誰でも食事をした後には眠くなったりだるくなったりしますが、中には毎日のようにだるくなったりする人もいるようで、その人の捉え方で感じ方はまちまちです。
ただ食後異常に体がだるくなるのは、体に何らかの異常が起きていることがあるので注意が必要です。
たとえば食後立っていられないほどのだるさや不安感に襲われたり、中には震えが止まらない人もいます。
ここまで来ると病を疑ってみる必要がありますが、その中で気を付けないといけないのが糖尿病による低血糖です。
というのは低血糖は糖尿病の代表的な症状だからです。
糖尿病はだるくなる
糖尿病は血液中の血糖値が高い状態が続くことをいいますが、逆に血糖値が低血糖になり「だるい」「冷や汗」といった症状から、重篤になると意識障害をおこしたりすることもある危険な病です。
また血糖値が高い状態が続くと血管が傷つき、動脈硬化が進行して脳梗塞や心筋梗塞を起こしたりすることもあります。
また末梢血管が詰まって毛細血管まで血液が流れなくなり、足の指が壊死して足を切断することにもなる病です。
こうなる前に糖尿病と診断されたら専門医の指示の元、食事や運動で治すことを考えなければなりません。
自分が糖尿病でないか自己チェックする
自覚症状が無いだけに日ごろの状態で自分が糖尿病でないかチェックしておきましょう。
1.尿が泡立ち、なかなか泡が消えない
2.尿の臭いが強い
3.夜中に2回以上トイレで起きる
4.喉が異常に渇く
5.だるくて仕方が無い
6.傷が治り難い
7.目が霞んで見えにくい
8.食後、3時間待たずにお腹が空く
9.睡眠中にふくらはぎがつる
10.食後ひどく眠い
代表的な症状だけを載せておきましたが、1つでも当てはまる方は一度専門医に診てもらった方が良いです。
糖尿病はもともと自覚症状のない病で、気が付いた時にはインスリンの注射をしないといけないほど悪化していることもあるのです。
そうなる前に食事や運動などの生活習慣を見直しておいた方が良いでしょう。
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糖尿病予備群の可能性
糖尿病ではないが将来、糖尿病になる可能性の高い人は糖尿病予備群です。
糖尿病予備群でも食後にだるくなることがあり、その場合やはり低血糖になっている可能性が高いです。
このような人は日ごろから糖質を食べ物からたっぷりと摂っている人が多く、血液中の血糖値が常に高めに推移している状態にあります。
血液中の糖が高くなると体はそれを抑えるためにすい臓から「インスリン」と呼ばれるホルモンを分泌します。
これで血糖値が下がって安定するようになっているのですが、問題なのは糖を摂りすぎてしまうとその分インスリンも多めに分泌されるようになるので、分泌され過ぎたインスリンによって血糖値が下がりすぎてしまいます。
これがいわゆる「低血糖」というやつで、一時的にエネルギーを失っていまい異常にだるくなってしまうのです。
糖尿病予備群でこれですから糖尿病になってしまうともっと症状が重くなってしまうのです。
私の母が糖尿病ですが、たまに低血糖症になると全身に汗をびっしょりとかいて、トイレにも行けないくらい体に力が入らなくなってしまいます。
糖質の制限が有効
糖尿病は糖質の摂りすぎを見直さないといくらカロリー制限を行っても改善しません。
糖尿病がどこまで治るかは糖尿病の定義によって変わりますが、インスリン注射や薬の服用をしなくても糖質制限の食事を心がければ血糖値のコントロールができるようになります。
また糖尿病は精神的なことも大きく作用することが分かっているので、ストレスが溜まらないように気を付けると良いと言われています。
あわせて読みたい:怒らないことがだるさを解消する?
また、糖尿病にかぎらず、お疲れBody体質改善プログラムで内臓を活性化することで改善することもあるようです。
あわせて読みたい:糖尿病の原因は食べ物ではない!?
更年期障害が原因かも
糖尿病でなければ考えられる原因といえば更年期障害があります。
更年期障害といえば女性しか罹らないと考えがちですが、実は男性でも罹ることがあります。
更年期障害は様々な症状がありますが、その中で「常に眠い」というのがあります。
更年期障害は男女ともに性ホルモンの分泌が減少することで起こりますから、まずは専門の病院で診断してもらうことをお勧めします。
大したことが無ければサプリメントを試してみるのも良いかもしれません。