糖質制限

近頃糖質制限と筋力トレーニングで短期間に腹筋が割れるとかダイエット出来るジムがさかんにテレビで宣伝していますが、目標を達成するには糖質として米を食べないことが条件とされているようです。

米は炭水化物ですが、人間の体内で消化されてブドウ糖屁と分解・消化されます。

つまり米も食べれば糖質になるわけですから体重が増えるのは理解できますよね。

そんな米を制限することでダイエットが出来ると言われれば説得力もあるし、事実結果も出ているようですからこうしたシステムが支持されるのでしょう。

しかし、糖質制限をしていると倦怠感を覚える人も多いといいます。

しかも米は日本人が昔から食べてきた主食ですから、本当に米を食べないで大丈夫なのか気になりますよね。

そこで糖質制限が体にどのような影響を与えるのか調べてみました。

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糖質制限で痩せるのは最初だけで疲労感が残る

ダイエットをする時の糖質制限といえば多くの場合ご飯を抜くことになりますが、体重が落ちるのは多くの場合最初のうちだけで、こういった食生活を続けていると疲れが抜けないと訴える人が多いといいます。

なぜなら糖質も人の体に必要な栄養素だからです。

糖質は消化されるとブドウ糖に変り、肝臓や筋肉内でグリコーゲンとして蓄えられ、これがエネルギーになります。

これが必要な時に分解されてパワーとして使われるのです。

なので、米をはじめとした炭水化物を抜けば体内では糖質不足になり、本来肝臓や筋肉に蓄えられるべきグリコーゲンが不足してエネルギー不足になるのです。

また糖質不足は肝臓や筋肉の機能低下も招くので、倦怠感が長引く場合は糖質不足を疑っていいかもしれません。

確かに糖質のとり過ぎは肥満や生活習慣病を招くなど悪影響はありますが、本来摂るべき糖質を制限することは健康面で感心できることではないそうです。

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糖質制限は腹もちが悪くなる

糖質制限をする食事とは、肉、魚、野菜といった食事になりますが、こうした食事は栄養面からみて非常にバランスを欠いた、いわゆる“偏食”にあたります。

こういった食事は全体としてカロリー不足になりがちなため、次の食事までにお腹が空き過ぎてしまい、砂糖の入った甘いお菓子や飲料を摂ってしまいがちになるため、かえってカロリーオーバーになってしまうことも多くなります。

早い話糖質制限した食事は腹もちが悪いということです。

これではダイエットの意味がありませんよね。

 

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糖質制限は便秘になる

ご飯は炭水化物だけで出来ているわけではありません。実は食物繊維や水分も含まれているのです。

なのでご飯を制限するということは食物繊維と水分も制限するということになります。

腸は一定の便が溜まるとぜんどう運動で体外に排出しようとしますから、便の量が減れば自然と便意をもよおすことも少なくなります。

こうなると便は腸に長い間留まることになりしだいに水分が抜けて硬くなります。

糖質制限すると便秘になるのはこういった仕組みがあるのです。

糖質制限は内臓が疲弊する

そもそも糖質制限は糖尿病患者が行うものであって一般人は対象にしていません。

なので、ダイエットのためにと糖質制限を行えば、胃腸、肝臓、腎臓などの臓器を機能を低下させ、倦怠感を引き起こすことになるのです。

また糖質制限は米をはじめ豆類、イモ類など腹もちが良い食材を食べないために満足感が得られず結果として食べ過ぎてしまいます。

しかも炭水化物以外なら何を食べてもいいとわれていますが、焼き肉や空揚げなどの脂っこい食べ物ばかりになりがちで、これらの脂肪分が脳を刺激して食欲が増しこれまた食べ過ぎてしまいます。

これが脂肪肝になったり血液中の中性脂肪が増加したりして結果、内臓を疲弊させる原因となっているのです。

したがって糖質制限をするときは医師の監視の元で行う様にしてください。

自己流で糖質制限を行うと思わぬところで障害が現れるかもしれませんよ。

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