健康のためにとウォーキングに励んでいる方も多いと思いますが、どれだけ歩けば健康に良いのか疑問に思う方も多いと思います。

厚生労働省の推奨は「1日1万歩」となっていますよね。

実際に医者に聞くと必ず「1日1万歩歩きなさい」と言われます。

それで実際に1万歩を歩いてみると、これがけっこうキツいんですよね~ 

何せ1時間半以上は歩かないといけないのですから・・・

というわけで私自身毎日30分のウォーキングをしていますが、だいたい歩数は3000歩くらいです。

生活の中の歩数を加えるとだいたい5000~6000歩前後ではないかと思われます。

正直ちょっと足らないかな?って感じはしますけど、これ以上歩くと疲れるんですよね~

また年齢を重ねるごとに睡眠時間が短くなってきましたが、ウォーキングをした日としない日では睡眠時間が全然違うんですよね。

私は毎晩10時くらいには寝てしまいますが、ウォーキングをした日は翌朝の5時に目が覚めるのに対して、ウォーキングをしていない日の翌朝は4時に目が覚めてしまうんですよね。

ウォーキングをするだけで睡眠時間が1時間も違ってくるんです。

つまりそこそこ運動して疲れていないと十分な睡眠が取れないのです。

これなら1万歩歩けばさぞぐっすり眠ることができるのに・・・と感じていました。

ところが、最近になって「1日1万歩は健康に悪い」といった話題を耳にして驚いているんですよ。

そこで1日1万歩がどうして健康に悪いのかが気になって調べてみました。

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厚生労働省が主張する1日1万歩の根拠

厚生労働省によると日本人の平均摂取カロリーは2200kcalとなっています。

その中で生命維持に必要なカロリーはおよそ1300~1500calとなっています。

歩いたり動いたりすると600~800kcal消費されますが、多くの人は1日あたり100~300kcal余ってしまう計算になるといいます。

体重が60kgの人が100歩歩くと約3.3kcal消費されるといわれていることから、余ってしまう100~300kcalのカロリーを消費するにはざっくり計算して1万歩ということになったそうす。

ところがこの「1日1万歩の根拠」という定説が崩れつつあるのです。

 

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15年にわたるデータを分析

東京都健康長寿医療センター研究所 運動科学研究室長の青栁 幸利氏によると、群馬県のある町に住む65歳以上の住民5000人を15年にわたって追跡調査を行ったところ、誰もが健康になれる歩き方が分かったそうです。

それによると多く歩けば健康に良いというものでは無く、歩き過ぎるとかえって健康を害することもあるんだとか。

その理由は歩き過ぎると免疫力が低下するからといいます。

運動のし過ぎで動脈硬化に

ある人がメタボと診断されて以来ウォーキングを始めたところ、それだけでは飽き足らずランニングを経てトライアスロンをやるまでになったそうです。

トライアスロンを始めてから1年半後、体は引き締まって見るからに健康体に見えたといいます。

ところがその後手足のしびれやふくらはぎの痛みを訴えるようになり病院で診断してもらったところ「動脈硬化」だったそうです。

その男性にはトライアスロンという運動は激し過ぎたのです。

年齢を重ねると血管の修復が追いつかなくなる

動脈硬化という病は血管が硬くなる病で、血液に中性脂肪やコレステロールが多くなることが原因で起こりますが、もうひとつの原因が血管壁の修復です。

若いころは血管が傷ついても修復され奇麗になっていますが、年齢を重ねるごとに修復力も衰えて追いつかなくなるのです。

その結果血管が細くなったり硬くなったりして柔軟性が無くなるのです。

つまり年齢に適した運動量というものがあるのです。

1日8,000歩と20分の中程度の運動

それではどのくらいの運動が理想的なのかというと、1日8,000歩と20分の中程度の運動を組み合わせたものだそうです。

中程度の運動とはダラダラ歩くのではなく早く大股で歩くことで、スピードでいえば何とか会話ができる程度の速さということになります。

したがって中程度のウォーキングを20分と、生活の中で犬の散歩や掃除などを加えて1日8,000歩になるのが理想的ということです。

こうしてみると私が行っているワーキングは30分ですがそこそこ大股で早歩きなので運動量は理想的かもしれませんね。

これからも続けていきたいと思います。

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