体のだるさを解消してくれることでも知られている筋トレですが、ほとんどの方がたくさんトレーニングをする方が体に良いと思っているようです。
しかし、そのやり方によっては逆効果になることもあるのを知っていますか?
というのは、毎日や一日おきの筋トレがストレスになることもあるからです。
これは精神上のことではなく肉体的なストレスを指すのです。
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毎日や一日おきの筋トレは逆効果
何故毎日や一日おきの筋トレが肉体的なストレスになるのかというと、筋肉が太くなるには段階を経るシステムになっているのに、一つの段階を邪魔してしまうからです。
筋肉が太くなる段階は筋肉を鍛えるということは、筋肉に負荷をかけて傷つけ、それが修復する段階で前よりも丈夫な筋肉にしようとする性質を利用しています。
筋肉の修復には2日ほどかかるので、その間は筋肉を休ませた方が良いのです。
ところが、修復されている期間にまた傷つけることになってしまうので、筋肉にとっては迷惑極まりないのです。
怪我をして治りかけたところに、カサブタを剥がしてまた出血してしまうようなものです。
ちなみに私は20年くらい前からスポーツジムに通って筋トレをしていますが、週に2回マシンを使って筋トレをしています。
私の場合は健康管理が目的なので週2回ですが、ジムには毎日来ている人も多く、そう言う人に限ってなかなか筋肉は太くなっていません。
それに筋肉モリモリの人が毎日通っているのは見たことがありません。
なので筋トレを2日休むことって重要なんだなってことはよく理解できます。
したがって、筋トレは毎日でも1日おきでもなく、3日に1回が理想的ということになります。
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運動に適した時間帯
成長ホルモンこそが筋トレのカギ
筋トレは、3日に1回が理想的ということが判りましたが、これを効率的に行う筋トレがあります。
それは「加圧トレーニング」です。
筋トレをすると筋肉に「乳酸」と呼ばれる疲労物質が溜まり、その情報が脳に伝達されることで成長ホルモンが分泌され筋肉が大きくなるとされています。
つまり成長ホルモンを多く分泌させることで効率的に筋肉を大きくさせることが出来るのです。
これを可能にしたのが「加圧トレーニング」です。
テレビやジムなどで盛んに宣伝しているトレーニング法で、多くの有名人も実践していると言われています。
「加圧トレーニング」とは専用のベルトで腕や脚を締めつけて筋肉に流れる血液を制限して負荷をかける方法で、無酸素運動の効率アップが出来る画期的なトレーニングと言われています。
この方法でトレーニングをすると成長ホルモンが通常のトレーニングに比べて何百倍も分泌されると言われていて、筋肉が早く大きくなると言われているのです。
つまり加圧トレーニングは、血行をわざと止めることで無酸素状態を作り出し、乳酸を効率よく出させることで成長ホルモンの分泌を増やして筋肉を大きくさせるのです。
またこうしたスポーツジムには多くが水素水サーバーを設置するところが増えており、筋肉の疲労回復に貢献しているようです。
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加圧トレーニングに近いトレーニング
これだけ効果の高いトレーニング方法ですから皆さん実践したいと思うでしょう。
しかし、加圧トレーニングは血液の流れを止めるわけですから、素人判断で行うと全く効果が無いか、やり過ぎると命の危険があるので注意が必要です。
そこで加圧トレーニングとまではいかないにしても、それに近い方法があるのをご紹介します。
それは通常のトレーニングをゆっくりとしたテンポで行うことです。
たとえばスクワットなら1分で10回くらいはできるでしょう。
これを1回にするのです。
30秒で腰を落とし、そして30秒で元に戻すと言った具合です。
このときに気を付けるのは呼吸の回数を減らすことで、できるだけ無酸素状態にして行うのです。
このゆっくりとした筋肉の動きが脳には負荷の大きい運動と理解されるんだそうです。
つまり脳が負荷の大きな運動と錯覚して成長ホルモンを多く分泌させるのです。
ただ実際にやってみるとけっこうキツイです(^^ゞ
ゆっくりした動きの太極拳もこんな感じなんでしょうね。
けっこうキツイらしいですから。
とはいえ通常の筋トレに比べて効率が良いのですから時間の無い人にはオススメです。
この方法なら血液の流れを制限しないので安全な方法ですしね。
直前にバナナ、直後にタンパク質を食べる
筋トレをもっと効率よくするには栄養を摂ることも重要です。
筋肉を作る材料を積極的に摂ることで筋肉を効率的に大きくできるからです。
筋トレは無酸素運動なのでどうしても糖が不足しがちになると言われています。
すると体は筋肉中のタンパク質から糖を作り出してしまうそうです。
つまり筋肉に必要なタンパク質が筋トレで消費されてしまうのです。
これではせっかくの筋トレが筋肉を小さすることになってしまいます。
そこで事前に摂っておきたいのが必須アミノ酸を多く含むバナナです。
バナナをトレーニングの30分前に食べるのが効果的と言われています。
そしてもう一つ重要なのがトレーニング後のタンパク質です。
これはトレーニング後10分以内に摂らなければ効果が無いそうです。
タンパク質と言えば「プロテイン」がよく知られていますが、サプリでもチーズでもかまいません。
どちらか一方でも効果があるとのことですが、トレーニング前後に食べておけばより一層効果的と言われています。
これで筋肉を鍛えれば体温が上がり、だるさや疲れも解消できるかもしれませんよ。
ちなみに私はトレーニング後には「プロテイン」を飲んでいます。
気のせいか筋力が付いたような気がします。
いずれにしても筋トレで効果を発揮するには基本的な体力が必要といいます。
まずは自分の体と正直に向かい合うことが大切ですね。
何事も無理は禁物ですから。
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