骨や内臓の筋肉の元になる大切な栄養素であるタンパク質。
三大栄養素の一つであるタンパク質は肉や魚、大豆に卵に多く含まれていますよね。
そんなタンパク質を含む食材を毎日欠かさず食べていますが、タンパク質の不足が良くないことは知られていますが、実は摂り過ぎても良くありません。
私達の体は日々タンパク質が生成されては分解するというサイクルを繰り返しています。
なので分解された分のタンパク質はその都度生成させる必要があります。
つまりタンパク質は体内で生成することが出来ないので、食事から補う必要があるのです。
そうすることでだるさや疲れを解消することが出来るといいます。
ただタンパク質の過剰摂取にも注意しなければなりません。
それでは一日にどれくらいのタンパク質を摂れば良いのでしょうか?
ここではだるさや疲れを解消するタンパク質の一日摂取量の目安について注目していきます。
タンパク質が不足すると抵抗力が下がる
タンパク質は筋肉や骨、内臓や髪の毛、爪や皮膚、脳や免疫まで、体が働くのに重要な役割を担っています。
またタンパク質はエネルギー不足になると、必要な分だけかりだされてエネルギー源になることもあるといいます。
もしタンパク質が不足するとこうした体の機能が働かなくなります。
●新陳代謝が低下する。
●各臓器の機能が低下する
というのは、タンパク質が不足すると、生命維持のために優先順位としてまずは細胞が作られることに回されるため、免疫機能に送られるべきタンパク質が不足するため抵抗力が低下してしまうからです。
ダイエットでの食事制限によるタンパク質の不足はメタボになる
ダイエットで原料のためにカロリー制限をしていると、体は筋肉を分解することでタンパク質をエネルギーに換えようとします。
そのため、筋肉量が減って基礎代謝が下がり抵抗力も落ちます。
それだけではありません。
タンパク質が不足すれば内臓に脂肪がつき易くなり、メタボの原因になる可能性があります。
肌のツヤも無くなりシワやたるみの原因にもなります。
また髪の毛もタンパク質でできているため不足すれば真っ先に髪の毛に何らかの症状が現れます。
なぜなら髪の毛に送られる栄養素は一番最後に余った分だけしか届けられないからです。
たとえば髪の毛がバサバサになったりツヤが無くなったり、酷くなると脱毛にも繋がりかねません。
タンパク質の過剰摂取は腎臓に負担をかける
しかしタンパク質も摂り過ぎると腎臓に負担をかけることになります。
なぜなら腎臓の機能というのは、タンパク質を分解してできる老廃物や、余分な水分や塩分を尿として体外に排出しているため、腎臓の機能がオーバーワークになるからです。
したがって腎臓病や元々機能が低下している人はタンパク質の摂取量に気をつけなければなりません。
よく腎不全で人工透析をしている人に対してはタンパク質やカリウムの制限をしていますが、ただでさえ腎臓の機能が低下しているところに過剰なタンパク質が摂取されれば機能が持たないからです。
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タンパク質の一日推奨量
厚生労働省の発表によるとタンパク質の一日あたりの摂取量は、
●男性:60g
●女性:50g
とされています。
これを食材に置き換えると
●肉100g
●魚70g
●豆腐1/2丁
●卵一個
●納豆1パック
と各食材のどれか一つを一日に
●男性なら4~5品
●女性なら3~4品
が適量とされています。
ただしこれらの数値は一般の健康な人の数値であって、日頃運度をしている人はもっとタンパク質を増やす必要があるので専門家と相談すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
タンパク質を疎かにしていると体は悲鳴をあげてしまうのです。
日頃から一日の目安量をしっかり守って大切な体をタンパク質不足にならないように労わってあげてくださいね。
そうすればだるさや疲れから解放されるかもしれませんよ。