毎日食べ物を消化し易くして腸に送り届けている胃は、使い方によっては疲れてしまうといいます。
食べ過ぎたりストレスが溜まっていたりすると胃にはかなりの負担がかかりたちまち食欲が無くなって体がだるくなってしまうことが多いですよね。
日頃胃を労わるように心がけていればそんなに胃が疲れることはありませんが、現代社会で人との付き合いが胃への負担を大きくしてしまうことは避けることが出来ない側面もあるでしょう。
それなら疲れてしまった胃を出来るだけ回復させることを考えたほうが早いかもしれません。
ここでは胃の疲れを回復させる方法をご紹介します。
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食後に眠くならない食べ方
大根が食べ過ぎによる胃痛を改善
食べ過ぎた時によく胃が痛くなることってありますよね。
そんなときは大根のおろし汁がおススメです。
大根には酵素ジアスターゼをはじめとする「でんぷん分解酵素」がたくさん含まれていて、消化を助けて胃の粘膜を再生してくれる働きがあります。
大根をおろして、そのおろし汁をコップ一杯の量が適量です。
大根によっては辛かったりして飲み難い時ははちみつで甘みを付けてもOKです。
このとき気を付けることは大根の先っぽになるほど辛くなり飲み難くなるので首に近い部分を使うことです。
また皮ごとすりおろすことがポイント。
皮と身の間には毛細血管を強くするビタミンPがたくさん含まれていて胃の回復がよりスムーズになります。
ただし大根のおろし汁は胃下垂、胃拡張、胃が冷えやすい人にはかえって逆効果になることがあるので注意が必要です。
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納豆が胃壁を修復・再生
近年健康食として注目されている納豆は、胃壁の修復再生に効果的であることが判っています。
納豆にはビタミンB2が豊富で基礎代謝を活性化させ、胃のぜんどう運動を良くする働きがあります。
また納豆には良質なたんぱく質が多く含まれているので傷ついた胃壁を修復してくれれる働きがあります。
さらに納豆は血栓を溶かす働きがり、血液をサラサラにしてくれるので動脈硬化の予防にも効果的といわれています。
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胃潰瘍の痛みにはジャガイモが効果的
胃炎や胃潰瘍による胃の痛みに効果があるのがジャガイモです。
ジャガイモには傷ついた胃の粘膜を修復してくれる働きのあるビタミンCが多く含まれています。
またジャガイモには少しだけですが「アトロビン」が含まれていて鎮静作用により胃の痛みを緩和してくれます。
これらを効果的に摂るにはジャガイモをおろし汁にして飲むことです。
作り方はジャガイモの皮を奇麗に向いてすりおろし、ガーゼでこすだけです。
こうして作ったジャガイモのおろし汁を朝晩の空腹時に100ccくらい飲むと効果的です。
ストレスによる胃の痛みはアロマオイルで
ストレスで引き起こされた胃が痛むときにはアロマオイルを利用すると効果的です。
中でも「ペパーミントオイル」はイライラや疲労感を取る鎮静効果や痛みを緩和する鎮痛効果があります。
やり方はオイルをハンカチなどに1~2滴垂らして染み込ませ、香りを吸い込みます。
ペパーミントオイルのスーとした清涼感がイライラを緩和し、同時に胃の痛みが和らぎます。
キャベツが胃の痛みを改善
食べ過ぎや飲み過ぎで胃が痛むときに効果的なのがキャベツです。
キャベツには「ビタミンU」が含まれていて、胃の粘膜に付いた傷を修復してくれます。
昔から胃薬として馴染みのある「キャべジン」はキャベツに含まれるビタミンUが別名「キャバジン」と呼ばれることから命名されたといわれています。
効果的な食べ方は、生よりもさっとゆでて柔らかくするかジュースにして飲みやすくすることで消化が良くなり胃に負担がかからないのでおススメです。
以上簡単に胃に効果的な食べ物を書いてみましたが、基本的には腹八分目と適度なアルコールを守ることや、ストレス発散を心がけることですね。