防御反応

花粉症やアトピー性皮膚炎などは、アレルギー体質が関わっているとされています。

アレルギーといえば、食物アレルギーという命に関わる体質があって、学校の給食などではガイドラインを作成するなどしてかなり神経質になっていますね。

これは先天性のものからある日突然発症する後天性のものまでありますが、何とかして改善したいといろんな治療法を試している人もいるようです。

アレルギー体質を改善するにはどうしたらいいのか研究がされてはいるようですが、今のところ有効な手段は見つかっていないようです。

私もアレルギー体質みたいで花粉症にはかれこれ40年以上も悩まされ続けているし、食べ物に関して言えばメロンやスイカ、ブドウなどの果物を食べると肩がドーンと重くなるといった症状が出てきます。

20年ほど前ですが漢方に興味を持って自分のアレルギー体質改善のために薬局で調合した漢方薬を飲んでいた時期があります。

2年間ほど飲み続けていましたが、これといった改善はされなくて今になってもアレルギー体質は改善されていません。

ただ、その時に薬局の主人にいろんな話を聞かされてけっこう勉強になりましたが、その中で「花粉症」と「冷え症」の関係について非常に興味を持ったお話があったのでご紹介します。



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冷え症は花粉症、冷え症でない人は蓄膿症

薬局の主人が言うには鼻の病気は花粉症は冷え症の人がかかる病と言っていました。

なので、冷え症でない人が鼻の病に罹るとしたら「蓄膿症」が多いんだそうです。

その時自分の家族と照らし合わせて考えてみたら確かに母が蓄膿症で冷え症ではなく、父が花粉症で冷え症だったんです。

ということは私も冷え症ということになるんですが、当時は自分が冷え症という自覚はなくあまり気にしていませんでした。

関連記事:花粉症の症状が治まる成分とは

とはいえ冷え症の自覚は無くても体質改善のためには何かを始めなくてはなりません。

そこで教えてもらったのが
「体を温める食べ物」
「腸内細菌の調整」
「冷え症を予防する環境」
です。

体を温める食べ物

漢方には体を冷やす食べ物と温める食べ物があって、冷え症の人は体を温める食べ物を採ると良いそうです。

たとえば、体を温める野菜を「温野菜」と呼んでいますが、レンコン、タマネギ、ニンニク、ゴボウなどの根菜類です。

特にレンコンにはポリフェノールが豊富に含まれていて、他の温野菜に比べてアレルギー症状を緩和してくれるとのこと。

またレンコンにはアレルギー体質を改善してくれる「ムチン」が含まれています。

「ムチン」は腸内細菌のバランスを整える作用があるとかで、これがアレルギー体質の改善に繋がるのではと言われています。

にんにくはビタミンB群が豊富に含まれていて、ビタミンB群が不足している米と一緒に食べるとアレルギー体質改善に効果が高いと言われています。

ただ、ちょっとニオイがきつくて体臭に影響しないかと心配になり避ける人もいるようですが、そんな方には「にんにく卵黄」が各メーカーから数種類販売されていますから試してみるのも良いと思います。

以前ですが、私も体調が優れない時にはにんにく卵黄を飲んでいました。

全然ニオイがしないので安心して飲んでいましたよ。

 

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免疫力を高めてくれるヨーグルト

よく医療関連の番組で紹介されるのがヨーグルトの効能ですよね。

ヨーグルトは花粉症に効果が高いと言われていますが、その理由は腸内細菌のバランスを整えてくれるからです。

一時レンコンとヨーグルトが花粉症に効果があると言われて注目されましたが、こうした理由があるからでしょう。

ちなみに私は10年以上前から毎朝ヨーグルトを食べています。

しかしアレルギー体質が改善していません。

私の体に合わないのでしょうか?・・・

夏は特に冷たいものは避け、エアコンなどで体を冷やしすぎない

冷え症の人はとにかく体が冷えるのを避けなければなりません。

そのためには温野菜だけ食べていれば良いのではなく、冷たい食べ物や冷たい飲み物、エアコンなどで冷やし過ぎないことです。

ちなみに私の場合は若いころから腸が弱く、ちょっとしたことで下痢を起こしていました。

1年を通してみると特に夏に下痢を起こすことが多いのです。

というのはアイスやビール、清涼飲料水を頻繁に飲むようになるからです。

暑い時ってついつい冷たいものを口にしがちですよね。これって一時的には喉の渇きを癒してくれるだけなんですよね。

冷たいものを口にすればするほど体は冷えてどっと疲れてしまうのです。

これがアレルギー体質の人にとっては良くないことなんだそうですよ。

参考記事:冷たいものを摂りすぎると体がだるくなる?

これに加えてエアコンにも気を付けた方が良いようです。

外気温との差を5℃以内に抑えるようにすると良いようです。

たとえば、外気温が35℃なら部屋の温度は30℃ということになります。

私は暑がりではないので気になりませんが、暑がりの人はキツイですよね。

しかし人間ってちょっと我慢すれば意外と慣れてしまうんですよ。

そのために汗をかくんですから。

水分(常温)を十分とっていればしばらくすると自分がかいた汗で涼しくなります。

人間の体って上手く出来ていますね。

激しいスポーツは身体に悪い

適度な運動は体にいいと言われています。

ところが激しい運動はかえって体に良くないんだそうです。

もちろん何もしないのが一番悪いのですが、やり過ぎも良くないとのこと。

というのは、激しいスポーツは筋肉を使うので血液が筋肉に集中してしまい、内臓まで行き渡り難くなってしまうんだそうです。

よく食後の運動は体に良くないと言われていますが、食後は胃腸のぜんどう運動のために血液が胃腸に集中しなければならないのに、運動をすると血液が筋肉に向かいやすくなり消化に悪いからです。

したがって食後は激しい運動は避けて軽い運動に留めることが良いそうです。

参考記事:体がだるいときには運動をしてみる

また激しい運動は口呼吸になり易いと言われています。

口呼吸はアレルギー体質の元凶であると主張している学者がいます。

特に水泳は体が冷える上に口呼吸ですからアレルギー体質の人は避けた方が良いでしょう。

オススメはウォーキングや太極拳、ラジオ体操など、軽い運動です。