ふくらはぎがだるいと感じたことありませんか?
ふくらはぎがだるいと歩くのも億劫になって仕事や家事もやる気が起きないってことありますよね。
ふくらはぎがだるいと感じるのは、多くがむくみや疲れなど、単純な原因が多いのですが、気をつけないといけないのは、ふくらはぎにだるさに隠れた病です。
とかくだるさや疲れの代名詞とも言われるふくらはぎ。
しかしふくらはぎは「第二の心臓」ともいわれる重要な部分です。
ここではふくらはぎのだるさについて調べてみました。
ふくらはぎがだるいと感じる原因
ふくらはぎがだるい原因は、その多くが冷えによるもので、長時間歩いたり立ちっぱなしなどによるだるさは割と少ないようです。
長時間歩いたり立ちっぱなしなどの筋肉疲労は、ふくらはぎというよりかは全身のだるさといった方が良さそうですしね。
気をつけないといけないのは、ふくらはぎのだるさに病が隠れているかもしれないということです。
たとえば、
●下肢静脈瘤:ふくらはぎ周辺の血管が浮き出て見える
●間欠性跛行:足のだるさやしびれ、時には歩行困難になることもある
●肝臓の病気:肝臓の機能が低下するとふくらはぎにだるさを感じる
など。
これらの病は専門医に診てもらい治療を優先させた方が良いでしょう。
それでは最も多い「冷えによるふくらはぎのだるさ」について見ていきましょう。
ふくらはぎは第二の心臓
冒頭でも書きましたがふくらはぎは「第二の心臓」とも言われ、血液の循環に大きく関わっています。
心臓から送りだされた血液は全身を流れますが、足に行った血液はその後重力に逆らいながら上半身へと向かいます。
心臓から最も遠い場所へ血液を運ぶためには血液を送りだす力が必要ですが、その助けとなるのがふくらはぎなのです。
というのもふくらはぎの内部を流れる血管には「弁」が付いており、ふくらはぎの筋肉を使うことで弁が働き血液を上半身へと送り出すことができるのです。
いわばふくらはぎも心臓と同様、ポンプのような役目をしているのです。
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ふくらはぎのポンプが働かなくなると冷えて血流が悪化
ふくらはぎが血液を送り出すポンプの役目をしていることが分かったところで、もしふくらはぎの筋肉を使わないとどうなるのか考えてみましょう。
ふくらはぎの筋肉を使わないと血管の弁が使われないことになるので、当然血流が滞ってしまいます。
すると常に新鮮な血液を必要とする全身の組織を活性化させることができなくなり冷えやむくみといった症状が現れます。
それだけではありません。
心臓や脳をはじめとした全ての臓器の機能も低下してしまうので動脈硬化や貧血、下肢静脈瘤といった病気になる可能性も高くなります。
つまり運動不足はあらゆる病の元になっていることであり、常日頃から軽い運動が推奨されるのはこうした理由があるからです。
ふくらはぎがだるい時の解消法
ふくらはぎがだるく感じる時って全身が重く感じますよね。
こうなると動くのも億劫になり、睡眠の質も下がることになるので、よけいにだるくなってしまいます。
ふくらはぎのだるさが病気で無ければ殆どが「むくみ」や「冷え」からくるものなので、ちょっとした工夫で解消することができます。
体が冷えないようにする
エアコンがガンガンに効いた部屋で長時間過ごしたり、冷たいものばかり飲んでいると体が冷えて血液の循環が悪くなります。
その結果ふくらはぎが冷えてだるさを感じるようになります。
体が冷えないようにエアコンを調整するか、服装を工夫するなどして血流が滞らないようにしましょう。
また、でできるだけ温かい飲み物を摂るようにしましょう。
どうしても冷たいものが飲みたいときには、いったん口の中に含んでから飲みこむようにすると多少は冷えを避けることができます。
運動不足の解消
これは世間一般でよく言われていることですが、運動不足は健康に最も悪い習慣です。
ふくらはぎのだるさ解消に限らず、健康面でも軽い運動を習慣付けることをお勧めします。
ただし、運動といっても筋トレのような激しい運動は必要ありません。
20分程度のウォーキングで十分です。
夏でも湯船に浸かる
夏になると暑いからとシャワーで済ます人が多いですが、血行促進の観点からも湯船に浸かることが重要です。
湯船に浸かればふくらはぎの筋肉も解れて温まるので血流も良くなります。
余談ですが痔を患った人は特に湯船に使って肛門周辺をマッサージすると血流が良くなるとされています。
ふくらはぎも湯船に浸かってマッサージをすることで全身に血液が流れやすくなるというものです。
マッサージ方法は、両手で足首を掴み、雑巾を絞るような形でマッサージします。
それを少しずつ上にもっていき太ももまでマッサージします。
これを5~10回症状に応じて行うと効果的です。
またツボやストレッチでも効果的と言われています。
お疲れBody体質改善プログラムでもいくつか紹介されているので実践してみてはいかがでしょうか
ただしここで気をつけないといけないのは、ねん挫など筋や筋肉を痛めた時には温めるのは症状が悪化するので禁物です。
すぐに氷で冷やして、寝る時には湿布を貼るようにすると治りが早いです。