体のだるさや疲れは原因さえはっきりしていれば解消することはできますが、何をやっても解消しないってことありますよね。
私も若いころから体のだるさや疲れが取れないといった症状が続いていて、サプリメントを飲んで乗り切ってはいるんですが、経済面で考えれば飲まないほうがいいのは明らかです。
とはいえ目の前にある簡単な方法でだるさや疲れを解消したいと思うのは誰しも同じ。
そんな誘惑に負けじと体のだるさや疲れの解消法が無いのかいろいろと調べてきましたが、今回注目すべき情報を見つけたのでここにご紹介したいと思います。
それは、体が硬いことが体のだるさや疲れに関わっているというのです。
だるさや疲れの原因
そもそも体のだるさや疲れにはどのような原因からくるものなのでしょうか。
筋肉の疲れは睡眠や休息で取ることが出来ます。
しかしストレスによるだるさや疲れは睡眠や休息では取ることが出来ないといいます。
なぜなら自律神経が乱れているからです。
というのも自律神経が整っていれば内臓の機能は安定し、栄養を消化・吸収・分解して必要な栄養分は全身に送られ、疲労物質や老廃物は体外に排出されるからです。
また自律神経が整っていれば睡眠の質も向上して疲れやだるさが残ることは無いといいます。
逆に言えば自律神経が整っていないと睡眠や仕事、余暇など日頃の生活においてフルに活動できなくなるのです。
自律神経は交感神経と副交感神経で構成されていますが、バランスが整っていることが重要で、どちらかが優位になってしまうと疲れやだるさが取れなくなってしまうといいます。
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体の柔軟性は血行に影響する
体の柔軟性とはいわゆる体の柔らかさで、一般的には柔らかいほど怪我が少なく疲労回復も早いといいます。
また運動をするときでも動作に余裕が出来るために技術能力が高くなります。
いいかえれば体が硬いと動作範囲が狭くなりケガをし易くなるばかりか、体の硬さによる緊張状態が代謝や血行を悪くすると言われています。
つまり、肩こりや腰痛などの筋肉の緊張状態は、体のあらゆる機能を低下させていると考えられているのです。
体力測定で柔軟テストがあるのも、自分の柔軟性を自覚することで健康に配慮しましょうということなんですね。
体が硬いということは筋肉にコリが発生し、血行が悪くなっているといいます。
血行が悪ければ内臓の機能が低下するために体全体の機能が低下することとなります。
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柔軟性には2種類ある
柔軟性には大きく分けて「静的柔軟性」と「動的柔軟性」の2つに分けることが出来ます。
1.静的柔軟性
関節の動く範囲のことを言い、可動域が広いほど体が柔らかいことになり、逆に可動域が狭いほど体は硬いということになります。
一般的に体が硬い、柔らかいというのは静的柔軟性のことをいいます。
2.動的柔軟性
関節の可動域において動き易さのことをいい、柔軟性が高いほど素早い動きやしなやかな動きが可能になります。
野球やサッカーなどのスポーツをする時には高い動的柔軟性が要求されます。
これらのことからスポーツをしていない一般の方にとっては、それほど高い動的柔軟性は必要ないので、静的柔軟性を高める方が良いということになります。
無理なストレッチは怪我の元
体の柔軟性を向上させればだるさや疲れから解放されるとばかりにいきなり無理なストレッチは怪我の元です。
体の硬さは人それぞれですから、他人と同じことをすれば良いという単純なものではありません。
また、どこかが痛かったり体調が思わしくない時には体を動かすことは控えたほうが良いです。
まずは無理の無い範囲で少しずつ柔軟性を向上させましょう。
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ラジオ体操が効果的
体の柔軟性を養うのに最も安全で効果的な運動がラジオ体操です。
ラジオ体操なら全身の筋肉や関節を動かすように考案されているので、誰でも行うことが出来ます。
子供のころから小学校で頻繁にやらされたはずで、体が覚えているでしょう。
子供のころはただ気だるかったラジオ体操も、大人になってやってみるとけっこうな運動量なのです。
ラジオ体操を取り入れている会社も多く、仕事の前に全員で行っている光景を目にします。
一人でも出来て、しかも時間や場所も選びません。
体一つで出来るのでラジオ体操で自分の柔軟性に自信がつけばテレビや本で紹介されているストレッチなどにも挑戦してみてはいかがでしょうか。
ただし無理は禁物です。
あなたが気持ちが良いと感じる範囲で行ってくださいね。
あなたに合った運動であれば翌日スカッとして凄く快適な気分になるはずです。
そのあたりを微調整しながら自分に合った運動を探してみてくださいね。
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