運動前には必ずストレッチをするように教えられませんでしたか?

私はジムで教えられました。

体が硬いうちに運動すると筋をいためたりすることがあるので、
全身の筋肉を延ばしておくようにと・・・

ところがプロのスポーツ選手も怪我の予防にとお決まりの
ストレッチを十分にしているにもかかわらず相変わらず
肉離れや筋の損傷などの怪我が絶えないといいます。

こうした事実から最近のスポーツ医学ではこれまでの
ストレッチは危険ということになっているらしいのです。

一体どういうことなのか調べてみると意外な事実が判りました。

 

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筋肉には2種類ある

人間は歩いたり走ったりスムーズな運動ができますが、
これは2種類の筋肉が連携して働いているからといいます。

それは縮むときに働く「屈筋」と
伸ばすときに働く「伸筋」だそうです。

たとえば、肘を曲げるときに力こぶができますが、
この筋肉は「上腕二頭筋」と呼ばれ、これが「屈筋」。

一方肘を伸ばすときに働くのが二の腕にある「上腕二頭筋」
と呼ばれる筋肉で、これが「伸筋」とされています。

人間の体はこの2種類の筋肉が体全体を取り巻いて
様々な運動をすることができるようになっています。

これらの筋肉が働くためには十分な
血液の流れが必要になってきます。

その血液の流れを調整するのが自律神経ですから
間違ったストレッチをすることで自律神経の
バランスを崩してしまうと言われているのです。

つまりストレッチも自律神経のバランスを考えて
「屈筋」と「伸筋」の両方がまんべんなく動かし、
血流が良くなって温まるストレッチの仕方が必要なんだそうです。

筋肉は一度伸ばすとなかなか元に戻らない

また、筋肉は一度伸ばすと元に戻るまでに時間がかかるといいます。

伸ばすことで柔軟性も損なわれ、可動域も狭くなるといわれています。

これに加えて自律神経のバランスが崩れれば
かえって怪我の原因になり易いそうです。

さらには、ウォーキングのような軽い運動ならストレッチは
むしろ行わないほうが安全とさえ言われているのです。

それなら運動前には一切のストレッチは行う
必要が無いのかと言えばそうでもないといいます。

 

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運動前のウォーミングアップは必要

何もせずにいきなり運動をすることは、
これまた怪我の元になると言われています。

要は体全体で行うことと関節の動きを良くすることが重要といいます。

巷で教えられるストレッチってアキレス腱を伸ばしたり、
肩甲骨から上腕にかけての筋肉を伸ばすような、
体の一か所だけを伸ばすストレッチが一般的ですよね。

このようなストレッチは全身の筋肉のバランスを
壊してしまう危険性があるといいます。

これらのストレッチは今後一切忘れて関節を滑らかにする準備運動
というイメージを頭に置いてもらったほうがいいそうです。

バランスのとれた準備運動

バランスのとれた準備運動とは先にも書いたとおり、
体全体でストレッチを行うことで偏ってはいけないといいます。

正しいストレッチは引っ張る動作と伸ばす動作を同時に行い
自律神経のバランスを整えるやり方で、同時に
関節の動きを良くするストレッチを行うことです。

この方法は運動前だけでなく調子の悪い時や、
ここぞというときにも効果的といいます。

たとえば、
両手を真上に伸ばした状態で左右に倒せば、わき腹を伸ばしたり
縮めたりすることが同時に行われることになりますよね。

また、
同じような考え方で両手を前方に伸ばし、左右に引っ張ることでも
胸の筋肉と肩から背中にかけての筋肉は伸びたり縮んだりしますよね。

こうしたストレッチを運動前に行うと怪我の予防になるそうです。

ただし注意しなければならないのは力を入れるときに息を吐きながら行うことです。

それにしても子供のころから教えられてきたストレッチが間違っていたとは、
これまで何のために行ってきたんでしょうね((+_+))

とはいえスポーツ医学も日々進化しているようで、
そのうち常識を覆す考え方が発表されるかもしれませんね。

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