肉体的な疲労は睡眠で解消できますが、精神的に溜まった疲れは質のいい睡眠が出来ないとされどんどん溜まっていくといいます。
特に現代人はストレスが溜まりやすいと言われ、精神的な疲れが溜まっている傾向にあるといいますから、これは一種の現代病と言えるかもしれません。
その現代病ともいえる精神的な疲れを改善できる方法は無いのでしょうか。
実は溜まった疲れを解消するのに腹式呼吸が効果的なんですよ。
ここでは精神的に溜まった疲れを解消できる腹式呼吸をご紹介したいと思います。
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ストレスを解消するリラックス法
人間は現代社会で生きていくには多少のストレスは付きものです。
というか、人は多少のストレスは必要なのです。
ストレスのない生活はかえって脳を衰えさせてしまいますから・・・
重要なのはストレスが溜まることをいかに発散させるかであって、少しくらいのストレスを感じても気にしないことです。
腹式呼吸でストレスを緩和
人間の呼吸は大きく分けて胸式呼吸と腹式呼吸に2つに分かれます。
読んで字のごとく胸式呼吸は胸で呼吸、腹式呼吸はお腹で呼吸ということになります。
実は呼吸の仕方により心理状態がリラックスしたり不安定になったりするのです。
溜まった疲れを解消するにはリラックスさせなけれはいけませんから出来るだけ多くの血液を巡らせる必要があります。
2つの呼吸法では胸式呼吸は浅い呼吸法なので体内の取り込まれる酸素量が少なく心理状態が不安定になりやすいといいます。
一方腹式呼吸は深呼吸で使われる呼吸法なのでたくさんの酸素を取り込んで体全体に酸素を含む血液が巡るので心がリラックスすると言われています。
なのでイライラしたり緊張したりしたら思いっきり深呼吸をすると心がリラックスして安定するのです。
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イライラした時に心を落ち着かせる方法
イライラした時に腹式呼吸をすると心がリラックスすることが分かりましたが、イラっとした時って自分をコントロール出来ないことが多いですよね。
そんなときに冷静になって腹式呼吸といわれても無理かもしれません。
そんなときにおススメの「セルフコントロール」方があるんですよ。
それは自分を客観視することです。
イラっとしている自分は他人からどのように見られているのか?ということを常日頃考えておくことです。
たとえば
●あいつ相当頭にきてるな
●あいつスネているな
●あいつ手が震えているぞ
など自分で自分がイラっとしている時のイメージを植え付けておくのです。
こうすることでイライラしたりかっとなったりしたときにワンテンポ置いて腹式呼吸が出来るようになります。
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正しい腹式呼吸法
腹式呼吸といってもお腹に空気を入れるわけではありませんよ。
胸式呼吸と同様肺に空気を取り入れるのです。
ただその時に横隔膜を上下させることで肺を思いっきり大きく膨らませることで出来るだけ多くの酸素を取り込むといった考え方です。
横隔膜が目いっぱい下がった時に圧迫された内臓によってお腹が出てくるのでいかにもお腹で呼吸しているようにみえるのでそう呼ばれたのでしょう。
腹式呼吸は、まず足を肩幅くらいに開き姿勢を正して肩の力を抜きます。
そしてまずは口から息を思いっきり吐き出します。
そしてお腹を膨らませて息をお腹にいっぱい吸い込むイメージで鼻から空気を吸い込みます。
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腹式呼吸のコツ
いまひとつ腹式呼吸のコツがつかめないという方は、ガラス磨きのときにハーと息を吹きかけますよね。
それとマッチの火を消すときにも息を吐きますよね。
両方とも息を吐くことには違いは無いのですが、ガラス磨きの時に吐く息はお腹の底から吐くイメージですよね。
そのイメージが腹式呼吸で息を吐く時です。
腹式呼吸の方法が分かったところで今度イラっとしたりかっとなったりしたときに是非試してみてください。
きっと心が落ち着いてストレスが溜まることが無くなると思いますよ。
私は仕事でイライラした時には必ず腹式呼吸をして心を落ち着かせるようにしています。
同じ仕事が6年以上も続いてきたんですから効果があると確信しています。