仕事や家事などで無理し過ぎると交感神経優位の状態が続き、
呼吸が浅くなり、やがて酸素が欠乏することで体がだるくなります。

このようなときに効果的と言われているのが深呼吸です。

深呼吸と言えばラジオ体操くらいしかしないという人も多いと思いますが、
日ごろから意識して深呼吸をすることで体からエネルギーがみなぎるようになるそうです。

なぜそのようなことが言えるのかというと、
人間の細胞は酸素でエネルギーを作っているからです。

 

 

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深呼吸は体中に効率よく酸素を供給できる

顔色の悪い男性あまり知られていませんが、辛いことや悲しいことがあって無理をすると酸素不足になります。

実際に辛いことが長引くとやつれたり顔色が悪くなること多いですよね。

これはすべて酸素が不足しているような状態なんだそうです。

そんなときに深呼吸をして体内に大量の酸素を送り込んでやると血液中のヘモグロビンによって体中に
酸素を運んでくれるので顔色が良くなります。

また深呼吸はやり方を工夫することで自律神経をコントロールする
スイッチの役目を果たすこともできるといいます。

自律神経とは体のだるさと免疫力の低下で書いてある通り、
人が意識しなくても働いてくれる神経です。

心臓の鼓動、発汗などがそれに相当します。

つまり深呼吸をすることで気分を落ち着かせて自分の体を安定させ、
集中力を高めたり活動的になれるというのです。

肺を意識して働かせることが自律神経を刺激する

人の臓器の中で自分の意思では動かせない自律神経と
自分の意思で動かすことができる運動神経の両方に支配されているのが肺です。

深呼吸によって意識的に肺を働かせることで、
普段は自分の意思で働かせることができない
自律神経を刺激してバランスを整えるといった考え方です。

大まかにいうと、
息を吸うときに交感神経が優位になり、
吐くときに副交感神経が優位になるとのこと。

実際に私もテレビを見ていて眠くなった時に
深呼吸をして大きく息を吸うとなぜか目が覚めます。

きっと大きく息を吸うことで交感神経が優位になるのでしょうね。

呼吸には腹式呼吸と胸式呼吸がある

肺と横隔膜呼吸には腹式呼吸胸式呼吸の2種類あることはよく知られていますが、どのような違いがあるのでしょうか。

腹式呼吸は横隔膜が上下することで肺を膨らませたり縮ませたりして酸素を取り込む方法です。

ゆっくりと酸素を取り込むので副交感神経が刺激されてリラックスできるようになります。

胸式呼吸は胸筋の働きにより肺自体が前後左右に動いて酸素を取り込む方法で、女性に多い呼吸方法です。

というのは女性には子宮や卵巣を持っているのでそれを保護するためなんだそうです。

 

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ポイントはたくさん吸って長く吐く

深呼吸のポイントはただ深く吸って吐くだけではありません。

重要なのは、できるだけたくさん吸って、
吐くときには吸った時よりも意図的に長くすることです。

この方法で行われるのが腹式呼吸で、横隔膜がより大きく上下するので
腸が刺激されて副交感神経が優位になるといわれています。

また、
血圧降下、ホルモン分泌、免疫力強化、ストレス軽減など、
腹式呼吸には様々なメリットがあります。

腹式呼吸のやり方は次の通り

1.立って背筋を伸ばし、胸を張りながら、へその下にある「丹田」をこれ以上凹まないところまで息を吐きます。
2.これ以上吐けないところまで来たら、鼻から息を吸ってへその下を膨らませます。
3.口をすぼめてゆっくりとコントロールしながら息を吐きます。息を吸った時の2倍くらい時間をかけます。

これを計1分くらいかけることが最も効果的と言われています。

ただ慣れないうちは20~30秒くらいでもOKです。

徐々に長くしていきましょう。

集中力ややる気を出したいときには胸式呼吸

体のだるさと免疫力の低下で書いてある通り、
交感神経を刺激してやる気や集中力をアップしたいときには胸式呼吸が有効です。

胸式呼吸のやり方は次の通り

1.立って背筋を伸ばし、両手を軽く握って耳の高さまで持ってきて、そのまま肘を両サイドに開きます。
2.口から勢いよく一気に空気を吸い込み、胸が膨らんだところで一呼吸おきます。
3.スッと肩の力を抜くと肘が下がるので、その時に息を吐きます。

これらの方法を5回ほど繰り返すと酸素が大量に肺に取り込まれるので、
血のめぐりも一気に良くなり、脳に酸素が送られるので
意識がはっきりとして集中力ややる気がアップできるというものです。

以上深呼吸を簡単にまとめてみましたが、
腹式呼吸と胸式呼吸の使い分けで毎日が快適に過ごせますよ♪