代謝はだるさや疲れを左右する重要な要素であることはよく知られていることですが、日頃の生活で代謝を高めることもできれば、下げてしまうこともあるのはあまり知られていません。

何時までも元気でいられるように出来れば代謝の良い生活を送りたいですよね。

それでは代謝を高める生活ってどのようなものなのかを考えていきましょう。

代謝の良し悪しは日頃の積み重ね

代謝はその日をどのように過ごしているかで、その差は歴然と言われています。

それでは代謝を高める生活と代謝を低下させる生活を比較してみましょう。

たとえば朝起きるときでもパット早起きして朝食をしっかり摂るのと、寝不足気味で朝なかなか起きることができず朝食を抜いて出勤するとではもちろん前者の方が代謝を高めることになり、後者は代謝を低下させる
生活スタイルということになります。

また通勤途中は代謝を上げるのに最も適した時間帯です。

エレベーターやエスカレーターよりも階段を利用する、自転車よりも早歩きなど、せっかく代謝を上げるチャンスなのに楽な方を選択して代謝を低下させてしまいます。

生活スタイルの大きな違いは、活動量の差に比例します。

1日中ダラダラと生活して居るよりも何事もテキパキとこなすほうが消費カロリーも増えるし全身の血流が良くなり結果として各機能の働きも活性化されるのです。

このように生活スタイルをちょっと変えるだけで代謝を高めることができ、仕事の効率もアップするどころか健康的な生活が送れるようになるのです。

つまり基本的には何事も楽をしようとすればそれだけ衰えるものなのですね。

代謝量は朝高く夜低い

私たちの体は「サーカディアンリズム」と呼ばれる変動リズムがあり、1日24時間の中で毎日同じように変動を繰り返していて代謝量もこのリズムの中で変動します。

24時間の中で最も代謝量が高いのは朝起きてから昼までで、その後夕方から徐々に下がっていき睡眠中が最も代謝量が低下します。

なのでサーカディアンリズムを基本に生活していくことで代謝の効率が大きく異なってくるのです。

 

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朝は代謝量が高いので朝食は消化し易い

ダイエットでは朝食をしっかり食べて夕食は軽くすませるといった方法が採られることがありますが、これは朝の代謝量が高いからで、いくら食べてもどんどん消化されて熱として発散されます。

一方夜は代謝が低下するだけでなく副交感神経が優位になり腸の働きが活発になるので食べた物が栄養として吸収されやすくなります。

ダイエットで夕食を軽くすませなければならないのはこうした理由があるからです。

また、朝食にしっかり食べると脳が覚醒するので代謝がより活発になり、その日の代謝をより高い状態を維持しようとします。

朝食を抜いて夜しっかり食べる生活パターンは脂肪を蓄積させるばかりか仕事の効率も下げ、良いことは何もありません。

まさにサーカディアンリズムに合わせた生活がだるさや疲れを左右すると言えますね。

仕事を家庭内に持ち込まない

サーカディアンリズムに合わせた生活において重要なのが生活のメリハリです。

時間が足りないとばかりに会社の仕事を家庭まで持ち込んで夜遅くまで“残業”している人は、疲れが翌日まで疲れが残り結果として代謝が低下してしまいます。

サーカディアンリズムでは日中交感神経が優位になることで仕事をテキパキとこなし、夜は副交感神経が優位になるので休息をするといったリズムが理想的です。

なので、仕事は基本的に会社で終え、家庭ではゆっくりと休むか自分の好きなことで楽しむことが代謝をアップする考え方です。

どうしても仕事がこなせないとなったら、朝早く起きて仕事を完成させた方が代謝や仕事の効率が両方ともアップします。

季節によっても代謝量が変わる

代謝量は1日の中で変化するだけではなく、季節によっても変わります。

夏は代謝量が低く、冬は代謝量が最も高くなります。

これは冬は気温が低いので体温が下がらないように代謝量を増やして体内から熱を発散させているからです。

逆に夏は気温が高いので代謝量が低くても体温維持が可能なのです。

つまり冬は代謝量が高いのでいくら食べても太り難く、夏は太りやすいのです。

ダイエットは冬の方が簡単なのはこういった理由があるからです。

イメージ的には汗をかき易い夏の方がダイエットに適していると考えがちですが・・・

以上代謝の良い生活がどのようなものかお分かりになったと思いますが、基本的には1日をダラダラと過ごすのではなくメリハリを付けてテキパキと体を使って過ごすということですね。

もちろん時間にもメリハリを付けてってことですよ。

夜更かしは健康に良くないですからね。

それと起床時間を統一させることが体のだるさを解消させるにも書いている通り、朝は決まった時間に起きることも重要です。