばりついていた「内臓脂肪」がどうなっているか?です。

3年ぐらい経ったころに「内臓脂肪」のエコー検査をしてもらいたくて定期健診ではなく個人で申し込んで検査してもらいました。

すると内臓脂肪は綺麗に減っていたみたいで、担当医からは特に何も言われませんでした。

ということで私は今のところ糖尿病の気配はありません。

毎日少しずつ無理のない範囲で軽い運動を続けていくことが重要と判りました。

それと腹八分目を徹底することですね。

 

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血液中の脂質が多すぎる高脂血症はやがて動脈硬化に

血液中には

コレステロール
中性脂肪
リン脂質
遊離脂肪酸

の4種類の脂質がとけこんでいます。

これらの脂質が多すぎると高脂血症になります。

ところが高脂血症はこれといって症状が無く、検診で始めて知る人が非常に多いです。

私もその一人で、10年ぶりに検診をして始めて自分が高脂血症を罹っていることを知りました。

ただ、ほとんどの人は高脂血症という病がそれほど危険な病との認識が無いせいか、そのまま放置してしまう人がほとんどだそうです。

糖尿病のところでも書きましたが、高脂血症を放置しておくと血管の壁に脂質が溜まって血管が硬くなり、動脈硬化を起こしてしまいます。

しかし動脈硬化になっても自覚症状が無いんですよね~

動脈硬化を放置しておくと命に関わる病になることが多いんですよ!

たとえば心筋梗塞や脳梗塞など、ある日突然血管が詰まって心臓や脳の細胞が壊死して、最悪の場合死亡してしまうこともあるのです。

高脂血症を放置しておくと最後には恐ろしい事態になることを認識しておいた方が良いですよ。

また高脂血症と糖尿病はセットで罹っていることが多く、片方を治療するともう片方も改善することが多いのです。

高脂血症に罹っている人はまずは食事の見直しと軽い運動を毎日続けていくことが基本です。

動脈硬化になる前にきちんと改善しておきましょう。