肝臓の疲れに有効な食べ物ではその代表的な食べ物をご紹介しましたが、食べ物だけでなく他にもまだまだたくさんあるので紹介しますね。

その前に肝臓について簡単にまとめておきますね。

肝臓は臓器の中で最も大きくて重い臓器で、食べ物などの解毒・分解作用や体に必要な蛋白の合成、栄養の貯蔵といった働きを担っています。

以前海外のある機関が日本で本物の人間の臓器を特殊な樹脂を流し込んで標本にした展示会みたいなことをやっていて肝臓を持たせてもらったことがあります。

言われているように本当に重くて大きな臓器だったことを記憶しています。

これだけ重要な働きをしていて最も大きな肝臓ですからそれだけ大量の血液が必要なのは想像がつきますね。

なのでよく働いてくれる分大量の血液が必要なので疲れやすい臓器とも言われているんですよ。

よくアルコールを飲み過ぎると肝臓に悪いと言われますが、これはアルコールの分解にも限度があるからです。

そのために肝臓を労わってあげようと“休肝日”を設けることが薦められているんですよね。

あわせて読みたい:体がだるい原因は肝臓に問題あり?
        

食後に横になるのは肝臓に良い

よく親から「食後に寝ると牛になる」と行儀が悪いがごとくに注意されましたよね。

私も子供のころに食後寝ると角が生えてくると信じて絶対に寝ませんでした(^^ゞ

確かに日本の文化では食後に寝ることは行儀が悪いとのイメージはあるかもしれませんが、肝臓にとっては非常にありがたい行動なんですよ。

というよりも、食後に寝ることは疲れた肝臓を労わる健康法なんですよ。

というのは先にも書いたとおり肝臓は臓器の中で最も重くて最も重い臓器なので大量の血液が必要です。

肝臓が働く時といえば主に食べ物を食べた後解毒や分解をして体に必要な栄養分を血液に乗せて体中に送ってやらなければなりません。

そのときに大量の血液が必要なのです。ところが食後に流れていく血液は主に胃腸に集中してしまうために肝臓へ行く血液が減少してしまうのです。

なので横になれば自然に血液は肝臓に流れやすくなり肝臓も働き易くなるというものです。

 

 

スポンサーリンク

 

気功で肝臓を癒す

もうひとつ肝臓を労わる方法というのが気を整えて癒してあげるという方法です。

気といえば古代中国から伝えられてきた考え方で、いわば生命の源ともいわれ、東洋医学では重要な位置づけになっています。

以前私が通っていた鍼灸院でも気を利用していて多くの患者を抱えていて朝の5時から夜の12時まで治療を行っているくらい流行っていました。

治療を受けると不思議に体が元気になり仕事もはかどるようになるんですよね。

先生にも聞いたことがあるんですが、ハリをツボに刺すだけでなく器具を使って体の外から気を送っているんだとか。

ただ治療費が高くて時間もかかるのでなかなか続けるのは難しいですが・・・

自分で出来る気功

さて自分で行う気功ですが、まずは仰向けに寝て全身の力を抜き、右手は指を開き肝臓の位置に置き、左手はへその下に置きます。

肝臓は腹の右上のあばら骨の端くらいの位置にあります。

この状態で腹式呼吸を行います。

このときに息を吸うときは鼻から、吐くときは口から出しますが、息を吐くときに肝臓の上に置いている右手に意識を集中させ上下に揺すってやるように動かします。

そして息を吸うときには右手の動きは止めます。

このときに重要なのが、気を肝臓に取り入れることで宇宙のエネルギーが漲り、汚れたエネルギーが排出されるイメージを抱きながら行うことです。

これを朝晩5分間行い、5分休んでまた5分行うのを数回繰り返すと効果的と言われています。

気功に関しては科学的に証明されているわけでもないので、何だか非科学的に感じてしまいますが、中国では古くから使われて実際に効果が認められている技なので試してみる価値はあると思います。