食後体がだるくなる原因については食後異常に体がだるいのは何故?
でも書いてあるように、糖尿病を疑う必要がありますが、
そうでない場合は糖質の大量摂取に原因があることが疑われます。

なぜなら糖質は血糖値を急上昇させ、時間が経つとその反動で
急激に血糖値が下がるのでだるくなってしまうのです。

また、ダイエットでも血糖値の管理は重要なポイントとなっていて
いかに血糖値が上がらないようにするかを食事で調整しなければなりません。

しかし血糖値を上げないようにするだけでだるさを解消できるだけでなく、
ダイエットに効果的となるのなら要注目ですよね。

血糖値を上げないようにするには食べ物のある指標が関係しています。

それはGI値です。

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GI値を確認して食べ物を選ぶ

GI値とは「グリセミック・インデックス」の頭文字をとって
名づけられた指標で体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計ったものです。

ブドウ糖を摂取した時に上昇する血糖値を100としたときに
相対的に数値化されているのがGI値ということになります。

このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が緩やかになるというわけです。
糖尿病の人は特にこのGI値を意識して食べるように要求されます。

ダイエットをしている人はGI値の低い食べ物を
摂るだけで面倒なカロリー計算は必要ないそうですよ。

野菜でもGI値が高いものがある。

野菜を食べていれば大丈夫とばかりに野菜しか食べない人がいますが、
野菜の中にもGI値の高いものがあり知らない間に血糖値が上昇してしまうこともあります。

これでは栄養バランスを崩すだけでだなく、かえって太る
こともあるばかりか、糖尿病を悪化させることもありえます。

糖尿病の人はもちろんダイエットをしている人も
GI値を確認して野菜を選んだほうが良いです。

たとえば人参やジャガイモがGI値の高い野菜として
あげられますから他の野菜を食べたほうが良いことになります。

理想はGI値が60以下

血糖値を急上昇させないことが理想的ですから
、GI値は60以下とされています。

それでは食べ物のGI値を見てみましょう。
参考のためにカロリーも掲載しておきます。

食べ物のGI値一覧

【穀物・パン・麺類】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
85 235 五穀米 55 126
精白米 84 168 おかゆ(精白米) 57 71
あんぱん 95 280 ライ麦パン 58 264
食パン 91 264 クロワッサン 68 448
ビーフン 88 377 そば(乾) 54 344
うどん 85 348 そば(生) 59 274
ラーメン 73 445 春雨 32 342

【野菜】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
じゃがいも 90 76 ブロッコリー 25 33
人参 80 37 白菜 23 14
山イモ 75 108 レタス 23 12
とうもろこし 70 92 ほうれん草 15 20

【肉・魚介類】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
特になし 牛レバー 49 132
焼き豚 51 172
牛ロース 46 318
生ハム 46 247
まぐろ(赤身) 40 125
甘エビ 40 87
塩鮭 47 199
ウナギの蒲焼 43 293
ちくわ 55 121

【海藻・豆類】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
こしあん 80 155 ひじき 19 139
つぶあん 78 244 昆布 17 138
青のり 16 150
ところてん 11 2

【卵・乳製品】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
特になし 生卵 30 151
牛乳 25 67
クリームチーズ 33 346
プレーンヨーグルト 25 62

【菓子・飲料】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
キャンディー 108 396 ゼリー(ゼラチン) 46 45
チョコレート 91 557 ココア 47 271
せんべい 89 373 コーラ 43 46
生クリームのケーキ 82 344 ビール 34 40
アイスクリーム 65 212 日本酒 35 103
大福餅 88 235 オレンジジュース 42 42
ポテトチップス 60 554 スポーツドリンク 42 19

【果物】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
パイナップル 65 51 いちご 29 34
すいか 60 37 キウイ 35 53
バナナ 55 86
みかん 33 45

【調味料】

GI値が高い食材(100g) GI値 kcal GI値が低い食材(100g) GI値 kcal
パン粉 70 373 小麦粉 55 366
グラニュー糖 110 387 人工甘味料 10 276
上白糖 109 384 本みりん 34 241
はちみつ 88 294 マーガリン 31 758
イチゴジャム 82 256 バター 30 154
こしょう 73 378 マヨネーズ 15 670

 

 

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基礎代謝を落とさないためにもGI値が低いものを選ぶべき

糖尿病でもダイエットでも食事制限をして基礎代謝が低下しては
かえって糖尿病が悪化したりリバウンドし易くなります。

そういったことを考えれば多少はカロリーが高くてもGI値が低い方を
選んだほうが基礎代謝の低下を予防することが出来ます。

GI値は足したり引いたりするものではないので、
料理のGI値が出るわけではありません。

出来るだけGI値の高い食材が入った料理は避けるか
GI値の高い食材だけを残すように食べればいいのです。

GI値の高い食べ物でも工夫次第で血糖値を調整できる

GI値を見ていただければ分かるように精白米は高いですが、
普通に食べると血糖値は急上昇します。

それを緩やかにする方法があります。
それは冷たい状態で食べることです。

冷たいご飯を食べると体内への吸収が緩やかになる
ので必然的に血糖値の上昇も緩やかになります。

しかし朝から冷たいご飯はちょっと・・・と考えてしまいますよね。

そんなときには前の晩におにぎりにして
冷蔵庫で保存しておけば違和感なく食べられます。

いずれにしても体のだるさを避けるには血糖値の急上昇を抑える
GI値の低い食材を選ぶか食べ方を工夫することで解決できますね。

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