体がだるい原因で考えられるもので少しだけ触れましたが、腎臓の機能が低下すると体がだるくなるという理由が知りたくて詳しく調べてみました。

腎臓は体内の老廃物が混じった血液をろ過して、老廃物を分離して体外に排出する機能があり、腎臓に何らかの要因で機能が低下すると老廃物が溜まり易くなりだるさや浮腫みといった症状が現れます。

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腎臓は血液をきれいにしてくれる

腎臓腎臓の機能はこれだけではありません。

他には、

体内の水分と電解質の調節
血液のPH調整
血圧調整ホルモンや赤血球製造ホルモンの分泌

といった働きがあります。

腎臓は血液を通して体全体の循環を調整してくれる大切な臓器と言うのが判りますね。

こうした働きは年齢を重ねるごとに徐々に落ちていき、高齢になるほど腎臓の機能が落ちるリスクが高まります。

そのリスクは1歳につき1%低下すると言われています。

なので20歳で腎臓機能が100%働いている人は、70歳になると50%と半分まで落ちてしまうことになります。

したがって年齢を重ねるごとにだるくなるリスクが高まることになり、
腎臓機能が落ちないようにすることがだるさを解消できるカギになるかもしれません。

腎臓機能が落ちるとどのような症状が現れるのでしょうか。

 

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腎臓機能低下による代表的な症状と対処

腎臓機能が低下すると次のような症状が現れるとされています。

1.体がだるい
2.浮腫みがある
3.目まいがする

このような症状を放置していると慢性腎臓病になる可能性があります。

それではどのようなことに日頃から注意しておくべきでしょうか。

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塩分を制限

塩分腎臓の機能が低下した状態では、塩分が排出され難くなっています。このために塩分を摂り過ぎると血圧が上昇し体が浮腫むようになります。

ただし、塩分が腎臓に負担をかけるからと言って全く塩分を摂らないと言うことは逆に良くありません。

人は1日に摂取すべき塩分は6mgまでとされているので、3~6mgに抑えるのが理想的とされています。

また高血圧の人は特に塩分を控えることが大切とされています。

たんぱく質の制限

たんぱく質
たんぱく質は、代謝された後の老廃物が血液中に溜まります。

たんぱく質を摂り過ぎると、血液中の老廃物をろ過する腎臓に負担がかかってしまいます。

腎臓機能を保つためにはタンパク質の摂取を控えるべきで、1日の摂取量(体重1kg当たり0.6g/日)の半分以上が目安になります。

体重60kgに人なら1日のタンパク質は36gということになります

ただし、たんぱく質を減らしても摂取カロリーを減らしてはいけません。

摂取カロリーを減らしてしまうと自分の筋肉を分解して不足分のカロリーを補おうとするからです。

これではせっかくたんぱく質を制限したのに意味がありませんね。

たんぱく質を制限しながら摂取カロリーを守るには、
蛋白質以外の栄養素である「糖質」「脂質」を補給します。

「糖質」と「脂質」はカロリーが高くたんぱく質が無い食品だからです。

活性酸素の抑制

今や健康番組でも盛んに言われている活性酸素ですが、あらゆる臓器の機能に関わっているとされています。

腎臓の機能も活性酸素に影響すると考えられることから活性酸素を抑制することも考えなければいけないといいます。

ただし、ある程度の活性酸素は細菌やウィルスの除去にも必要なことから、
余分な活性酸素を除去してくれるものを摂取すると効果的といわれています。

それが水素水で、今さかんにメディアで取り上げられています。

美肌やアンチエイジングなどにも効果的といわれていますから、自宅に水素水サーバーでも置いておくと便利ですよね。

睡眠や運動

腎臓も他の臓器と同様、定期的に休ませなければなりません。

そのためにはしっかりと睡眠をとることが必要で、
しかも質の良い睡眠が望まれます。

質の良い睡眠をとるには軽い運動をして適度に体を疲れさせることが必要です。

また、サプリメントを利用して少しでも睡眠の質を高めるという方法もあります。

腎臓病は多くが生活習慣病からきているので、軽い運動は重要です。

注意しなければならないのは過激な運動で、かえって腎臓に負担をかけることになるので注意が必要です。

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