私たちの体に備わっている臓器はそれぞれに役割がありますよね。
そのおかげで健康は維持されています。
今回注目したいのは中でも、肝臓です。
普段あまり不調などを自覚することのない場所の1つかもしれませんが、肝臓にもちゃんとした役目があります。
そこで肝臓の働きについて今回は見て行きます。
肝臓の働きって?5つもあるの?
肝臓は腹部から右寄りにある大きな臓器です。
全体は肋骨で覆われ成人で1キロちょっとあるといいます。
この臓器の特徴は再生能力。
実際全体の8割くらいを切り取られたとしても自己修復で半年後には元の大きさになるといいます。
またもしも不調が起きても自覚症状がないこともおおく、沈黙の臓器などとも呼ばれているようですね。
ではこの肝臓ってそもそも何のためにあるのでしょうか?
働きを見ていきましょう。
まず1つ目が胆汁の生成。
コレステロールと胆汁酸から作り出されています。
胆汁って何のことだかわからないという人のために簡単に説明すると、アルカリ性の黄褐色の液体のことで、作られた胆汁は胆嚢という場所に一時的に貯蔵されます。
そして濃く変化した胆汁は食事後に十二指腸へと送り出されます。
働きとしては脂肪分の消化吸収です。
さらにはコレステロール濃度の調整。
実際、この胆汁の生成が正常に行われないとコレステロールはたまり結果的に胆石などの原因になるといいます。
次に代謝機能。
私たちが食事で得た栄養素をエネルギーとして活用するべく様々な方法で代謝、生成してくれるのです。
タンパク質や糖、脂質にビタミンなんかの代謝という大きな役目を果たしています。
次に解毒作用。
解毒とは何かというと有害物質を無毒化すること。
ここでいう有害物質はアンモニアやばい菌、食品添加物などです。
そして体に必要のないホルモンの分解、排泄。
ホルモンってよく耳にはしますが、実は役割を果たすと排出する必要があるって知っていましたか?
例えば女性ホルモンんが体内に余分に残ると子宮ガンや乳がんなどのリスクが高まるとも言われています。
また生理前の体のだるさ、冷え、むくみ、シミなど影響は多岐に渡ります。
女性で最近いろんな不調を感じた場合に肝臓の働きが悪くなっている可能性も考えられますね。
最後にフェリチンの貯蔵。
フェリチンとは鉄分の一種です。
例えば激しい運動などで鉄分が一定量以上代謝されると体は不調に陥ります。
そこで活躍するのがこの貯蔵鉄とも呼ばれるフェリチン。
いざという時のストックというわけです。
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肝臓の働きを高めるには?
まず食事で肝機能はアップします。
例えば大豆製品。
豆腐屋枝豆、納豆なんかがありますね。
ビタミンが豊富です。
次にしじみ。
よく飲み過ぎた翌日にはしじみ汁が良いなんていう話聞いたことはありませんか?
というにもしじみに含まれるタウリンが肝細胞を再生する役割があります。
ただし大量に食べるのは逆効果ですから気をつけましょう。
他には野菜でいうとかぼちゃなんかはオススメ。
煮物にしたり天ぷらにしたりとレパートリーも多いのでいろんな料理に変化が可能なのは便利ですよね。
かぼちゃに含まれるビタミンAは肝臓病にも効果があるといいますよ。
さらには梅干し。
解毒作用が高まるようです。
まとめ
存在は認識していても肝臓が何の役割を果たすのかまで知らない人も多かったのではないでしょうか。
意外といろんな働きをしていますよね。
肝臓の働きを高めるには他にもサプリなんかはオススメです。
その場合亜鉛やオルニチンなどが良いでしょう。
またアルコールは肝臓に大きな負担をかけるので控えめに。
これを気に少し肝臓のことを考えた生活を心がけていきましょう。