低血圧って朝だるかったり疲れが取れないとか朝起きられないなど、いつも弱弱しいイメージがある体質のように感じますよね。
しかし、妻が低血圧で朝起きられないので朝食抜きの生活をしているサラリーマンも少なからずいるようですが、実際に血圧を計ってみると自分の方が低血圧だったなんて話もよく聞きます。
そんな笑い話は置いといて・・・
本当に低血圧で体調がいつもすぐれない人が多いことも事実で、特に女性の低血圧が5人に一人と男性に比べて多い傾向にあるようです。
しかしメタボでもよく知られている高血圧は、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高いとも言われる中、低血圧であればこのようなリスクを考える必要も無くかえって長生きする傾向にあるようです。
しかも日常生活に支障が無ければ心配する必要も無いそうです。
また低血圧は年齢とともに動脈硬化が進めば血圧も徐々に高くなってくるので、高齢になって改善することも多いといいます。
しかし単に低血圧と言ってもいろんなタイプがあり放置していけない低血圧もあるそうで・・・
低血圧は3種類ある
低血圧には次のような種類があります
「症状性低血圧症」
薬の副作用や心臓、甲状腺の病気によるもの。
「本態性低血圧症」
原因不明 下半身の筋力不足が影響しているという説もある。
「起立性低血圧症」
急に立ち上がった時に目眩や立ちくらみが起こる。
脳の血液が下半身に急に下がるために、脳が一時的に酸素不足になることが原因。
この中で最も多い低血圧は「本態性低血圧症」で病ではなく生まれつきの体質なので心配する必要のないそうです。
先にも書いたとおり高齢になれば改善することもあるようなので放置しておいても問題ないと思われます。
ただし自分で勝手に決めることは危険なので一度検査をしてもらうことをお勧めします。
そのうえで病的なものでなければさほど気にする必要も無いでしょう。
ただ、頻繁に目眩や立ちくらみを起こして生活に支障があるとなれば改善する必要があります。
生活に支障をきたす低血圧の改善にはどのような方法があるのでしょうか。
低血圧の人は血流が悪い
低血圧は簡単にいえば流れている血液の勢いが弱い状態で、全身にうまく血液が行きわたらないので元気が無くなり低血圧特有の「朝起きられない」といった症状が出てきます。
車に例えるとガソリンが上手く流れなくなりエンジンがかかり難いと同じようなものです。
こう考えると高血圧は血液が勢いよく流れ過ぎて全身の臓器に負荷がかかって身体が不調になり、低血圧は血液の流れが悪くなって全身の臓器に酸素が十分に行き渡らくなるのでこれも身体が不調なるわけです。
血圧は高過ぎても低過ぎても全身の臓器に負担がかかるんですね。
コレを踏まえて低血圧の改善について考えてみましょう。
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低血圧は最高血圧が100mmHg以下のこと
調子が悪くなって病院に行くと、診断で血圧を計ることが多いですよね。
ちなみに私はいつも正常値で低血圧も高血圧も心配ないと言われています。
低血圧はその時に計る血圧の高い方で100mmHg以下のことをいいます。
これは心臓から全身に送り出される血液が血管を通る時に血管にかかる圧力のことをいい、正常であれば上が120mmHg未満、下が80mmHg未満(年齢により変化)に収まります。
低血圧は上が100mmHg未満ですから120~100mmHgに収まっていれば問題ないことになります。
低血圧ではないかと不安な方は一度測定してみましょう。
血圧の測定は病院だけでなくスポーツシムでも出来るので一度問い合わせてみてください。
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低血圧の改善は規則的な生活習慣
低血圧の改善には規則正しい睡眠と食生活が最も重要と言われています。
特に食生活は大きなポイントで、低血圧の人は朝食を抜いてしまうことが多い傾向にあるので、欲が湧かなくても少しでも口に入れるなど、朝食を食べることを習慣にすることです。
ちなみに低血圧の人は高血圧の人と違って塩分を控える必要が無いので、ご飯と味噌汁といった和食中心の朝食がおススメです。
また血液の流れを良くするために軽い運動をして筋肉を使うことも改善できるポイントです。
ウォーキングや水泳などの有酸素運動を日課にする程度で十分です。
無理に激しい運動をしても怪我をしたり続かなければ意味が無いですからね。
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