「体がだるくてしかたがない」とよく耳にしますが、これって医学的には本来あるべき体調ではないそうです。

なので、「だるいから仕事をやる気がしない」「だるいから朝起きれない」なんて自分なりに納得しているのはただの自己解釈みたいなものらしいです。

まあそれはいいとして、もし日頃から常にだるさを感じているのなら、それは食事や睡眠を含む生活習慣や生き方に問題があると言います。

tainaidokei
体内時計が狂うと何故だるいの?で書いてあるように、人類は太陽が昇ったら目覚めて、太陽が沈んだら眠りに付くと言うスタイルで進化してきたとされています。

ところが現代は夜でも明りが利用できますから、ついつい夜更かししてしまいがちですよね。

付き合いもあって徹夜で遊んでしまうこともあるでしょう。

こうした夜更かしや徹夜が体のだるさの大きな要因になっています。

日光浴睡眠の専門家によると理想の睡眠時間は7時間とされているそうですが、そこで大学生を数人集めてある実験を行ったとのこと。

大学生を午前0時前に眠るチームと0時を過ぎてから眠るチームに分けて血液中のリンパ球の数値割合を調べたところ、午前0時前に眠っていた大学生32%と正常値の範囲だったのに対し、0時を過ぎて眠っていた大学生27%まで低下していたそうです。

リンパ球は体内に侵入してきた外敵から守る免疫システムなので、この3%の差は大きいと言います。

そして免疫力が低下している人は「体のだるさ」を感じるといいます。

実際に子育てをしているとこのことがよくわかります。

子供たちが夏休みや冬休みになると夜更かしをして風邪を惹く姿を何度も見てきましたから。

そんな時には早く寝るように言いますが、その時は素直に従うのにしばらくするとまた夜更かしして風邪を惹くんですよね~ 

まさに喉元過ぎれば・・・ですよね(^^ゞ

ちなみに私は若いころは11時過ぎまで起きていましたが、50歳を過ぎた今では10時~10時半くらいにまでには寝るようにしています。

 

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自律神経が乱れると免疫力も低下する

体がだるい原因で考えられるもので書いてあるとおり、人の活動は多くは「自律神経」に支配されていて、心臓の鼓動や呼吸、内臓の動きなど、意識してもできないことは全て自律神経がつかさどっています。

そして自律神経は「交感神経」と「副交感神経」に分かれていて、これがバランスよく働いてくれれば健康状態が良好ということになります。

交感神経は日中活発になって活動的にさせてくれます。

これは交感神経が心臓に働きかけて鼓動を早くして血流を早くすることで呼吸を速くして心身ともに興奮状態を作り、活発に活動しやすくなります。

副交感神経は交感神経と逆で、夕方から活発になりゆっくりとリラックスしている時に活性化します。

たとえば休憩している時とか、食事をしている時などです。

これが日中の活動で溜まった疲れやダメージを修復して、元の元気な状態に戻してくれる役目があります。

風邪を惹いた時によく寝ると治りが早いのは副交感神経が修復してくれるからです。

つまり副交感神経がしっかりと働いてくれれば体のだるさや疲れは翌日までには解消してくれるんだそうです。

したがって生活習慣や生き方で副交感神経の働きが追いつかず、だるさや疲れが残ったままになり、いつまでたっても体のだるさを感じることになるんだそうです。

副交感神経を働かせるマッサージ

副交感神経の働きが追い付いてしっかりと修復してくれればだるさや疲れは解消するのですが、何かとストレスの多い現代社会において交感神経の働き過ぎで修復しきれないことも多いはずです。

体のだるさを解消する目覚めがすっきりするストレッチで書いているストレッチも良いですが、だるい時ってストレッチをすることすら億劫になってしまうんですよね。

そこでおススメなのが爪マッサージです。

爪の近くにあるツボをマッサージすることで血流が良くなり、副交感神経の働きを優位にしてリンパ球を増やす作用があるんだそうです。

場所は爪の生え際の両サイドです。

だるさを解消するツボ図にある赤いポイントです。

ここを片方の親指と人差し指で摘まんで、ちょっと痛いくらいに10秒くらい強めに押したり揉んだりしてマッサージします。

これを1日2~3回行なうと効果が実感できるとのこと。

また一本の指だけでなく全ての指の爪をマッサージすることが免疫力をアップさせるコツとのこと。

1カ月ほどでだるさが少しずつ解消されるそうです。

もし効果が実感できない時は10秒を15~20秒くらいに伸ばすと効果が実感しやすいそうです。

ちなみに各場所の効能は次の通りです。

親指呼吸器系(肺、喉など)
人差し指消化器官(歯、胃腸など)
中指循環器官(心臓、冠動脈など)
薬指ホルモンなど
小指血液の循環や栄養の吸収など

場所によって効能が違うので気になる部分を重点的にやると良いそうです。

ただやはり全ての場所をマッサージすることが重要なのでバランスよくマッサージしてください。

とても簡単でいつでもどこでも出来るのが良いですよね。