肝臓はあまり普段意識する機会のない臓器の一種かもしれませんが、肝臓ガンと言って癌にもなりうる可能性があることでも知られるもの。

そのため何か不調が感じられた場合は注意が必要です。

ただ肝臓が悪いと言っても、いまいちピンとこない人も多く、どんな症状が肝臓と関係があるのか知らないかもしれません。

そこで今回は肝臓の働きが悪い時にみられる身体のSOSについてみていきます。

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肝臓の働きが悪いと毒素の解毒やエネルギーの代謝が低下する

まず肝臓って何の役割を果たしているのか知っていますか?

簡単に言うと血中の毒素の解毒、またエネルギーの代謝など。

体の臓器の中でもかなり大きめで、沈黙の臓器と呼ばれるくらい仮に病気になっても自覚症状がほぼない場合が多いと言う特徴があります。

肝臓に負担がかかる主な原因としてまず思いつくのは飲酒ですね。

というのも肝臓がアルコールを分解する段階で活性酵素により細胞が損傷してしまうからです。

また肝臓は栄養素の代謝も行なっています。

ですからと食べ過ぎも大きな負担につながるといいます。

そして肝臓の機能が低下することでみられる症状がいくつかあります。

疲れやすくなる

1つ目は疲れやすいというもの。

理由としては肝臓で本来行われる解毒が十分なされず老廃物が体にそのまま残るからで、寝ても疲れが取れなかったり、あるいはぐっすりと深い睡眠が取れないなどのトラブルが起きます。

睡眠が浅いのは自律神経の乱れも関係しています。

そして疲れが取れないと気分も落ち込みやすくなったりまた体のだるさも感じやすくなります。

さらには特徴的なもので黄疸というのがあります。

肌が黄色ぽく変色することで生まれて間もない新生児などにはよくみられるものです。

特に手のひらや白目部分に出ることが多いとされています。

腹水が溜まり易くなる

次に腹水。

お腹がぽっこり膨らみ、水がたまっているのが見た目でわかります。

特に肝臓の位置する右側が盛り上がっている場合は要注意です。

ほかには肝臓で作られているアルブミンという成分が、血中の水分を一定に保つ役割があるのですが、肝機能の低下で十分に作り出されなくなると浸透圧は下がり血管から水分は溢れてしまいます。

そうなると結果的にむくみやすくもなるといいます。

このように肝臓って普段注目されることが少ないものの、私たちの体で様々な重要な役割を果たしているんですね。

 

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肝臓の働きを改善するために

では一度悪くなった肝臓の働きを良くするにはどうすべきか。

まずはアルコールは控えるべきですね。

日本人はもともと肝臓が欧米人に比べて小さめだとも言われているように肝臓が弱いことで知られています。

ですからお酒との付き合い方は考えておくべきです。

ただ付き合いなどでどうしてもの場合もありますから難しいところ。

疲れた時だけでも、とりすぎないようにしたいものです。。

また前項で上げたように食べ過ぎもNG。

食事はゆっくりと良く噛んで

ちなみに量だけでなく食べるすスピードも大切です。

あまり早食いは肝臓の負担になると言われているので気をつけましょう。

さらには食べ物では何が良いかというと豆類や魚類。

肝臓の再生などの役割を果たすので積極的に取り入れたいですね。

逆に控えるべきは揚げ物など。

トランス脂肪が肝臓には大きな負担になるからです。

スナック菓子なんかも要注意ですね。

さらには運動をして血行を促進したり、ストレスも溜めない工夫が必要でしょう。

まとめ

肝機能障害を高める方法の多くは運動や食事など、ありふれたいかにも健康に良さそうなものばかり。

ですから取り入れやすいとも言えるでしょう。

肝臓の働きにとどまらずいろんな病気を防ぐことにもつながります。

ちなみにもしも肝臓に痛みを感じるようなことがあれば要注意。

癌の末期症状かもしれません。

すぐに受診をしましょうね。