痔は最近では3人に1人くらいの割合で悩まされています。
中でもいぼ痔は多くいぼが肛門付近にできるのですが、排便時なんかに強く痛む場合があります。
しかし場所などによってはいぼ痔になっているのにもかかわらず痛みを全く感じない場合も…
痛くなければ殆どの人は放置しておくかもしれませんが、ひょっとして悪化すれば手術することになるかもしれません。
そこで今回は痛みのないいぼ痔に注目し、治療の必要性があるのかみていきます。
いぼ痔があっても痛みがない場合、治療は必要?
いぼ痔というと痛いイメージがありますが、必ずしもそうではありません。
というのもいぼ痔には実は二つのタイプがあって肛門の内側にできる内痔核と、外側にできる外痔核に分けることができます。
このうち外痔核は強い痛みを伴うことが多く、内痔核に関しては痛みがない場合もあるのです。
ただあくまで傾向であって必ずしもそうではありません。
進行度合い、また場所なんかも痛みの有無を左右します。
そして痛みはないけれどいぼ痔に気づいた場合にどうすれば良いのか…
迷うところですよね。
場所が場所だけに放置しがち
治療は面倒だし、恥ずかしい気もするから放置しておいても大丈夫だろうと思う人が大半なのではないでしょうか。
結論から言うと自然に治る痔も確かにあります。
あわせて読みたい:いぼ痔は自己流では治らない!?
ただ、単に放置するのではなく生活習慣などを見直し十分にケアができた場合だけです。
痔になるのには、いくつかの原因が重なっておこっている場合がほとんどです。
体のだるさや疲れ、ストレスなど、いぼ痔になる原因は間接的な物もあります。
あわせて読みたい:いぼ痔になる原因の一つにストレスが関係している?
それを改善しない限りはどんどん進行する可能性が高いのです。
そうなると、いぼが肛門から出てきて痛みが出たり、他にも様々なトラブルの原因になります。
最悪手術しかてがない状態にまで至る可能性もあるのです。
そうならないためにもやはり痔に気付いた時点で受診をオススメします。
デリケートな場所で躊躇しがちですが、デリケートな場所だからこそ、早めの対策が必要なのではないでしょうか。
これ以上悪化させないために
そうは言ってもやっぱり自分でどうにかしたい!と言う場合にまず改善して欲しいことがいくつかあります。
一つ目は座りっぱなしや立ちっぱなし。
立つのもダメなの?と驚くかもしれませんが実は立ったままも血行を悪くするのでNGです。
結果的に肛門あたりに血がたまる原因になります。
このうっ血が結果的にいぼ痔をつくるのです。
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便秘で痔が悪化
また最近便秘気味ではありませんか?
というのもあまり共通点がないように思えますが、実は痔の多くが便秘によるものなのです。
ですから便秘が治ったら痔も治ることは珍しくないんです。
便秘の解消法としてはやっぱり食事の見直しから。
発酵食品、また食物繊維を多く含む野菜、あるいはバナナなどの果物などお通じに良い食べ物はたくさんあります。
積極的に取り入れましょう。
また水分不足も便秘の大きな原因ですからこまめな水分補給は必須です。
ちなみに控えて欲しいのは香辛料。
唐辛子やタバスコなんかがそうですね。
好きな人はしょっちゅう食べていたりします。
しかし実は香辛料は便として体外に出る際に腸、肛門に大きな刺激を与えます。
そのため炎症を起こしたりして結果的にいぼ痔の原因になっていることもあるのです。
辛いものが好きな人にとっては、少し辛いですがほどほどにしましょうね。
まとめ
痔と一口に言っても種類も様々ですし、痛みの程度なども様々です。
ただ何もせず同じように生活していけば必ず悪化すること間違いありません。
まだ痛くないから…と放置せず、痛くないうちに気づけただけでもラッキー。
早めに受診をしましょう。
ちなみにいぼ痔の場合、手術も多く不安に思う人もいますが、いぼの切除以外にも注射で痔を小さくする手術など治療法は様々です。
あわせて読みたい:いぼ痔の手術費用とリスク
専門医と相談しながら治療の方針も決めていけば良いでしょう。