人それぞれやめられない癖はあるものですが、中でも無意識のうちにやってしまっているのが貧乏ゆすり。
誰でも知っていて、そして誰もがやった経験のあるものでしょう。
しかし、この貧乏ゆすりという名前、ちょっと変わっていますよね。
貧乏とつくのには何か理由があるのかないのか…
そこで今回は貧乏ゆすりの名前の由来を見ていきます。
貧乏ゆすりってどうしている貧乏ゆすりっていうの?
貧乏ゆすりってまず何なのか正しく理解しているでしょうか?
私たちが座っている時によく見られるもので膝や体の一部を無意識のうちに小刻みに動かしてしまうことを指して言います。
原因はストレスが大きく、イライラしている時なんかによく見られます。
また血行不良などの場合にも、貧乏ゆすりが起きると言われています。
この貧乏ゆすり、日本人特有のものというわけでもなく、またマナーが悪いというマイナスイメージも世界共通のようです。
ただ貧乏ゆすりといった変わった名前で呼んでいるのは日本だけのようですね。
例えば英語圏などでは、単なる「膝の揺れ」というように表現することがほとんどです。
貧乏ゆすりの語源は諸説あり、中でも有力なのが貧乏ゆすりの小刻みな動きを貧乏な人が真冬に寒さで震えている様に例えてそう呼ばれ始めたというものです。
また貧乏な人ほど、裕福な人よりもせかせかと働いているという揶揄から貧乏ゆすりとよばれたという説もあるようです。
他にも貧乏神は足を揺すった人に取り憑くなどといった言い伝えのようなものまであります。
完全に解明がされているわけではないのではっきり由来は断言できないのですが、実際に貧乏ゆすりが起こる原因と名前の由来とは全く関係がないようですね。
ちなみに貧乏ゆすりの正式名称というのはないようです。
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名前からは想像がつかない!意外な貧乏ゆすりの効果
貧乏ゆすりは、貧乏とつくだけになんとなく良い印象はないですよね。
実際、やっている人は無意識でも周りの人から見たらちょっと不愉快に感じたりもするものです。
しかし実はこの貧乏ゆすり、意外なメリットがあるということもわかっています。
その一つがストレス解消。
貧乏ゆすりをするとセロトニンと言って精神安定の働きをする成分が分泌されることがわかっています。
また意識的に行っているものではないものの、ふくらはぎの運動にもつながりますから例えば飛行機に乗っている際に心配されるエコノミー症候群やむくみなんかも改善する効果が見込まれています。
他には貧乏ゆすりをすることで体温上昇効果もあり、冷え解消にもなるともいいます。
さらに集中力が上がるとも言われているので仕事の効率が上がるとも言われています。
もっというと意外なことに医療現場でも貧乏ゆすりの効果は注目されていて、股関節のリハビリで有効的に働いたり、精神疾患の患者さんが集中力を高めるために医師から勧められることもあるようです。
ある調査では貧乏ゆすりの多い人は死亡リスクが低いということもわかっています。
単なる癖だと思われがちな貧乏ゆすりですが、実は私たちの身体のトラブル改善にも役立っていたんですね。
貧乏ゆすりをすると貧乏になるなんていう人もいますが、そうとは言い切れなさそうです。
まとめ
貧乏ゆすりは今も昔もよく思われないマナーの一つです。
実際、江戸時代くらいから川柳などでマイナスの言葉としてすでに使われていたようですね。
ただ、単に行儀が悪いものというだけでなく身体からのSOSでもあるということは覚えておきたいです。
貧乏ゆすりが多い人は何かしらのトラブルを抱えているのかもしれませんよ。
意外なメリットもあるので人目に触れない場所で行うと良いでしょう。