一口に運動といっても目的が違えばやり方も違ってきます。
栄養面や負荷の度合いなどは重要な要素ですが、意外と知られていないのが時間帯です。
たとえば運動に適した時間帯にも書いてある通り、ダイエットであれば、極端な空腹時を避けることを考えれば夕方4時位が効果的だったり、筋トレであれば、日中の活動によって筋肉が付き易い4時~5時だったりなど。
これがダイエットでもなく筋トレでもなく、ただの健康維持のための運動となるとまた違ってきます。
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朝の運動は怪我の元
昔からよく言われているのが、
●朝運動すると気持ちが良い。
●朝運動することで気持ちが高揚して仕事もはかどる。
といった考え方がありますよね。
私なんかも30代のころは早朝野球をしていましたが、確かに運動したその日は程よい疲れがあっていかにも健康に良いような感じがしていたんですよね。
最近では早朝登山も流行っているようで、登山をして朝日を拝むことで仕事にも集中できるといったことから注目されるようになったみたいです。
ところがこうした考え方はあまり勧められるものではないというのです。
というのは怪我をしやすいことと疲れてしまうことだそうです。
確かに若いころの私の場合は早朝5時に起きて7時くらいまで思いっきり走り回ってから朝食を食べて仕事をしていましたが、気持ちは良いものの疲れてしまうんですよね。
それに中にはアキレス腱を断裂する人も少なくなく、確かに怪我はしやすいような気がします。
なので朝過激に運動することで仕事に集中できるのかと言えばそうでもないというのが正直な感想です。
朝は交感神経がものすごく高い時間帯
朝は交感神経がとても高い時間帯といわれ、血管が収縮して血流もあまりよくないといいます。
血管が収縮しているので筋肉も硬くなり、体も硬くなります。
体が硬い時間帯に運動すれば怪我をしやすいのは簡単に想像が付きますよね。
高齢者だとなおさらです。
心筋梗塞や脳梗塞も朝が多いと言われているくらい朝というのは運動をする準備が整っていないんでしょうね。
こうした状態でウォーキングをしても疲れてしまい、たとえ運動をしたというモチベーションアップにつながったとしてもそれは気のせいで、実際は仕事をする前にすでに疲れていて、仕事の精度も下がってしまうといいます。
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運動に適した時間帯
スポーツ医学では早朝練習は避けるべきと判断
昔ならスポーツ選手は早朝から激しい練習することも当たり前のようでしたが、スポーツ医学の様々な研究の結果、朝の練習は怪我に繋がり易いことが判り、見直されているようです。
こうしたことから朝はリスクをとって運動をするよりも、頭を使ってのトレーニングのほうが安全で効率が良いとされています。
いまはスポーツといえども頭を使うことが要求されているようですから、トレーニングは時間帯で振り分けたほうが良いみたいですよ。
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夕食後の30分以上の軽めのウォーキングがベスト
朝は運動をしてはいけないとしたら何時が良いのかというと、食後から就寝1時間前までの時間帯に軽いウォーキングをすることだそうです。
というのは、夜は副交感神経が優位になるので体はリラックスをもとめるようになるからです。
つまり夜に息が切れるような運動をすると本来ならリラックスモードに入らなければならないときに目が冴えてしまい睡眠に支障が出てしまうからです。
これは自律神経を整えることを目的としているために軽い運動をしたほうが健康的ということなんだそうです。
日中働いてさらに夜運動するなんてよけいに疲れてしまうのではないか?と思うかもしれませんが、これがちょっと違うといいます。
というのは、日中は脳を使って仕事をしているために疲れの質が違うので体の疲れが足らないからです。
脳を使って働くことでもけっこうなエネルギーを使うので仕事が終わるとドッと疲れを感じますが、これは血流が悪くなることで疲れを感じるといいます。
なのでこの血流が悪くなった状態を軽めのウォーキングで改善することで自律神経が整い、かえって疲れが取れるというわけです。
また朝と違って夜は体が柔らかくなっているので怪我のリスクも少なくなります。
朝は脳を使う時間帯
運動は夜が良いのなら朝は脳を使う運動が効果的といいます。
何故なら、人は睡眠中にその日のことを生理整頓して朝にはきちんと作業が出来るように準備万端な状態になっているからです。
実際に私の知人は朝5時に起きて論文執筆等の創作活動をして、プログラミング等の苦手な作業は朝に行うことは避けているそうです。
こういったことは人生に成功している人に多いそうで、自分なりにいろいろ工夫して行き着いたのが、朝脳を使う作業をすることになったのでしょうね。
だいたい時間を有効に使う人は仕事にも遊びにもメリハリがついて見るからに余裕が感じられますよね。
私も見習いたいです(^^ゞ
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