殆どの人は朝起きるときに
「もう少し寝たい」
「あと5分だけ寝かして」
「あと10分」
など、
起きることを先延ばしをして布団をかぶってしまうといったことを経験していることでしょう。
特に冬の寒い朝なんかは温かい布団の中が天国のようですから、もっと寝ていたいという気持ちはよくわかります。
また仕事が忙しかったり、仕事に行くのが億劫なときにはなおさらすぐに起きたくないものです。
しかし、こうした行動はかえって疲れを溜めてしまうことになるってことをご存知ですか?
「あと5分だけ・・・」は脳が不満シグナルを体中に送る
人は眠い時に「あと5分寝たい」「あと10分寝たい」と思うのは、まだ寝足りないという気持ちがあるからです。
その「まだ寝足りない」という気持ちは、睡眠が足りないという「不満」があるからで、あと5分、あと10分と余分に寝たところで解消できるものではありません。
こうした気持ちで目覚めれば不満を抱えたままで起きることになるので、脳はもちろん不満を抱えたままになります。
脳はその不満を体中にシグナルとして送ることになるので疲れが増幅してしまうのです。
なので疲れを取りたい、その日1日を元気でいたいと思っているならこうした不満を持たないようにしなければなりません。
2回の伸びとよく寝たと思い込むことをルーティーンにする
毎朝もっと寝ていたいという気持ちは、実際に睡眠が不足しているのではなく、睡眠不足と思い込んでいる目覚め方をしているからです。
これは非常にもったいないことで、目覚めたときに思い切ってバッと起きることが最も元気でいられる起き方なのです。
寝起きに2回の伸びが眠気を消すでも書いてあるように、寝起きの2回伸びと「よく寝た」と思い込むことが大きな効果を発揮するのです。
目覚めたらまずは布団の中で2回大きく伸びをして、「ああ~よく寝たなあ」と自分に言い聞かせることが重要です。
こうした行動を習慣化していくことを「ルーティーン」と呼んでいます。
ラグビー日本代表の活躍で一躍時の人になった五朗丸さんがキックの前に行っているポーズがルーティーンです。
メジャーのイチローも打席に立つと前方にバットを立てるポーズをとりますが、これもルーティーンです。
自分の力を目いっぱい発揮できる方法としてルーティーンを行っているのです。
決してオマジナイではありませんよ。
つまり目覚めの2回の伸びと、よく寝たと思い込むことをルーティーンにすることでその日1日元気でいられるのです。
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寝起きは脳をリセットさせる絶好の瞬間
朝目覚めたときに2回の伸びと「よく寝た」と思い込むことをルーティーン化していくと、毎日の生活で疲れにくくなっているのに気が付くようになるといいます。
それだけではありませんよ。
脳がリセット出来てやる気が出るんです♪
脳は睡眠中にその日の情報を整理して整える作業を行っています。
それは朝起きるときに「よく寝た」という満足感に浸っている時に最も効率よく整理されるように出来ています。
これは脳が「よく寝た」と思うことによる“満足感”に浸ることで、やる気物質の「ドーパミン」が分泌されるからです。
緊張する場面でもリラックスできる
目覚めの伸びとよく寝たという思い込みがルーティーン化されると、脳が整えられるだけでなく人前で発言したり重要な取引先とのやり取りなど、緊張する場面でもリラックスできて自分が持っている力を出
し切ることが出来ると言われています。
人は目覚めたときには緊張する瞬間であるといわれています。
それを2回伸びして緩めた時に体全体が脱力してリラックスした状態になります。
そして「よく寝た」と思い込むことで気持ちを前向きにしていい気分になります。
このルーティーンを繰り返して行うことで知らないうちに緊張する場面でリラックスして力が発揮できるようになるといいます。
人前で緊張して上手く喋れないという方はご自分の目覚めを今一度見直してみてはいかがでしょうか。
私もそうですが大勢の人前で発言すると頭が真っ白になって言葉に詰まってしまい、満足に自分の言いたいことが発言できないことが多々あります。
確かにこれまでの私は目覚めの伸びなどしたことは無く、いつも疲れてだるいことが多かったような気がしています。
今は目覚めに2回大きく伸びをして、よく寝たと自分に思い込ませるようにしたら、心なしかその日が元気でいられるようになりました。
今度人前でしゃべる機会があったらこのルーティーンが発揮できるかもしれませんね。
あなたもよかったら試してみてください。
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