今ではスーパーに行けば一年中好きな野菜が彩りも鮮やかに並んでいますが、もれは栽培技術の向上や外国からの輸入で可能になったわけで、一昔前なら考えられないことだったようです。
世の主婦はこういった状況を見ているからか野菜の旬を知らない人も多いようで、時代の流れが最も反映されているのかもしれません。
こうした姿を見ていると現代の日本の一般家庭の食卓って随分豊かになってきましたよね。
しかし健康面からみるとこうした食卓はあまり良いことではないようです。
それが旬の野菜を積極的に食べないからといいます。
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旬を外れた野菜は農薬や人工肥料が必要
スーパーに並んだ野菜の中で季節外れの野菜、いわゆる旬を外れた、しかも大きな野菜が登場することがありますよね。
野菜を旬意外に収穫するには、多くの農薬や人工肥料が必要といいます。
実はここに問題があって、こうして育てられた野菜は成長が早い代わりに栄養価が低く栄養不足になる可能性が高いといいます。
また怖いのは、こうして収穫された野菜を食べることでアレルギーの原因にもなっているといいます。
あくまで噂ですが、農家は自分たちが食べる野菜と販売する野菜は作り方が違うといいます。
つまり販売用に作られた野菜は作った本人でも怖くて食べられないのです。
これが事実ならそれ相応の対応をしないと安心して食べることができませんよね。
そういった意味でも旬の野菜を食べることが重要といいます。
旬の野菜は自然環境で育ちやすいので化学肥料が少なくて済む
私も家庭菜園をしているので野菜を育てる環境はある程度知っています。
野菜によっては土の性質や土の栄養成分などが違ってきます。
つまりその地域の土や温度や湿度などの気象条件などで美味しく育つ野菜も違ってくるのです。
こうして育った野菜は使用する化学肥料も少なくて済みます。
また自然の恵みをじっくりと受けて、本来の野菜の甘みや苦みなどをもつのはやっぱり旬のものですし、価格も安くなるといいます。
なのでせっかく野菜を食べるのなら健康に良い旬の野菜を食べたいものです。
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それぞれの野菜の旬
それでは各野菜の旬というのはどの時期でしょうか?
季節別で代表的な旬の野菜を載せておきますね。
春の野菜 | 夏の野菜 | 秋の野菜 | 冬の野菜 |
カブ | かぼちゃ | えのき | かぼちゃ |
明日葉 | トマト | エリンギ | カリフラワー |
菜の花 | おくら | かぶ | かぶ |
セリ | きくらげ | かぼちゃ | かぼちゃ |
春キャベツ | きゅうり | ぎんなん | キャベツ |
しいたけ | ししとう | さつまいも | さつまいも |
セロリ | しそ | さといも | さといも |
たけのこ | しんしょうが | しいたけ | 白菜 |
グリーンピース | ズッキーニ | チンゲン菜 | ほうれん草 |
スナップエンドウ | とうがん | じゃがいも | セロリ |
アスパラガス | にんにく | 長いも | みず菜 |
新玉ねぎ | パプリカ | ごぼう | ごぼう |
にら | ピーマン | 春菊 | 春菊 |
ウド | 高原レタス | 玉ねぎ | 小松菜 |
レタス | 茄子 | ニンジン | ねぎ |
ふきのとう | ゴーヤ | レンコン | レンコン |
わらび | 枝豆 | マイタケ | ゆり根 |
生も過熱も野菜の特性を生かして食べる
野菜によっては生で食べたほうが成分が壊れないで摂取できるものもあれば加熱したほうがかえって吸収が良くなるものもあります。
たとえばキャベツに含まれる「イソチアネート」は熱に弱いので生のまま食べると効率よく吸収できます。
またニンジンやカボチャに多く含まれる「ベータカロテン」は油と一緒に摂ると吸収力がアップすると言われています。
このように野菜の特性を理解したうえで調理方法を考えると効率よく栄養分を摂取することができ、何よりも四季折々の旬を感じる楽しみがありますよね。
旬の野菜を美味しく食べて健康で元気な生活を送りたいものですね。
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